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PSYREN 朧×アゲハ 「駆け引き」

お借りします。
飛翔の警報より、朧×揚羽です。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「アゲハ君…」
「だあぁあぁあ!止めろ!離せ!くっつくな!!」
「…どうしてだい?今は二人きりじゃないか」
「二人きりだったら抱きついていいなんて、勝手に決めんなこの野郎ッ!!」
「どうして?」
「どうしてって…、お前…」

「おかしいとは、思わなかった?」
「…何が」
「『次のゲームの対策について、皆で僕の家に集まって打ち合わせよう』だなんて」

そう言って、朧はくすりと微笑む。

「わざわざ僕の家でやる必要なんて、ないだろう?」
「それは…」

朧の、言う通りだった。
ゲームの話をするのに、わざわざ離れた朧の家でやる必要なんて、無い。

「それにね。今日のことはアゲハ君以外の誰にも言ってなかったんだ」
「………」
「とても不自然な、話だろう?正直僕は、すぐにバレると思っていたんだ」
「…そうかよ」
「だって、君が誰かに尋ねればすぐに見破られる嘘なんだからね」

アゲハの腰に回された朧の手。
その手が、アゲハの不安を煽るような動きを見せていた。

「なのに君は、のこのこと現れたんだ」
「あー、悪りぃな。鈍感だからな俺」
「違うよ」

動揺して彷徨うように泳ぐ、アゲハの瞳。
その瞳を捕らえるかのように、朧はアゲハの瞳を見据えた。
アゲハの胸中を、滲むようなどす黒い感情が覆う。

「君は、自分の意思でここに来たんだ」
「………」
「僕に、弄ばれる為にね」
「…違う…」
「…じゃあ聞くけど。どうして今、アゲハ君は僕を拒もうとしないんだい?」
「それ、は…」
「僕に触られるの、嫌いじゃなかった?」
「そう、だけ…ど…」

不安げな瞳で、朧を見上げるアゲハ。
その表情を見て、朧は唇だけを吊り上げて笑っていた。

「ああ、そうか」
「…?」
「本当はもっと触って欲しいから、わざとそんなことを言うんだね?」
「な…ッ!」
「本当に素直じゃないよね、君は」

みるみる内に赤く染まるアゲハの顔。
その細い顎に、朧は指をかけて顔を上へと向けさせた。

「その気があるのなら、とりあえず楽しもうよ」
「な…ッ!………んッ、ふ、むぅ…!!」

有無を言わせずに、アゲハの唇を塞ぐ。
これ以上、心にもない言葉を紡がせないように。

「は…ッ、あ、…ふぁ…!!」

ぴちゃぴちゃと音を立てて、アゲハ君の性感を煽るかのように舌を絡める。
僕の舌がアゲハ君の口腔を犯す。
ちょっと責めただけでも、アゲハ君はびくびくと身体を震わせて、可愛い声を上げていた。
僕の首に腕を回して、懸命にしがみついて来る華奢な身体。
片手でその身体を支えてやりながら、僕はアゲハ君の下半身へと指を潜らせる。

「…ッ!?」

ズボンの中で存在を主張する、アゲハ君自身。
僕はズボンのジッパーを引き下げると、下着の中で脈打つアゲハ君に指を絡ませた。

「ん、んッ、んうぅッ!!?」

アゲハ君自身を扱きながら、さっきよりも乱暴に口腔を犯す。
たったそれだけで、アゲハ君は身体を震わせながら僕に縋るように抱きついてきた。
上からも下からも、粘ついたいやらしい音が響く。

「…はァ、…ん、…おぼ…ろ…」

長い長いキスから開放されたアゲハ君は、僕の肩に顔を埋めて喘いでいた。
僕の手の動きに合わせて、ぐちゃぐちゃという音が響き渡る。

「凄いね。さっきまであんなに嫌がってた人間の反応とは思えない」
「…ッ!あ、んぅ…!」
「いい加減、認めればいいのに」
「ひあぁ、ん、あッ、ああッ!!」

ちょっと信じられないくらいの量の、溢れた先走りに塗れたアゲハ君自身。
僕の指で感じている。
その事実が嬉しくて、僕はアゲハ君の唇に触れるだけのキスをした。

「僕に抱かれたいから、来たんだよね?」
「…く、ぅ…ッ」
「そうなんだろう?でなきゃ、誘われたら誰とでもしちゃう淫乱なのかな」
「……ッ、やぁ…」

小さく震える、アゲハ君の身体。
その背中を撫で、あやすように語りかける。
そして、アゲハ君自身を責め立てていた手を止めた。

「答えてくれないなら、止めちゃおうかな」
「…ぁ、…うぅ…っ」
「もう一度聞くよ。分かってながら今日来たのは何故なんだい?」
「……ッ、…それ、は…!」
「正直に答えてくれたら、イかせてあげるよ」

アゲハ君の瞳が、揺れた。
きっと今、彼はとても葛藤している。
抗うのか、それとも溺れるのか。
その表情はとても魅惑的で、僕は自分の内にある何かが満たされていく感覚を味わっていた。
アゲハ君の唇が、震えながらも言葉を紡ぐ。

「今日、は」

「お前に、…抱かれに、来たんだ」

そう言って、僕の肩に顔を埋める。
僕の背中に回された手が、ぎゅっと服を掴んで握りしめていた。

ああ、可愛い。
可愛いよアゲハ君。
こんなに可愛い君を汚せるなんて。
僕はなんて幸せなんだろう。

顔を伏せたままのアゲハ君の耳元で、優しく囁いた。

「良く言えたね。ご褒美に、沢山気持ち良くしてあげるよ」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

  • 素晴らしい…!ありがとうございます! -- 2010-09-08 (水) 01:40:12

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