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Under the Rose グレゴリー×ライナス

穴埋め小ネタ。ヤマなし意味なしオチなし。『薔薇の下』3男×5男。『蜂蜜薔薇』時代。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

組み敷いた赤毛が俺の律動に合わせて揺れる。
同時に小さなうめき声も。
のけぞる肩を片手で押さえもう片方の手を腰に沿え、制止の声も無視し、
俺は、奴の、中へ、熱を解放した。

湯を浴び身を清めて戻ってくると上半身を起こしぼんやりとしていたライナスと目が合った。
「なんだ」
「いいえ、なんでも」
ふっと穏やかな笑みを浮かべライナスはのろのろと動き出した。
床に散らばった己の衣服を拾い、ゆっくりと身に着けていく。
シャツを羽織り、ボタンを留め、ズボンに足を通し、サスペンダーを留め・・・
「あの、そんなに見られているとやりにくいんですが」
眉根を寄せ苦笑する。お人よしを絵に描いたような表情。
無性に腹立たしくなり、後ろから手を引きもう一度ベッドに引き込んだ。
「っ・・・!グレグ、いきなり何をするんですか」

抗議の声など無視し首に噛み付く。
ぎりぎりと肉を引きちぎらんばかりに。
「い、いたいいたい!やめてくださ・・・やめ、おい止めろって言ってんだろーが!!」
俺の頭を殴ろうと振り上げられた手が下ろされる前にどんっと思い切り突き飛ばす。
一瞬何が起こったのかわからない、といった間抜けな顔をした後、
状況を理解したのか思い切り睨みつけてきた。
「さっさと出て行け。ここは俺の部屋だ」
「勝手なことを・・・!」
「明日もあのおろかな庶子たちに知恵を授けてやるんだろう牧師様」
「あの子達は素直ないい子だ。そんな言い方は止めろ」
「俺はアルの決定には従う。だが認めたわけではない」
「くっ・・・」
そうしてライナスはさっさと部屋を出て行った。
扉がしまりきる前に、ちらりとこちらに目をやって。
その目に確かに憎しみが浮かんでいる事に安堵した。
「そうだ。それでいい」
俺もお前を憎んでいる。今までもこれからも。
どうかいつまでも憎ませてくれ。
俺にお前を許させたりしないでくれ。
俺を許したりしないでくれ。
いつまでも、俺にお前を穿つ理由を与えてくれ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!5ナンシテンモカキタイカモ


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