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ヘタリア アメリカ×イギリス 「あの頃は。」

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

公園のベンチ。
昼下がり。

例えば、隣にいるのが他の誰かなら。
俺はこんな複雑な感情を抱かないだろう。

「……なあ」
「ハンバーガー食べてるから、邪魔しないでくれないかい?」
「聞いてればいいからよ」

隣は見ない。
伝えたいのは、こいつじゃない。自分にだから。

「鼻に付くんだ。お前が。」
「……」
「大切、だった。今も、あの頃は大切だ。……殴っていいなら、今すぐ殴るくらいにはお前が嫌いだ」

もぐもぐ。
アルフレッドがハンバーガーを咀嚼する音が聞こえた。

「だけど、大事、なんだよなぁ……」
「鬱陶しいよ、キミ」
「KYメタボ野郎に言われたくねーよ」

そのまま、しばしの静寂。

「よくわからないよ。」
「あ?」
「きっと、何年も、何十年も、何百年もかかる」
「何の話しだ?」

唐突に始まった話しに、
俺はようやくアルフレッドの顔を覗き込んだ。

「キミを好きかどうかさ」

こいつも複雑そうな顔をしていた。俺たちは、関係を切った筈だった。
だけど、未だにあの頃を引きずり、
あの頃に抱いた感情を刷り込まれている。

新しい未来を選んだのに。
俺たちは。

「また、不味いスコーン焼いてくれよ」
「不味いは余計だ。……気が向いたら作ってやる」

年を取った俺たちは、また、過去を棄てきれないでいる。

新しい関係になるためにもう一度、さよならを。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

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