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サザンオールスターズ 「また会えるから」

こんな大御所を801ネタにしていいものか・・・迷いながら書きました
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「浩.志君」
「あ、派等.坊、いらっしゃい」

今日、私は久し振りに会おうと思って、浩.志君の家を訪ねた。

活動休止を宣言して、少々お騒がせしてしまった去年・2008年を無事に越し、今はそれぞれ、色々とやっている。
まあ、私と啓.介は夫婦だから、今は何かと共同でやる事が多いのだけれど。

「所.宇君達は?」
「所.宇は今日、バンドのライブがあるんだ。麻.衣は新曲の打ち合わせで、スタジオ行ってる。かみさんは今、買い物」
「そっかー、大変だね、所.宇君達も」

「あのさ、派等.坊・・・」
「ん?」

「これ・・・覚えてる?」

浩.志君が差し出したのは、多ー.坊とのお別れ会の時に、仲.二誌君に撮ってもらった、メンバー全員の集合写真。

多ー.坊と浩.志君は、肩を組んで笑顔でピースサイン。

2人は同郷ということもあって、私が知っている限りでは、メンバーの中でもかなり仲良しだった。

しかし、その時は、彼があのようなことに巻き込まれるなど、思いもしなかった。

「今、元気にしてるかな、多ー.坊・・・」

浩.志君が重い口を開いたのは、その時だった。

「派等.坊・・・俺、今まで・・・黙ってたんだけどさ・・・」

「俺、あいつのこと、好きだったんだ」

「ずっと・・・かみさんにも、所.宇達にも・・・言わなかったんだ。言ったらきっと、色々問い詰められると思ったから」

淡々と話す浩.志君の目は、何処か重苦しく、寂しそうだった。

そう言われて思い返すと、確かに2人は、お互いの褒め合いが結構多かった気がする。

浩.志君が何パターンか叩いていて、太ー.坊が「結構良くない?」と言ったパートがとばされたりすると「今の良かったんだけどなー」という感じで言ってたし、
時々、スタジオの廊下で「あそこ、もうちょいピッチ下げてみようよ」と、浩.志君が太ー.坊にアドバイスをしているのを聞いたこともあった。

そんな2人が、友達を通り越して、恋人だったなんて。

「・・・そういえば、トイレで泣いてたよね、あの時」
「ああ・・・聞こえてた?・・・悔しかったんだ、凄く。何で助けてあげられなかったんだ、ってね・・・」

思えば、あの事件がニュースで流れるずっと前から、浩.志君はレコーディングやリハの合間をぬって、太ー.坊に幾度となく電話をしていたし、電話口で声を荒げることも少なくなかった。

自分がずっと想っていた人が、ドラッグに溺れ、蝕まれてゆくさま――――――

想像しただけで、身の竦む思いがする。

「派等.坊、時間、大丈夫?」
「え?・・・あ!」

啓.介と2人で取材を受ける予定の時間が、1時間後に迫っていた。

「大変!結構長くいちゃった。じゃあね」
「ああ、またね」

「浩.志君」

私は玄関で、浩.志君に向き直って言った。

「諦めちゃ駄目だよ。心を強くして待ってれば、きっと会えるよ」

「派等.坊・・・」

「不可能なことなんて、この世にないんだから」

浩.志君の瞳が静かに光って、涙が一筋、頬を伝った。

私は空を見上げて、心の中で呟いた。

いつか

この枯れそうな花が

大きく綺麗に

咲きますように

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

一言言わせて頂きます

純粋なファンの皆様!本当に申し訳ありませんでした!

  • この大御所で萌えてる人っていたんですね!嬉しいですwありがとうございましたww -- 名無し☆? 2009-06-23 (火) 20:49:13

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