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浮かれクリスマス

一角獣、鍵盤四弦鍵盤
ほのぼのというか、アホかも
少し早いクリスマスネタ

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「えーっと、あれは準備したし、これもあるし……」
部屋の中を歩き回って、クリスマスパーティー準備に余念ないのは一角獣の鍵盤さん。シャンパンにケーキ、ターキー……そう呟いて、ふと見上げた先のハンガーにかかったサンタの衣装を見て、ニヤニヤしだす。
かかっているのは男物のサンタ衣装(上だけ)とミニスカサンタの衣装。どちらとも着たら確実に裾は膝より上だ。
「絶対似合うよね、これ」
着せる相手は同じバンドの四弦さん。
「……楽しみだ」
すぐそばに鏡があるが、彼はそこをスルーしてベッドの周りも確認する。何故鏡をスルーしたのか……理由は簡単。自分の浮かれた格好を見て冷静になりたくなかったから。
……なにせ、トナカイの全身タイツ着てるからね。頭の片隅に冷静な自分がいるからあえて見ないふり。
全て確認して時計を見ると約束の時間。駐車場に着いたら連絡が来るはずの携帯は沈黙したまま。

ソワソワしだした彼は携帯を手に取って電話をかけてみた。
『……もしもし~』
「あ、まだつかな……」
『今起きたよ~ねーねー、迎えに来てよ』
がっくりとうなだれる彼は力無い声が思わず漏れます。
「……マジ?」
『ごめんね?』
首を傾げて、かわいい声で謝ってるのが解るだけに文句を言えなくなった彼は、すぐ迎えにいくから準備して待ってるように伝えて電話を切りました。
「俺、甘いね」
一人呟きながらバタバタ衣装を脱いで着替えます。

彼はまだ知りません。ドアを開けたらそこに寝てたはずの人が立ってる事を。呆然としている間に部屋に上がられてトナカイ衣装を彼が着てしまう事も。
必然と言うか、なし崩しにサンタの衣装を着せられて……美味しくいただかれてしまう事も、四弦さんが鍵盤さんをいただくことを最初から狙っていた事も、鍵盤さんは知りませんでした。
ま、きっとそうなっても幸せ何でしょうけども。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

クリスマスに浮かれる鍵盤を書きたくて書いたら、もれなく、腹黒四弦がついてきたんだ…
色々スマソ
でも後悔はしていない

  • 是非、喰われてしまう阿部さんを書いてください。続きが読みたいです。 -- 2009-12-23 (水) 20:47:58

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