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侍戦隊シンケンジャー 丈瑠×源太 「過去と今とを繋ぐ為に」

前回萌えてくれた姐さん達ありがとう!!
再度09戦隊 赤×光です。
寿司屋の設定を読み返していたら、萌えというより燃えたので妄想。
・半ナマ注意
・エロなし、チュウまで
・DCDコラボの終了時ぐらい

前の話がこないだのコラボ放送とのテーマが被って、
ものすごくビビったのは内緒だ。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ここが書庫だ」
 ヒコマじいちゃんの案内の元、俺はシバ家のある一室に辿り着いた。
「おおおーーー!!すっげー!!」
 目の前に広がる文字の山に、俺は思わず声をあげた。
「オリガミについての資料は、この辺りにある」
「サンキューじいちゃん!」
 さっそくじいちゃんが示した辺りの書物を手にとる。歴史と風格を漂わせるその本は、おそらくどれもこの
世に一冊しかないのだろう。いわゆる秘伝書ってやつだ。
「あまりうるさくしないのであれば、しばらくここに居てよいが…」
 じいちゃんは少し目配せして俺を見た。本当ならここはシバ家の者しか入れない場所なのだ。だからいつも
はじいちゃんがここから必要な資料を引っ張り出してきている。
「しないしない!」
 俺は目の前の知識の宝庫に、胸が踊る思いだった。
 俺は床に積み重ねられている本達の隙間に腰を下ろし、スシチェンジャーを傍に置いた。これを読み解けれ
ば、新しいオリガミや、今の戦力の増強に繋げられるかもしれない。そう思うだけでワクワクする。
「あぁゲンタ、今夜はお前の分の………まぁよい。しっかりやれよ」
 じいちゃんが何か声をかけてくれたみたいだけど、俺はすでに膨大な知識の中へ飛び込んでいた。
 
 今まで出てきたオリガミについてのモチーフや武器としての扱い、開発してきたモヂカラの構成、そしてそ
こに込められた侍達の知識と並々ならぬ決意が、今俺の中に染み込んでくる。俺がイカちゃんの秘伝ディスク
から、自分なりに得てきたモヂカラの知識と、過去の文献とを擦り合わせては、それを何回も繰り返し繰り返
しモヂカラを作って試してみる。この世の人々を守るために、俺はここにある全部を知らなきゃならねぇ。
 
 どれくらい経っただろうか。
「…タ。おい、ゲンタ」
 聞き覚えのある声が頭上から降ってきて、俺は唐突に自分を取り戻した。
「え?あ。おうタケちゃん!」

 殿様自らやってくるなんて、まぁ本当はここは家の者しかはいれない場所なんだから、タケちゃんが来ても
おかしくはないか。
「どんな感じだ?」
 タケちゃんは俺の隣にあった踏み台の上に腰掛け、俺の手元に見た。
「すげーなやっぱ!俺なんかが思いつかなかったことや、創った者の思いとかいっぱい詰まってる。例えば、
これなんかシシオリガミについてなんだけどよ、偶然か必然か、もう一体別のオリガミが一緒に産まれたとか
どうとか……」
「そんな古い記述まで読んだのか!?シバ家独特の記述も多いだろうに」
「それはまぁ、フィーリングと根性でだな……」
「……」
「いゃあでもまだまだだよ~。タケちゃんかじいちゃんに聞きたい部分も沢山あるし、一晩くらいじゃ全部は
読めねーわ」
「全部読むつもりなのか?」
「とりあえずモヂカラとオリガミについてはな。あとはシバ家の歴史も知っときたいかな…」
「歴史までとなると、俺だってまだ全部は読みきれてないぞ」
「ありゃ、殿様がまだなら、俺はもっと時間かかるわー」
 いつの間にか張りつめていた集中の糸は切れ、俺は大きくため息を吐き出した。
「タケちゃんはどのへんまで読んでるんだ?」
 いつの間にやらタケちゃんは隣で歴史書に目を落としていた。
「武術と剣術の指南書は一通り読んだ。後はモヂカラの稽古を兼ねて、歴史書の書き写しが、半分越えたぐら
いだ」
「そっか、たまに新しそうな紙があるのは、最近書き写したやつなのか~」
「紙はどうしても痛むからな。写しは必要だ」
 お互い書物からは目を離さずに喋っているが、タケちゃんも俺も、この落ち着いた雰囲気に、中々味わえな
い静けさを噛み締めてる。
「そっか。受け継ぐ、っちゅーのは、そういうことだもんなー……」
 しみじみと、これらを残してくれていた過去の侍達に想いをはせる。
 この世を守る為に戦い続けてきた代々の侍達。その中には俺みたいな奴もいたりしたんだろうか。
 俺はふと、タケちゃんの読んでいる歴史書の表紙に目が行った。紙の色が鮮やかなところを見ると、随分最
近のやつらしい。

 ……あ、
「それ、タケちゃんの親父さんか?」
「……ああ」
  俺は自分が読んでいた本を一旦止めて、タケちゃんの読んでいる方を覗き込んだ。17代目のシンケンレッ
ド、タケちゃんの親父さん。外道衆の親分である血祭りドウコクを自らの命と引き換えに封印した偉大な侍。
俺がこの町を離れたすぐ後に、外道衆の強襲があって、先代のシンケンジャー達はその戦いで大きな傷を受け
たと聞いた。
「タケちゃん……辛く、ね?」
「何がだ?」
「いや、その……親父さんの生き様、知るってのは」
 言葉にしてから、しまった、と俺は思った。辛いに決まってるじゃねぇかよ。
 だけどタケちゃんから返ってきた返事は、意外なものだった。
「…親父とはあまり話す機会がなかったからな。親父の小さかった頃を知るのは楽しい」
「…そっか」
 なんだ、さすがタケちゃん。俺が心配するような事でもなかったかな……。
「でも、」
「ん?」
「まだ、最後の章は、読めてない」
 タケちゃんは、そこで歴史書を閉じた。
「……だったら、余計気ぃ入れて勉強しねぇとな」
 俺の言葉に、タケちゃんは少し不思議そうな顔をして俺を見た。
「タケちゃんの代で戦いが終わったら、読めるようになるんだろ?その部分も」
「…そう、かもな」
「だったら、俺ももっともっと、強くならねぇとなぁ」
 そこまで言ったところで、いつの間にかタケちゃんが俺の目の前にいた。
「タケちゃん?」
「……最初に拒んで、すまなかった」
 脳裏に、一瞬あの日の光景が蘇ったような気がした。
「気にしてねぇよ」
 俺は、タケちゃんの胸の真ん中に手を置いて、

「俺の命は、もうここに預けちまったからよ」
 口元が自然と緩んだ。そうだ、もう俺は侍として生きるんだ。タケちゃんが、皆がこれ以上苦しまなくても
済むように。
「俺も、タケちゃんと、みんなの分丸ごとここに抱えてっから」
 そう言って、俺は自分の胸を指した。
「……ゲンタ」
 タケちゃんの手が、胸に置いた俺の手を握り込んだ。
「頼んだ」
「おうよ!」
 そう言って、お互い笑った。やっぱこの笑顔は、どうやっても守らなきゃなんねぇ。
 …そんなことをおぼろげに考えていたら、急に視界がと口が両方ともいっぺんに塞がれた。
「ちょ…!」
 口元からタケちゃんの体温が伝わってくる。それが身体中を駆け巡って、俺の心臓が強く脈打った。
 タケちゃんは最近隙あらばといったぐあいに、俺とチュウしたがる。俺としては拒む理由が特にないものだ
からタチが悪い。
「ゲンタ」
「……え?」
 タケちゃんの呼びかけに返事をしたその口の隙間から、舌を差し込まれた。
「わっ…!」
 ビクついて逃げようとした俺の舌にまで簡単にからめとられてしまう。ったく…どこでこんなこと覚えてく
んだかこの殿様は……。
 しばらくしてタケちゃんは満足したのか、俺から離れた。
「……不意打ち、やめてくんねぇ?」
 ついそんな言葉が漏れる。多分俺の顔は真っ赤になっちまってる。
「そうか?俺は面白いけどな」
「面白がるなよタケちゃん……」
 こんなところで、結局はタケちゃんのペースになっちまう。
「ところで、お前何か食べてきたのか?」

 ほらもういつものタケちゃんに戻ってる。
 って、飯?
「え?あ、もうこんな時間か!そういや腹減ってるなーとは思ってたんだよ」
「お前なぁ……」
 タケちゃんは呆れたように頭を振ってから、立ち上がった。つられて俺も立ち上がって、本を棚に戻した。
「黒子達にお前の分の夕食も用意させた。じいが言ってただろ?」
「マジかよ?いいのか?」
「何を遠慮することがある」
 言いながらタケちゃんはさっさと書庫から出て行ってしまった。
「あ、ちょっと待ってくれよタケちゃん!」
 俺も慌てて後を追う。と、
「あれ?ゲンさんや!」
「何でゲンちゃんがそんなとこから出てくんの?」
 廊下の向こうから広間へ向かう途中のチアキとコトハちゃんが俺を見つけ、不思議そうな顔をした。
「いやー、オリガミの資料読みにきたんだけど、タケちゃんが夕飯食ってけって」
 俺は二人の近くに行き、両方の肩に手を置いた。俺、もう顔赤くねぇよな?
「マジで?一緒に食おうぜゲンちゃん!」
「今日は賑やかになりそうやな~」
 二人の屈託のない笑顔に、俺も思わずつられて笑った。俺たちの一歩前を歩くタケちゃんも、笑っているよ
うだった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ありがとうございました!
赤が光を後ろからだっこする姿が見れて、朝から萌えすぎて死ぬかと思ったぜ。

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