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水兵、リーベ、ボケの竿

生、ロ○ン、大阪府大×京大です。

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水兵、リーベ、ボケの竿 Edit

 自動販売機でビールを買って戻る途中、厨房の前を通りかかった。中で、年取った仲居が噂話をしているのが聞こえた。
 「あの二人連れの背の高い方の子、どっかで見たことある。俳優かしらね?すらっとしてて、顔が小さくてかっこいいものね」
 「あら、そうなの?わからなかった。あんまりTVを観ないから。プライベートで友だちと旅行かしら」
 俺かて一応、芸能人でベストセラー作家なんやけど、と大阪府大は心中複雑である。プライベートはプライベートやけどな。
 近畿圏以外だと、特に年配の人にはあまり顔が売れていないらしい。相方の方は、最近全国区のクイズ番組によく出演しているので、知っている人も多いようだ。相方と一緒なら自分も多少認知度が上がるが、一人で歩いていれば、特に変装しなくても気づかれることは少ない。これでも芸歴は結構長いのだが、そんなにオーラがないのだろうか。
 ホームグラウンドである京阪神及びその周辺地域では、自分の方が絶大な人気を誇っているのに、いつの間にか、相方も出世したものだ。勿論、自分が彼の伝記を書き、それが売れたからでもあるのだが。
 嬉しい反面、何となく淋しいような気持ちを抱えながら、京大の待つ部屋へと急ぐ。こんなに短い間でも離れているのが辛く、早く会いたくてたまらない。いつも憎まれ口ばかり叩いては手荒く扱っているが、その実、京大にベタ惚れ、ぞっこん、夢中、首ったけ、メロメロなのである。いろは順である。
 その実も何も、そのまんますぎておもろいことも何ともないやないけ、という説もあるけれども。
 「ただいまー」
 襖を開けると、部屋は暗かった。床の間の照明だけがぼんやりと灯る中で、京大のひょろ長い体が布団の上に仰臥している。緩やかな黒のタンクトップに、下はジーンズを穿いたままだ。
 「お帰り」
 大阪府大はドン引きして言う。
 「もしかして、布団一つでええって堂々と言うたん?」
 京大はにこにこして答える。
 「言うたよ。『はいそうですか』って笑てはったよ。べつに珍しないんちゃう?」
 大阪府大は頭を抱える。
 「おまえは素人か。あのな、俺らスタアなんやから」
 「ええやん。ここの宿、婆さんばっかりで、俺らのこと知らんみたいや。よかったやん、邪魔されんで」
 京大は色っぽい手つきで、ポン、と自分の脇を叩いて大阪府大を招く。知らんかったかて、明日TVや雑誌で見るかも知れんやろ、と思いながらも、そそくさと相方の隣に寝そべり、体を擦り寄せてしまう大阪府大であった。
 まあ、この鷹揚さが大物の風格ってやつかも知れんけど。顔を近づけ、京大の頬に軽くキスをする。京大はこちらの小柄な体を抱えるようにして、自分の上に覆い被さらせる。
 大阪府大は京大を抱きしめて、その唇に、首筋に、肩に唇を這わせた。京大の手が大阪府大の左手を掴み、腰から下へと導く。大阪府大は、現在は一部矯正しているものの元々左利きであり、京大は彼の左手で愛撫されることを殊の外好む。
 硬い生地の上からでも、早くも京大の熱が感じられた。留め金を外し、ファスナーを下げて、下着の中に手を忍ばせる。温かく慕わしい生きものが触れてくる。握りしめ、先端をやさしく撫で、上下に扱くと、京大が呻き、掌が湿った。
 京大が息を弾ませ、顔を上気させて大阪府大を見つめる。タンクトップがずれて、右の腋窩の部分から乳首が露出している。大阪府大の濡れた指がそれを摘まむ。
 「あっ・・・・気持ちいいっ」
 京大が小さく声を上げる。固くなった乳首を、人さし指の先で何度か、いたぶるように小刻みに弾く。円を描くようにしながら、乳首から乳輪全体へと透明な先走りの雫を塗りつけ、ゆっくりと捏ね回す。京大は身を捩り、片手でシーツを掴んで、女みたいに凄まじく喘ぐ。
 「うーちゃんのおっぱいも俺にいらわれてやらしなったな。成長したもんや」
 相方の反応を具に観察しながら、大阪府大はわざと呟いてみせる。少年の頃や年若い頃は、下半身ばかりを構われたがって、耳や胸を愛撫されるのは鬱陶しがっていた。年を重ねるに従って、新たな愛欲のツボが徐々に目覚めてきたのだ。大阪府大が長い長い時間をかけ、あらゆる手練手管を使って開発を進めてきた成果である。ボーッとした天才肌の京大と違って、彼はよく気の回る努力家なのだ。
 「せや。大事なこと忘れてた。あんなあ、うじ」
 ふと、大阪府大が身を起こし、改まった顔で居住まいを正す。
 「何や。コンビ解散か。別れ話か」
 「違うわ!何ちゅうこと言うねん、縁起でもない!」
 ちょっと本気で怒っている。剰え、泣きそうになっている。
 「ごめんごめん。うじが悪かった。何やった?何でも聞いたげよ、言うてみ」
 大阪府大を抱きしめ、よしよしと頭を撫でてやる。
 「ビール冷やしてくるわ」
 「はよせえや!」

