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禁煙CMの二人 「プロローグ」

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
むらむらして書いた。今は反省している。私の中で攻め受けは決まってなかったりしますw

「先生!ありがとうございました。先生のおかげでやっと禁煙出来ました。一人じゃきっと無理でした。」
「おめでとうございます。あなたの強い意志があったからこそ禁煙成功したんですよ。私はほんのちょっと手を貸しただけです。」
二人はほほ笑みながら力強く握手をかわした。
「………」
「どうしました?」
先生と呼ばれた医師は握られたままの手に違和感を感じつつ目の前の男にたずねる。
「…先生」
「はい?」
握手をしたままの手に男のもう一方の手が重ねられた。
自分と違い大きくてごつごつとした指を感じる。温かかった。
「これからも先生の手が必要なんです、と私が言ったら?」
「え?」
「これから先も先生の手を貸してほしいんです。」
何だか男は切羽詰まった様子でその台詞を一気に言い切った。怖いほどに真剣な眼差し。
強く握りこまれた手が少し痛い。

「ダメですよ今からそんな事を言っていては。せっかく止められたんだからこのまま持続させないと。」
「えっ、いや、そうではなくて…」
「その不安な気持ちも分かりますけどね。そうだなあ…あ、誘惑に弱いタイプですか?
なら、あまりタバコを吸う人がいる場所には行かない方がいいですね。あとは最初のうちは、飴とか舐めてるのも…」
その瞬間医師は自分の身体が斜めに傾くのを感じた。
「………んっ」
「私は飴よりこっちの方がいいです。」
何が起きたのかわけのわからないままに、医師は男をぽかんとした表情で見つめた。
手の中にはくしゃくしゃとした紙の感触。
「携帯の番号とアドレスです。待ってますから。」
早口にそう言うと身を翻し足早に歩き去った。足がもつれたような歩き方だった。
…医師はいまだ動けずに男の背中を見送っていた。
(え?え?携帯?待っている?なぜ?)
ぐるぐると医師の頭の中ではクエスチョンマークが渦巻いていた。こんなことは初めてだった。
そして自分の指先が無意識に唇を弄んでいた事に気付き、顔を真っ赤にして指を外すのだった。
「じゃあ、あの台詞って…?」
桜も間近の三月の出来事だった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
おかしいな・・・「ご褒美だよ」とか医者が言う超ヌルヌルエロを書こうと思ったのに・・・!


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