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どこでもすきしていつでもすきして ジュン→Rスズキ→EDの・・・・

何処何時PSP版スズキEDのネタバレ全開で、
ジュン→Rスズキ→EDの…
みたいな小話。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ネタバレナンテコワクナーイ!

「さあておひとり様でどちらへさみしいご旅行~?」
頭上から降ってきた声に鈴木が顔を向けると、コンクリート製のブロック塀の上、満月を背に立つジュンが居た。
どうしてここに?知っていてここに?いや知らないのか?ああこれが月の兎なのか?
ぐるぐると考える間にジュンはくるりと塀から飛び降りた。そしてスズキの顔に思い切り顔を寄せて口の端を吊り上げる。
「アニキとガチンコ旅行かな?」
そこでやっとスズキは我に返る。そして困ったことになっているかもしれないことにも気付く。
「ガチンコとは失敬な。兄さんにはワガハイが必要なのだ」
「そりゃ必要だろうね~、革命の!同志!」
困ったことになっている。ジュンは事態を把握している。
「ったく!ジュンの情報ネット、甘く見てもらっちゃ困りマスよ~」
誰にも何も告げず来た。誰も何も巻き込みたくないから。誰からも何からも兄を守り救いたいから。なのにこのトラブルメイカ

ーウサギは!
けれどもジュンの次の言葉は意外なものだった。
「でもまっ、止めないし云わないし着いてもいかないから安心して?キョーダイ喧嘩なんて三日月キズの黒猫でも喰わないし~」


早口にまくし立てると、したりといつもの訳知り顔で息を吐く。
そしてあっけに取られたままのスズキの口にやわらかくてあたたかいものを押し込んだ。

「今日はセンベツ持って来ただけッス!」
ジュンがスズキの口から、それ、を半分ちぎり取って自分の口に放り込む。
スズキも、それ、がなんなのか分かった。今川焼。
「…あんずジャム、か」
甘酸っぱい。
糖分は頭脳を活性化させる。スズキもなにが起きているのか理解しかけてきた。
「ワガハイはスタンダードなものが好みなのだがな」
スズキよりもゆっくり噛み締め味わった純が、ごくりと胃に流し込む音が聞こえる。
「大体今川焼というものはだ」
「これはジュンのコノミ!あとはこっからお好きなのをどーぞ」
ジュンにスズキの長ったらしい講釈など拝聴する気などさらさらなく、自分のミッションである大きな紙袋をスズキの腕の中に押しつけるとくる

りんピョンと飛び離れ、胸を張ってまた早口に語りだす。
「こしあんつぶあんカスタード!お好きなものをハイドーゾ!温め直しでもデリッシャ~ス!全くもって職人の味!こんなのロボットには絶対ムリムリ作れっこなし!」
そして一息ついてから。
「食べたらウマさにアニキも改心しちゃうカモ?」
そうしてジュンは大きく笑ってひと跳びすると、満月を背に駆け去って行った。
ぽかんとスズキは立ち尽くすが、あんずジャムによって活性化された頭脳はすぐにジュンの捨て台詞を反復させ、スズキの怒りのツボをグイッと押した。
「ロボットに不可能はないロボ!ワガハイは必ず今川焼職人ロボットでノーベル賞を頂くロボ!だいたいあのウサギは!見送りなら見送りでだな…」
それでもスズキには兄と共に人間を駆逐したロボットだけの世界で生きる気などこれっぽっちも思いつかない。
この今川焼が冷めないうちに兄と共に味わえればいいと、叶わないことだけが微かに頭脳をかすめるだけだ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・;)メモチョウカラコピペシタラ、ナンカヘンナコトニ...

お粗末さんでした!今川焼うめえ!


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