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無題

公開中のTheLaugh1ngP0l1cemanよりツクイ×男(?)です
原作未読で妄想が過ぎてほぼオリジナルです

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

差益の知り合いだという男のアジトに隠れるよう、後輩の
運転する車に乗り込み薄汚れた二階建ての建物に到着した。

にやけた顔をした気味の悪いチンピラ風の男だった。
左足に障害があるのか難儀そうに引きずって歩いている。
その若い男は、無遠慮に人の顔をしげしげとのぞき込み、
何かを確認したかのようにうんうんと頷く。

「おんぶしてくれない?足の調子が悪くって」

案内の男を背負い、階段を上る。
かくまわれる部屋は二階の隅の部屋だった。窓には埃と
脂の染みついたじっとりと重いカーテンが垂れている。
薄暗い室内にはベッドのみ。
(これは、…あの部屋に似ている)
元恋人の水盛が殺されていた部屋。道警察の捜査拠点
であったあの隠れ家に似ている。あそこもこの部屋と同じく
ベッドくらいしかない殺風景な部屋であった。用途の限定さ
れている、生活のための部屋ではないからだ。あの部屋で
の水盛との隠れた逢瀬を思いだし、背中がぞくりとした。
この部屋の湿気た空気は性の臭いを帯びている。そう気
付いたとたん、ベッドのうえの乱れたシーツは急に厭らし
い痕跡のように思えてきた。

「あんたが差益さんの本命か」
 無遠慮に人の顔をのぞき込み、にやけた表情のまま男が言った。
 何のことだ。この男は何者だ。
 男の言った言葉の余韻が頭の中で響き続ける。男は言葉を続ける。
「差益さんとアンタだとどっちがオンナなの?
…まさかアンタ?ハハッ、んなわけないかあ。
差益さん、アノときはかァわいいもんねえ」
あれじゃあオトコは無理だよねぇ、と下卑た言葉を吐く。
「…な、なんなんだ.…、おまえは差益さんの…」
「いわゆる情報屋ってやつ?いろーんな情報を教えてあげるかわりに
差益さんにもいろーんなお世話してもらってます
あんたを匿うのだって随分危険なんだよぅ。
けど差益さんのためじゃあ一肌脱ぐしかないよねえ
…あとで差益さんにも脱いでもらうけどねえ。ハハっ、おもしろーい!」
この若い男はにやにやと笑いながら距離を詰めてくる。
いつのまにかじりじりと壁際に追い詰められていた。
「あんたを匿うのに差益さん、随分サービスしてくれたよ
愛されてるねぇ。妬けるねぇ」
無遠慮なまでの距離で人の顔をのぞき込む男の目は笑ってなかった。

「でも差益さんの好みってわっかんないなあ
オレのほうが若いし、男前だし…、あんたのナニがいいのかなあ?」
ぐいぐいと膝を股間に押しつけてくる。にやにやと
巫山戯たそぶりはしているが、興奮した熱い息が頬にあたる。
「普段、どういう風に差益さんとヤッてんの?
差益さんさあ、いっつも声我慢しちゃうんだよねえ
外には聞こえないよって言ってるのに…
まあ挿れちゃえばあんあんいって可愛いけど…
あんたとヤッてるときも」
「やめろ!!」
 男の言葉を遮り、肩を掴み押し倒す。
がんっと厭な音を立て、意外と薄い身体を組み敷く。
「そっかあ、こういう乱暴なのが好きなのかあ」
 差益さんってばエムだったんだあ、と押し倒されているくせに
緊張感のない声で笑う。
「抱いてもいよ、参考にするからさ」
 スッと冷めた表情に変わった。
 表情の変化に驚き、身をひく。ガタンと、さっきまで自分が
追い詰められた壁側に戻った。
 若い男は何もなかったかのように起き上がった。

「アンタの絶対知らないこと教えてあげようか?
差益さん、ヤったあと寝言でツクイ…ってたまに言うんだ」
乱れたシャツをサッと直しドアに手をかけ、それだけを言い出て行った。
男はもう戻らなかった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
はみでました…申し訳ない


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