 バスケットで鍛えた京大の体は、細身ではあるがしなやかで、引き締まり、まだ挿入には至らないが、大阪府大の腕の中でよく弾む。
 絵のようなフォームで鮮やかにシュートを決めるその美しい肢体を、殆ど崇拝と言っていい熱情を抱いて見つめたあの少年の日。同時に、自分は彼の恋人なのだ、あの琥珀の裸体を知っているのだ、彼に抱かれ、彼を抱いているのだ、という、他者に対する圧倒的な優越感に若い胸が打ち震え、自分で自分を持て余すほどだったのを覚えている。
 その思いは、バスケットをとうにやめ、年月を経た今も変わっていない。いや、二人の関係性に「相方」という、並のビジネスパートナーなど比較にもならない、恋人や親友にも匹敵する更に重要な要素が加わり、共に全国的な有名人となった今、寧ろ強まってすらいるかも知れない。京大を掻き抱き、小麦色の胸に、腹に、噛みつくようなキスの嵐を浴びせる。
 まだ下腹部を覆ったままだったトランクスを脱がせようとして、大阪府大は俄に目を輝かせ、黄色い声を上げた。
 「へーっ、ピカチュウの柄のパンツなんて大人用にもあるんやー」
 「アホ、どうでもええやんけ!」
 京大は顔を赤らめ、何もそこまで、というほど慌てふためいている。
 「何?ファンから?」
 「いや、自分で選んだ」
 貰いものだと答えておけばよいものを、こんな所であっさり真実を話してしまう辺り、職業適性があるのかないのか。すぐに墓穴を掘ってしまったことに気づき、頭を抱えて布団に突っ伏してしまった。
 「あーしもた、おまえとお泊まりやって忘れてこんなん穿いてた・・・・」
 「そんなカッコで冷静になったらあかんて」
 「しかも自分で買うたって白状してもーたし・・・・」
 「うーちゃんてそういうことでものすご落ちこむよな」
 「俺としたことが・・・・」
 「いや、おまえらしいって。こんなんどこで売ってるん?俺も欲しいわ」
 言いながら、手を使わずにわざわざ口で咥えて引き下ろすのも、大変ご趣味のよいことで。ちなみに大阪府大は、かなりディープなオタである。
 気を取り直して、京大を仰向かせ、横に座って、すっかり元気をなくしてしまった一物をやさしく口に含んでやる。そうしながら、琴でも爪弾くように、指先を腹から胸へと滑らせ、乳首を弄ぶ。一時はどうなることかと思ったが、さすがは性欲魔人、ちょっと刺激してやるだけで、忽ち海綿体組織に血液が充満してくる。
 抜け目のない大阪府大は、用意しておいたオイルの小瓶を取り出した。ショッキングピンクの液体を指先に滴らせ、京大の秘めやかな部分をよく揉みほぐしてやる。「貸して」京大が代わって、大阪府大の一物にも丁寧に塗ってくれる。オイルに塗れた長い指に絡みつかれる感触に、射精しないよう堪えるのが一苦労だった。
 気分の華やぐようなローズ系の香りに包まれて、大阪府大は京大のこれまた長い足を開かせ、少しずつ中へ押し入った。
 大阪府大は京大と違って繊細だと自負しているので、結合しても、ガサツな相方のようにすぐにはせっせと動き出したりしない(京大の方は、俺は合理主義者なんやと主張しているが)。繋がっている感覚を楽しみながら、じっくりと時間をかけて、キスや愛撫や話をするのを好む。この時も例外ではなかった。
 「不思議やなあ」
 恋人の腕にじっと抱かれて、愛されるがままに身を任せていた京大が、ぽつりと言う。
 「何が?」
 京大の乳首をちゅぱちゅぱ吸い、ねちっこく舐めていた大阪府大は、猫のように、舌を出したまま顔を上げる。
 京大の奥目、失礼、目は、天井の消えた電灯に緑の蛍光塗料で描かれた、銀河を思わせる神秘的な模様を眺めていた。
 「生まれる時間とか場所とか、行く学校とか、いろんなこと、お互い、なんか一つでも違ってたら、こうして菅ちゃんと出会うことも、コンビを組んで人気者になることも、恋人どうしになることも、いろんなことが起こらんかったんやもんなあ。当たり前のことやけど、俺、それがすごい不思議やわ」
