カワの光を求めて
更新日: 2011-04-25 (月) 08:42:07
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )
日本ホモ協会のアニメ「カワの光」で
ドブネズミの「紅蓮」と
「田ー田」と「地ッ地」のお父さん(名前不明なので仮に「北斗」と)
プラトニックで紅蓮×北斗
「生まれてくることは、もと来た場所へと戻ってゆくこと
静かなそこは暖かい光を湛え 僕らを待っていてくれる…」
ガラス窓のむこうの大きな月を見つめながら
いつものように紅蓮は詩を口ずさんでいた。
「きみは詩人だな」
傍らの北斗が言う。田ー田と地ッ地はぐっすり眠っていて、今は月しか二人を見ている者はない。
「やめてくれよ、詩人なんかじゃないさ」
紅蓮は笑って言うと北斗のほうへと振り向いた。
「……。」
切り出しにくそうにしていた北斗は、少しつらそうな顔をみせて言う
「明日、ここを発とうと思うんだ。冬が近いからね」
「……。」
紅蓮は何も言わない。そうかと言うようにうなづくとまた北斗に背を向けて月を見上げた。
「それがいい。君の二人の子供達も川へ戻りたがっていた」
「紅蓮」
「気をつけて。もう会うことは無いだろうが、君たちの無事を祈っている」
北斗の言葉をさえぎって続けた紅蓮の言葉。
「いつまでも。…北斗」
愛しているとは続けられなかった。自分達はクマネズミとドブネズミ。生態も違えば住むところも違う。
旅に自分がついていけば壁を登れない自分は足手まといになって子供達をも危険に晒すだろう。
だから愛しているとは言えない。このまま一生言うつもりもない。
「おやすみ」
紅蓮は北斗の顔を見ることもなくねぐらに入った。目をつぶり朝が来ればこの親子は自分の元から去って行く。
考えたくなかった。ずっとこの図書館で暮らそうという言葉を必死で飲み込んで目を閉じた。
北斗は一人、月の光に照らされたままずっとずっと眠ることができなかった。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
短いですが、さっき見ていてもたってもいられず書いてしまいました
このアニメについては他の方々の書かれた作品もぜひ読ませていただきたいです
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