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芸人 平成ノブシコブシ徳井×ピース又吉

生 鯨任 ㍻野武士拳特異×平和叉由です
ドマイナーなカプで申し訳ない

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

互いに昏い欲を吐き出したあと、僕が一息つくよりも早く特異君はベッドサイドの煙草とライターに手を伸ばした。
カーテン越しの外の明かりに照らされた部屋に、小さな灯りが密やかに灯る。
「…寝煙草はあかんよ」
「んー?」
小さく注意するとちらりとこちらを見たが、特に気にする様子もなく彼はゆっくりと煙を吐き出した。漂う紫煙が部屋に広がるのを、見るともなくぼんやりと追う。
「どうだった?」
唐突に問いが投げられた。一拍遅れて今終えたばかりの行為の感想を求められたのだと気づく。
ちょっと考えた後、意外と普通やった、と返すと、「何それ」と顔をゆがめるようにして笑われた。高い頬骨が濃い陰影を作るその顔はやはり男前だ、と関係ないことを一瞬考えた。
「いや、普段あれだけサイコっぷりを披露してはる特異君なら、その、」
「こっちの方も普通じゃないと」
「うん、まあ」
特異君はふっと笑うと僕の頭を大きな手でくしゃりと撫でた。思いがけない優しい仕草に柄にもなくどきりとする。
ぱさついた髪をゆっくりと指先が梳いていく。
「最初はね、そんなに酷いことはしないの。で、時間をかけて徐々に馴らしてって、」
「あー、彩辺も似たようなこと言うとったわ

「マジで?」
あのド変態と一緒かよ、と特異君はくくっと喉を鳴らした。
普段あれだけサイコ呼ばわりされているのに変態と言われるのは心外らしい。やはり変わった男だ。
「あ、でもな、彩辺は相手がもう無理や、ってなったらそこで止めるんやて」
「何だかんだ言ってあいつは紳士だからな」
もう短くなった煙草がぎゅっと灰皿に押しつけられた。
「でも俺は違うよ」
まるで世間話でもするようなごく当たり前のようにさらりと言い放たれた言葉。ただ、その一言に背筋にぞくりと冷たいものが走った。
「紳士なんかじゃないから」
髪を撫でていた指がつっと顎に触れた。そのまま首筋をなぞり、更に下へ向かおうとする手を止めようと慌てて口を開く。
「明日も早いから…」
「大丈夫だって、な?」
慣らさなくちゃいけないだろ? と耳元で囁かれ、す、と身体の力が抜ける。
「嫌…」
やて、と言いかけた口を生温い唇に塞がれた。薄く開いた口の隙間から舌とともに苦い煙草の味が流れこんでくる。
肩を掴んだ手にゆっくりと力がこもり、上半身がベッドに沈む。ぎし、とかすかにスプリングが軋む音が聞こえた。
煙草の匂いにゆっくりと脳が侵され、思考がぼやけてくる。歯列をなぞる舌先が不意に抜かれ、思わず特異君を見上げる。彼はいつも通り濁った目でうっすらと微笑んでいた。

生産性のない愚かな行為だ。そんなことは彼も僕も分かりきっている。
ではなぜこんなことに溺れているのか。煙草で濁った僕の頭に答えは浮かばない。
分かっているのはただ一つ、今僕は彼を求めていて、彼もまた僕を求めている、ただそれだけ。
再び降ってきた口づけを受けながら、そっと彼の背中に手を這わせた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

少し前に書いたものなので、現在特異が禁煙中だということには目をつぶって下さい。
以前誰萌スレで吐き出した時に賛同して下さった姐さんに捧ぐ。

そして>>510姐さん、被ってしまってすみませんでした。


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