 大阪府大は珍しく、茶化しもせずに、神妙に耳を傾けている。
 京大は半眼になって天井を見上げたまま、抑えた声で、静かに語りかける。
 「相方っていうのも、不思議な結びつきやな。恋愛とか夫婦とかいう縁やなくても、芸歴何十年っていう兄さん姐さん見てたら、ほんまそう思う。俺らは文字通り、二人で一体なんや。どっちが欠けても、誰かと入れ替わってももう別もんや。お互いの半身みたいな、ちょっと他には譬えるもんのない、独特の関係やんな。俺、菅ちゃんが先に死んだらどないしようか思うわ。多分、この世の誰を亡くすより悲しいやろな。俺、あかんたれやから、自分も死ぬかも知れへん」
 「うーちゃん・・・・俺かて・・・・」
 大阪府大は胸が熱くなり、盛んに目をしばたたきながら、京大の頬をそっと撫でる。いつもの痛烈な皮肉も、これでは出る幕がない。
 「ほんま、菅ちゃんがいてくれてよかった。感謝する。俺が生まれたことにも、菅ちゃんが生まれたことにも。出会えたことにも。
 一旦は親父に勘当されかけたけど、一回も後悔したことない。されてたとしたって、きっとしてへん。絶対してへん。一生、一緒にいよな。おっさんになっても爺さんになっても、ずっとずっと、俺の右に立っててな」
 京大は雲一つない青空のように、晴れ晴れと微笑む。大阪府大は唇を噛みしめて何度も頷き、ただ無言で、相方を強く抱き竦めた。
 「菅、動いてええよ」
 目を閉じて、京大が囁くように言う。
 「よっしゃ!うじ、覚悟しいや!」
 大阪府大は京大のすんなりとした体を押さえつけ、ゆっくりと腰を引いた。一気に、最奥まで叩きつける。二度、三度、四度。
 小柄で色白で女のような顔立ちの大阪府大が、全てにおいてその逆の京大を組み敷き、犯す様はなかなかに倒錯的で、尚且つ猥雑で美しい。いや、寧ろ女どうしの交わりのように、果てもなく尽きもなく、ただ貪りあい、求めあう。
 突かれに突かれて、京大が激しく悶える。二人分の体液に全身ぬめりながら、相方の律動に合わせて深く腰を揺りつつ、足指を痙攣させ、よがり泣く。
 至福の時の間近い大阪府大の耳に、遠く、潮騒が聞こえる。この世は荒海、人生は航路である。人は皆、自分の舟は自分で操らねばならない。しかし、オールを握るこの手に添えてくれる手があれば、どんなに嬉しく、心強いことだろう。
 大阪府大は京大の髪を指で梳く。京大は澄んだ真っ黒な瞳で大阪府大を見つめ、その手に自分の手を重ねてくる。舞台の上でやり取りをしながら、互いの呼吸を読み、目と目でものを言い交わす、あの心地よい緊張に満ちた一瞬のように、視線と視線、思いと思いが交じりあう。五本の指を絡ませ、堅く握り合わせた相方の手を、大阪府大はそっと、白いシーツに押しつけた。
 京大の喉仏がくっ、と動き、イ・・・・イク・・・・という溜め息にも似た小さな呟きが洩れる。背中を反らせ、ひくひくと身を震わせて、白いしぶきを上げる。それをしっかりと見届けた後、大阪府大は京大の唇を吸い、深く舌を絡めながら、その胎内に精を放った。
 「えーと」
 精液を拭っている京大の横で、大阪府大が何か考えこんでいる。
 「どうしたん?」
 「いや、どうオチつけようか考えてへんかってん」
 「たまにはええんちゃう?」
 大阪府大はぱっと顔を輝かせた。
 「せやな!だって受験生の皆さんにとっては、オチのない話ほど喜ばしいものはないもんな!」
 「オチてるやん」

ども、ありがとうございましたー。

Edit

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

相方っていうのは元々、遊郭でのセックスの相手のことを言ったんだそうで、
「敵娼」とも当てるそうな。京大様はご存じかな?

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