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VOCALOID KAITO×がくぽ 「捨て犬のように5」

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                     | 五回目です。純愛カイガク。
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|やっと彼が意識し始めました。
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「がくぽーまた怒ったのー?入っちゃダメ?」
和室の前で、以前と同じ状況で、KAITOはきゅんきゅん鼻をならしていた。
「だ、駄目じゃ!入ってくるな!」
こういわれて、帰ってきてからずっと中に入れてもらっていない。
またキスしたのがまずかったかと思ったが、もう遅かった。
そうして数時間たった頃、マスターは帰ってきた。
「ただいまー。あれ、KAITOまた追い出されてるの?」
「おかえりなさい、マスター」
「!マスター?マスター、来てほしい」
マスターの声に、がくぽが反応した。
「どうしたの、入るよ」
心配そうに見つめるKAITOに、買ってきたアイスを渡し、ふすまから離れるように言った。

「マスター…」
布団にくるまっていたがくぽは、マスターの気配に起き上がった。
「どうしたの、気分でも悪いの?」
「違う。マスター…嫌わないで聞いてくれるか?」
真面目な話なのだろう。
マスターは小さく頷くと、がくぽの前に腰を下ろした。
「マスターは同性でこんな思いはしてはならないといった。でも、でも…」
「がくぽ…?もしかして…」
がし、と、すがるようにがくぽは、マスターの腕にしがみついた。
「たぶん、我はかいとに恋心を抱いている。どうすればいい、諦めなければと思ってもとまらない。かいとが好きじゃ」
「うーん」
マスターは天井を見上げた。
とはいっても天井を見上げて観察しているわけではない。
「異常な事なのだろう?でもやはり、あの腕が恋しくなる。どうしたら、忘れられる…?」
(重症だなあ…)
マスターは軽くがくぽの頭を撫でた。
「いつから好きになったの?」
「一週間前からじゃ。それからずっと想いは深くなって」
はあ、とマスターはため息を吐く。

 できれば女の子とくっついてほしかったけれど、本人がKAITOを好きだといっているのだから仕方ない。
「がくぽ」
「…はい」
「相思相愛で良かったじゃないか」
「え」
心底驚いたらしいがくぽは、涙目でマスターを見つめた。
「がくぽにもKAITOにも女性と一緒になってほしかったけどね。でもがくぽがKAITO好きなら仕方ないよ。ほら、立って、KAITOに伝えなきゃ」
思った以上に優しいマスターの言葉。
「良いのか?怒らないのか?かいとの時みたいに駄目とは言わない?」
うーん、と腕を組むと、マスターはため息をつく。
「正直微妙。でも二人とも仲良いし、がくぽもKAITO来てから明るくなったし、僕の好みを押し付けても仕方ないしなあ、なんて。それに僕がKAITOに駄目と言ったからがくぽがここまで悩んでるんだもん…責任感じちゃうなあ」
慌ててがくぽがフォローにまわる。
確かにそうだが、マスターのせいではない。
「違う、マスターのせいではないのだ」
「そう?がくぽは優しいね。ほら、はやくKAITOに伝えなきゃ」
そういわれて、がくぽの頬が紅潮する。
照れてるのだろう。
マスターにここまで伝えといて、いざKAITOに伝えるとなると、恥ずかしいようだ。
「KAITO、ちょっとおいで」
「?はい」
なんとも気の抜けた返事が帰ってくる。
アイスを食べている最中らしい。アイスの入れ物を持ち、スプーンをくわえたままやってきた。
「はんへひょう」
「アイスを置いてこっちおいで。がくぽから話があるって」
「はぇ。話。どうしたの、がくぽ」
アイスをカップとスプーンごとテーブルに置く。
がくぽの前に正座をすると、笑いかけた。
「あの…」
「うん」
がくぽも正座をする。
そして、KAITOの手を取ると、軽く握った。
「我の事は、まだ、好きか?」

きょとんとするKAITOに、不安を覚える。
「大好きだよ。世界中の誰よりも」
「かいと…」
次の瞬間、がくぽはKAITOに抱きついていた。
KAITOは驚いたようだったが、すぐに受けとめた。
「好きじゃ、かいと…」
「え、本当?」
「好き、好き、好き…」
呪文のように繰り返し、涙をこぼした。
これで受け入れられなかったらどうしよう。
不安を抱えながら、抱きつく腕に力をこめる。
「がくぽ」
「…?」
顔をあげたとき、不意討ちで口付けをされた。
けれど、嫌だとか、振り払いたいとかは感じなかった。
「KAITO君」
マスターの怒りのこもった声に反応して、はっとKAITOは身を離した。
「恋愛はしぶしぶ許したけど、キス以上の事は許してないよー?」
バキバキと手をならす。
今度はグーを片手で作って、パーの手にバシバシ殴りつけている。
意外とマスターも気が短い。
「すっ、すみません!」
「マスター、許してほしい。我はかいとが好きじゃ。接吻したいのは仕方ない。かいと…」
そ、と両手でKAITOの両頬を包むと、軽く口付けた。軽くてやさしい口付け。
舌を入れるディープキスなど知らないのだ。
だがマスターの目の前では教えにくい。
がくぽから口付けをしてくれて嬉しいが、マスターの目が光ってると来た。
KAITOはすぐにでも衣服を脱がして合体したいわけだが、そうも行かない。
良いかいがくぽ」
素敵な妄想をKAITOがしていると、とても優しい声で、マスターががくぽの両肩に手を添えてしゃべった。
「貞操を守るんだよ、絶対に」
「?うむ?」

扇子を広げ、口元に持っていく。
よく分かっていないのだろう。
パタパタと扇子を揺らして、KAITOを見た。
「…」
 とてもキラキラした目でがくぽを見つめるマスター。
信じているからね、と付け加えて、次はKAITOの前に座った。
肩が折れるかと思う程の力がこめられ、一見笑顔だが、とてつもない意志を感じた。
「がくぽに変な事しちゃ駄目だよ?」
変な事なら考えてました。
とは言えず、目を反らして軽く頷いた。

「かいと」
むしゃむしゃと今晩のおかずである茄子の浅漬けを食べながら、がくぽが話し掛けてきた。
「ん?」
こちらはアイスをこの寒いのに食べている。
散々がくぽに、お主はそんなものばかり食べて、と言われたが、どっちもどっちだ。
茄子野郎に言われたくない。
「暇じゃ、歌の練習でもするか」
「え」
とはいってもパソコンの中に入っている音源がなければ、歌の練習もままならない。
しかしそのパソコンを開いていいのはマスターだけで、がくぽたちには開くことは出来ない。
といったら、やはり発声練習からだろうか。
そう思ってるうちにがくぽは茄子を平らげると、マスターの部屋へと向かった。
「かいと、いくぞ。マスターは忙しいから我らだけでも頑張らねば」
こういう頑張りやな所は高く評価したい。
「うん」
がくぽの手を握って、二人はマスターの部屋へと向かった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧お粗末さまでした
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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