Top/51-440

3宅マン

「7人の恋人」テツロウと3宅マンで下品な百合。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「てつろぉ、またトイレ汚しちゃったあ」
 三宅マンは部屋に入って早々、そんなことを言った。またかよ、と僕はうんざりする。
 夏休みが終わって秋も近いけれど、三宅マンは相変わらずピッチピチのタイツであった。季節感も何もない。まあ、僕の半パンも似たようなもんだけれど。
「世は新学期だぜ?おまえもちょっとは成長しろよなー」
「だってさぁ! テツロウんちのトイレっていきなり便器じゃん!」
「それはもういいよ!」
 うちのトイレを身振り手振りであらわす三宅マンをさえぎる。
 もーっ、とベッドの上で頭をかいていると、三宅マンは飛び乗ってきた。なんだこの既視感。
「ママに、ごめんなさぁい、って、ね?」
 ごめんなさぁい、って。
 三宅マンが僕を下から覗き込んで猫撫で声を出す。はったおしたくなったので頭をはたき、丸まった背中に蹴りを入れてやった。いってぇ! と三宅マンはあぐらの体勢で頭を抱えた。背中もさすりたいようだったが腕が短いので苦戦していた。
 僕はさっきの三宅マンみたいににじり寄り、まるで二人が逆転した体勢を作る。四角い顔を覗き込んで、
「そんなに曲がってんの?」
 と、彼の股間をわし掴んだ。三宅マンが素っ頓狂な声を上げる。
「な、なにすんのっ」
「もしかしたらものすごい曲がってんのかなーって。だって僕はそんな散らさないもん。だから多分三宅マンはめちゃくちゃ曲がってるんだよ」
「あーそかそかそかそか、って、んなことないよ!」
「ノリツッコミありがとよ」
「よせやい……って離してよ、てつろー」
 ぐにぐに揉んでやったら、三宅マンは真っ赤になって体をよじらせた。
 僕は手を離す気なんてなくて、タイツの中で固くなるまで刺激しつづけた。それにともなって三宅マンの顔が泣き顔になっていく。
「や、なにもう……」
「確かめんの。ほら脱いで脱いで」
 後ろに体を倒させ、タイツに手をかけた。三宅マンは嫌がって、短いなりに足をじたばたと暴れさせた。

「なんでやなの」
「恥ずかしいじゃんオレだけとか……あ、てつろーも脱ぐんならいいよ!」
 腹筋だけで起き上がりやがった筋肉馬鹿。
「意味わかんないんですけどー」
「だって曲がってるかどうかとか比べなきゃわかんないじゃんか」
 ……しまった、少し納得してしまった。しかし実のところ、曲がってる曲がってないは口実で、三宅マンをちょっといじめたかっただけなので僕は戸惑った。
 どうしよう。
「てつろぉ」
 放置プレイに意図せずなってしまっている三宅マンが、涙目で僕を呼ぶ。
 まあいっか。と僕は頷いた。だって男の子だもの。
「あ、靴下残しといて」
「なんだそのフェチ」
 ぐだぐだしゃべりながらそれぞれ下半身裸になった。……いや、僕は膝下の靴下だけ残ってるけど……。
 それからあぐらをかいて二人、向き合う。
「てつろーのもたたせなきゃ」
「わっ、馬鹿いきなりさわんな!」
「ちっちゃい、かわいい」
「うっせー馬鹿しね」

 三宅マンのほてった顔が近い。
 太くてごつごつした指が下半身を揉みしだく。顔をあわせていたくなくて僕は三宅マンの肩に顔を押し付けた。
 そして僕も彼のを握る。上下にしごくと、三宅マンも同じように僕の肩によっかかってきた。
 なにやってんだかなあ、僕ら。
 女の子なんて乗せたこともない、ベッドのギシギシいう音。二人分の荒い呼吸。たまにまじる低い声に、ぞくぞくして、首にかかる息にぞわぞわ鳥肌が立った。
 駄目な大人だけどやっぱりかわいいなあと僕は熱にうかされた頭で思った。
「あ、てつろ、いっちゃう」
「うん、僕も……」
「いくまえに曲がってるか見なきゃ……」
「バカどうでもいいだろそんなのっ、手、止めんなバカ」
「てつろーが言ったのにぃ……ッうあ」
「はぁ……あーあ」
 体がめちゃくちゃ熱かった。気持ち良かった。三宅マンは体を離そうとしたけど、僕は離れない。首にかじりついたままドキドキが止まるまで待った。ひっついた三宅マンからも激しい鼓動が聞こえた。
 かわいーの。
 僕らはしばらくくっついたままでいた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP