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プライベート・ライアン ライベン×ジャクソン

※半ナマ
映画「プライべート・ライアソ」のライベソ(機関銃手)×ジャクソン(狙撃手)です。
登場人物の外見や名前の表記など基本的な部分は映画版を想定してますが、
映画でカットされた原作の設定やエピソード(小説版に収録)もかなり含まれてます。
性描写も少しあります。申し訳ないですが、10レスほど使わせてもらいます。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

まるで我が子を守るかのようにスプリングフィールド銃を大事そうに抱えるジャクソンの姿というものは、
彼を知る者であれば二秒と経たず頭に思い浮かべることができるほどに馴染んだ光景だった。
だというのにその大切な銃は今、持ち主の手を離れ、兵舎の床に無造作に転がされている。
「いつも思うが」
一人の男──ライベソが言った。
「本当に可愛くねえ目だ」
彼の声は実に愉しげで、気に入りのゲームに熱中している時と同じぐらい弾んでおり、
そしてそこに、いくらかの情欲をも滲ませている。視線の先にいるのはジャクソン。
自分より1つ年下で敬虔なクリスチャンである彼はライベソにとって、
腕は確かだが生意気で口の減らない戦友であり、呆れた田舎者であり、そして今は、犯す相手だ。
「……どけよ、ライベソ」
愛用の銃と同じで床に背を預ける羽目になっているジャクソンが、相変わらずの南部訛りで言った。
いや、言ったというより吐き捨てたと表現するべきかもしれない。それほどに、彼は苛立っている。
ライベソはにやりと笑い、「学習しろ」と呟いた。はぐらかすような返事はその実はっきりと、「どく気はない」と伝えている。
今みたいにジャクソンを組み敷くのは初めてではなく、どけと言われて素直に従ったことは一度も無かったからだ。
ジャクソン自身もそれを思い出し理解したため、彼は視線で射抜くようにライベソを睨む。
自分を睨む鋭い目を見返すライベソはぞくりとした快感を覚え、本当に射抜かれたかもしれないとぼんやり思った。
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「──ん、──ぅ、──……っ、」
乱暴に服を剥ぎ取り施された愛撫はお世辞にも丁寧だとは言えない代物だが、
抱かれる味を覚えてしまっているジャクソンの肉体に火を点けるにはそれでも充分な力を持っていた。
押し広げられた肛門に強引に捩じ込まれた指が無遠慮に動き、その動きに逐一反応してしまう。
確認することもなく増やされていく指は狭く熱いその中で好き勝手に暴れ粘膜を擦り上げた。
「ふ……、──……っ、ぅ」
獣のように四つん這いにさせられて、尻を突き出したまま逃げることも許されない。
迂闊に声などあげまいと、ジャクソンは必死に唇を噛み締め喘ぎそうになるのを堪えながら恥辱に耐える。
しかし我慢しようとすればするほどに意識はそちらへと傾いて、理性もどんどん侵食されていくような気がした。
その証拠に、自分の中で動くライベソの指、その太さや動きに意識を集中させている自分にはたと気付く。
前立腺を刺激され、その刺激に反応し自分の肛門がきゅうっと締まったことも、わかってしまう。
「……っふ……ふぅ……っ、ん、……っふ……、」
力を入れることすら億劫になったのか、ジャクソンは項垂れ、ぶるぶると震えていた。
息苦しさもあって顔は赤く染まり、それどころか薄っすらと血管を浮きあがらせる首筋までもが赤い。
「……っ、……ぁ……」
唐突に指が引き抜かれると、乱暴に解された穴はそのくせ未練がましくひくついてみせた。
その反応はもちろん本人の意思によるものではないが、ライベソは実に満足げな顔をする。
「ジャクソン」
名を呼び、ライベソはジャクソンの体の向きを強引に引っくり返した。正面からぶつかる視線。
優しい愛撫でなくとも悦んでいたことは、硬く張り詰めたペニスがわかりやすく証明していた。
先端をべとべとに濡らし、赤く腫らして、脈打っている。普段の澄ました彼からは想像もつかない姿。

「キリストが見たら何て言うかね」
揶揄するライベソを、ジャクソンはまた睨みつける。それが相手の好む仕草だとも知らずに。
ライベソは口の端を吊り上げ笑うと、ここでもまだゲームの最中であるかのような調子で言った。
「まあいいさ。とにかく力抜いとけよ……コツは覚えてるだろ」
大きく開かせたジャクソンの足を抱えるようにし、ついさっき指で散々に犯した穴に今度はペニスを押し当てる。
ジャクソンは咄嗟に身を竦ませ、何かを言おうと口を開けたが、実際には痛みに喉を引き攣らせただけに終わった。
自分の中に、圧倒的な熱の塊がめり込んでくる。初めて味わうわけではない、それでも、辛い。
「あ゙、ぁ゙……!」
たいして待ってやることもせずにライベソが腰を使いだすと、さすがに堪えきれなくなって、
ジャクソンは苦しげに声をあげた。首を仰け反らせ、無防備に喉を晒して。
小刻みな息遣いが空気を振動させる。痛みと息苦しさに歪む顔はライベソの目に随分と扇情的に映った。
「ふ、ぅ、──っく、──ぅ、う、」
「、っは、」
自分の動きに合わせジャクソンが従順に声をあげる。それが愉しくすらあり、ライベソは激しく腰を打ちつけた。
硬い尻にぶつかる音は拍手でもしているようでひどく間の抜けたものだが、構う気にもならない。
「ぐ、──っう、──っは、──はぁ、──あ、ぁ、」
暫くすると、ジャクソンの声色も変化してきた。意地を張るのを諦めたのか、それとも呑み込まれたのか。
目を閉じ、奥深くまで貫かれ激しく突き上げられることで生じる快感を素直に受け入れているかのように、喘ぐ。
意識しているのかどうかは定かでないが、ライベソに合わせ自らも腰を揺らしてすらいた。
何度も抱かれて、その味を忘れずそれどころかきっちり覚えているからと、健気に訴えかけるように。

「ジャクソン」
耳朶に舌を這わせ、ついで息を吹きかけるように、ライベソが囁く。
「イキたきゃ、自分で、握っとけよ」
腰を動かしながら、僅かに上擦る声で告げたのは、尚も恥辱を与える言葉。
ジャクソンは、感情によるものではない涙によって潤んだ目で、目の前の相手を懲りずに睨んだ。
「相変わ、らず、……っ悪趣味、だ……、っこの、」
──クソ野郎──と、口汚く付け加えた彼の目に映るライベソは口元を歪ませ笑っている。
もう一度、今度は心の中で同じ言葉を繰り返したあと、ジャクソンは諦めたように自らのペニスを握った。
「ン……、」
ここまで一度も触れられずに、しかし限界間近に張り詰めていたペニスは触れるだけで強い快感を生む。
たまらなそうな顔で鼻にかかった声を漏らすジャクソン、彼のアナルも同時に締まりをきつくし、
そのためライベソも僅かに目元を歪めながら同じようにたまらないといった様子で小さく呻いた。
「……っん、あ、ァ、──あ、」
自らの手で己を刺激するその行為にジャクソンが夢中になるのに時間はほとんどかからず、
ライベソは腰を打ちつけながら、再び目を閉じ先ほどより更に深く快感に身を委ねているジャクソンを凝視した。
同じ男の性器を根元まできっちり咥え込み突き上げられながら、同時に自慰に耽る様は淫らとしか言いようがない。
この男をこんな風にしたのは、紛れもなく自分自身だと、ライベソは心の中で呟いた。
憎まれ口を叩く以外には聖書の一節を唱えるのが癖である口は尖った顎に唾液を垂らしながらだらしなく開いたまま、
祈りの言葉を呟くこともなく、快楽に浸りながらただひたすらに喘ぐだけ。
自らの性器を握り夢中になって扱き続ける姿は教えに背く罪でしかない。だからこそ、ライベソは満足する。
今、きっとジャクソンの中に主はいない。この男を支配し、心も体も満たしているのは自分だと、そう思えたからだ。
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「お前に"抱かれてやる"たび、俺は罪を重ねる羽目になる」
激しいセックスを終え、暫し余韻に浸るようにしながら荒い呼吸を繰り返したあと、
のろのろと起き上がったジャクソンが服を着ながらぼそりと言った。声は不機嫌でも上機嫌でもない。
「だったら俺は大罪人だな」
一方のライベソの声は、真面目に取り合う気がないと明らかなもの。
そうしながら彼はきっとまたジャクソンが睨んでくるだろうと予想しており、実際その通りだった。
あまりにも思った通りなのが可笑しくてライベソは吹きだしそうになったが、どうにか堪えて話を続ける。
「いっそ俺を撃っちまえばどうだ、そうすりゃお前の罪もそこでカウントストップだ」
「何?」
「そうだな例えば、俺が機関銃の手入れをしてる最中に、物陰から一発」
狙撃銃を構え、撃つ真似をしながらのその言葉は相変わらずふざけた調子には変わりない。
しかし今度はさっきより少しだけ真面目さが滲んでもいて、だから、
ジャクソンは眉を顰めて暫し言葉を探し、考えて、それから慎重に返事をした。
「俺の腕なら、お前の額のど真ん中を撃ち抜き一瞬で殺してやるなんてことはあんまりにも簡単過ぎる」
「……相っ変わらずだな。まあ、否定はしねえよ」
「へえ、俺の腕を認めてるのか」
「残念ながら」
ライベソは肩を竦める。これは嘘ではなく、ジャクソンの腕をもってすれば簡単なことだ。
しかし実際にはそうしない。なぜかというと理由は単純で、自分と彼とが味方同士だから。
「もっとも、俺の銃は味方を撃つためのものじゃないから、実際には不可能と言えるんだろう」
ジャクソンがそう理由を話したところで、ライベソの解答が正解であったということが確定する。
「だから、俺がお前を撃ち殺すのは、せいぜい戦闘中の混乱でうっかり誤射した時ぐらいだな」
しかし付け加えられたその憎まれ口は、珍しくライベソよりもうわ手だった。
「……は、お前でも誤射の心配はするんだな」
些細な負けとはいえ相手がジャクソンだからこそ悔しくて、ライベソは不貞腐れた口調でそう言い返す。
ジャクソンはいつものライベソのように口の端でにやりと笑い、「アーメン」と言い残し出て行った。
かわいそうに今まで放っておかれていたスプリングフィールドを、しっかりと腕に抱きながら。
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「ポーカーで大負けした上に、部屋に来ればろくでもない声を聞かされ廊下で待たされた。ああ全く良い日だ!」
部屋を出ると、ライベソはしかめっ面をした〆リッシュと鉢合わせた。
顔を見るなりまるで呪いでも吐くようにそう嫌味を言われ、ポーカーについては知ったことではないが
後半については素直に自分の──いや、自分達の非を認め彼は不機嫌な友人に素直に謝る。
「悪かった。お詫びに葉巻を」
「それだけか?」
「なんだったら聖書も付けるか」
しかし本気で謝る気まではなかったようで、ゆえに〆リッシュは呆れて天を仰いだ。
そんな彼が、ここで急に神妙な面持ちになり、ライベソの腕を掴み引き寄せる。そして、囁く。
「……俺は、お前らがどういう関係なのかサッパリわからん」
急に腕を掴まれ面食らっていたライベソは、今度はその言葉で更に面食らった。
だが彼はすぐに微笑むと、クイズに行き詰まった子供にヒントを与えるようにゆっくりと返事をする。
「仲間だ。お前と同じ」
「それは知ってる」
「何回かセックスもしてる」
「それも知ってる。知りたくなかったけどな」
「どっちも知ってるなら、わからんこたないだろう」
「馬鹿言うな、どっちも知ってるからこそわけがわからないんだろうが」
〆リッシュの顔は依然として真剣で、おかげでライベソも真剣な顔になった。だが、はぐらかす気は健在だ。
友人が何を言わんとしているかはなんとなくわかる。わかるが、答える気にならなかったために。

「恋人なのか」
「まさか」
「じゃあ何で寝るんだ」
「勘弁してくれ、青臭いガキみたいなこと言いやがって。恋人以外と寝ることだってあるだろ」
「そりゃまあ、俺にもあったが、でも相手は男じゃない。……なんで、よりによってジャクソンなんだ?」
「キツイ顔が好みでね。俺の顔が甘いから」
「真面目な話だ」
ライベソは再び笑顔になる。
そして、尚も続きそうだった〆リッシュの言葉を意図的に遮り、口を開く。
「なあ〆リッシュ、ひとつ不満があるんだが──」
「不満?」
「恐らくお前が誤解してるだろうってこと」
「どういうことだ」
「そうだな、うまく言えるか不安だが……俺は別に、あいつを何かの代わりにしてるわけじゃない」
「……、」
「ついでに、あいつがいなけりゃ別のを適当に、なんて気もさらさら無い」
そこまで言うと、ライベソはポケットから葉巻を取り出し〆リッシュのポケットに捩じ込んだ。
そして、挨拶がてら片手を軽く上げて離れていく。背後から、〆リッシュの声が飛んできた。
「なあ、それってつまり──」
引き止めるような言い方だったが、ライベソは振り返らない。代わりに、小さく呟く。
「アーメン」
別に何かを祈ったわけでもない。ただ、ジャクソンの真似をしただけだ。
_____________________

オマハ・ビーチは地獄と化した。ついさっきまで生きていた大勢の仲間が今は死体になっていて、
生きている者は血に染まった砂浜を、敵が降らす鉛の雨から逃げながら必死に駆けて行く。
目標地点に向かう途中、ライベソは視界の端にジャクソンの姿を捉えた。
余裕など微塵もない状況で、なのに、その一瞬だけ妙な安堵を彼は胸に抱く。
「誰か小隊の者を見たか!」
「ジャクソンがいた!」
ホ-ヴァ-トの声に、ライベソはジャクソンの生存を短く伝えた。そこでまた余裕は消える。
海に捨てたBARの代わりを急いで調達し、任務の遂行と生命の保持しか、考えない。考えられない。

「ジャクソン」
地獄が過ぎた後、新たに命じられたろくでもない任務のさ中、ライベソはこっそりとジャクソンを呼んだ。
長く歩き続け、束の間の休息を三ラーから与えられた時のことだ。ジャクソンがライベソに呼ばれたことに、
〆リッシュは気付いていたがあえて気付かないふりをした。もちろん、何を話しているかだって知らない。
「お前、この先も生き残れると思うか」
ライベソが、彼にしては珍しく少し自信なさげな声で尋ねた。ジャクソンは一瞬目を驚いた顔をしたが、
少しだけ考えたあと、相も変わらず我が子のようにスプリングフィールド銃を抱きながら、短く答える。
「全ては主の御心のままに」
比較的おだやかな声だった。だからこそライベソは複雑な気分にさせられる。
もっとも、あえて平静を保ち普段通りの顔でにやりと笑ってみせたが。
「お前はどう思うんだ、ライベソ」
「俺?」
「生き残れると思うのか、お前自身のこと、それから他の奴──例えば、俺のこと」

今度はジャクソンの方が、珍しい様子を見せていた。彼がこんな風にライベソに質問することは滅多に無い。
「断言はしないが、そんな気はするな」
ライベソは、さっきとは違う種類の、なんだか困ったような笑みを浮かべる。
彼は子供の頃から運が良く、そして、勘も良かった。だからこそ、彼は言ったのだ。
自分も、仲間も、生き残れる気がすると。それは不安を隠す嘘。心にもない科白。
_____________________

ルーガーを手にしたドイツの戦車兵は、恐らくなら自分の死を知ることもなく息絶えた。
ライベソは鐘楼を振り返り、見上げた。ここから姿は見えないが、そこにいて、自分を救ったジャクソンを思う。
たった数十秒の間に、ホ-ヴァ-トに続いてジャクソンにも救われ、彼は自分の命の価値が重くなるのを感じた。
自分も、報いなければならない。そのためには生き延びることだ。そして任務を全うする。
今、この場で走り回っている戦友たちを、同じように救うために、彼は改めてそう強く誓った。

一際大きな音が響いたのはその直後のこと。
ついさっき見上げたばかりの鐘楼が、ほんの僅かな間に、粉々になっている。
誰かが叫んでいるのが聴こえた。ティーガー戦車にやられたらしい。
崩れた鐘楼。きっと、その光景が突きつける現実は教会の死と、そして、ジャクソンの死。
一緒にいたパーカーと共に、きっと鐘楼と同じでもはや生前の姿など完全に消え失せてしまっているだろう。
ライベソは駆け出した。戦場を生き抜き、同じく生きている仲間を救うために。
今またジャクソンの──仲間の死に直面した痛みとそして喪失感は強大だ。
これまでの戦いで戦友を、今回の任務では力パーゾとウ工イドを、それぞれ失った時と同じ苦しみが襲う。
しかし、いつ自分が死ぬかもわからない混乱の中、一人の仲間の死だけを嘆き悲しむことはできなかった。
事実、今この瞬間も、別の仲間が死んでいる。だから、彼は走った。それしかなかった。
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ホ-ヴァ-ト、そして三ラーの死を目にし、〆リッシュの死をも知らされた。
痛みを堪えとぼとぼと歩くア八゚ムの背を眺めながら、ライベソは目を閉じ仲間の顔を一人一人思い浮かべる。
三ラー、ホ-ヴァ-ト、〆リッシュ、力パーゾ、ウ工イド、そして、ジャクソン。
ウ工イドの死の際、彼に請われジャクソン祈りを捧げたシーンが脳裏に蘇る。
『天にましますわれらが父よ……』
おだやかに唱えるジャクソンの声も、はっきりと蘇る。静かで、そしてやっぱり、南部訛りの祈り。
彼は、死ぬ間際に何を思ったのだろう。一生かけても知り得ることのない真相をライベソはぼんやり探る。
どうせ、また聖書の一節を口ずさんだのだろう。もしくは祈りの言葉。それか、主への呼びかけ──
思い浮かぶのは偏った予想ばかりだが実際はそれが正解でもあり、ジャクソンが死の直前に口にしたのは
──イエスよ──という、キリストへの穏やかな呼びかけだった。もちろんライベソがそれを知ることなどないが。
「思い浮かんだ顔はあるか? そして、その中に──」
呟いた独り言に返る答も無い。ただ、そうであればと思うことしか彼にはできない。
あの、生意気で腕の良い田舎者の戦友が、最期に一瞬でも自分の顔を思い浮かべていればと。

ライベソは、さきほど三ラーのポケットから抜き取った手紙を取り出した。
力パーゾが父に宛て、ウ工イドが書き写し、三ラーに託され、そして今、自分が"引き継いだ"もの。
「天にましますわれらが父よ……」
ウ工イドのために祈ったあの日のジャクソンを思い出し、同じように祈る。
ただ声に出したところで、ジャクソンの南部訛りが無意識に伝染しており、そのせいでライベソは苦笑した。
「冗談じゃねえ、俺に訛りを伝染しやがって、あの迷惑な田舎者」
力無く悪態をつく。そして彼は血や泥や埃で汚れた顔を両手で覆い、子供のように嗚咽を漏らした。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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