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銀魂 銀時×土方、伊藤×土方

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                     |  吟球の吟土+井土モナ‥‥。
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  三角関係らしいよ。
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
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「え?しばらく会えない?」
「ああ、ちょっと仕事が忙しくなりそうだからな」
吟時の元に恋人である肘方から電話があって、久々に二人っきりで会えるのかと期待したらこれだ。
「おいおい俺達一ヶ月近く会ってねえぞ。それなのにしばらく会えないってなあ・・・」
「わりーな、そういう事だから屯所に来ても会えねえから。じゃあな」
「じゃあなって、おい・・・」
プッツーツーツー・・・
文句を言う間もなく電話は切られた。
「納得できるかあぁぁぁぁ!」
吟時はすぐに屯所へ向かって行った。

屯所の門前には巡回から帰って来た置田の姿があった。
「あれ、旦那ぁひでー顔してどうしたんですかぃ?」
「肘方を出せこのヤロー!いくら仕事が忙しくったってなあ、会えないって、もっとこう言い方があるだろう!」
「いや忙しくありやせんぜ。溜まってる仕事もねえし今はテロの予定もなく平和そのものでさあ」
「え?でもおたくの服長は仕事が忙しくなるから会えないって・・・」
「なるほど。肘方さんは会わせたくなかったんでしょうねい。井等さんに」
「誰だよそいつ」

吟時に出会う数年前のことだ。
組の拡大のために肘方は隊士を集めに西へ行く事になった。
初めは肘方と平隊士数名の予定だったが、置田が弁の立つ井等も一緒に行った方が隊士は集まりやすいと言うので、急遽同行する事になった。
肘方と井等の仲が険悪なのは周知の事実だから、これは置田の嫌がらせだ。
二人は目が合えば途端に嫌な顔をし、いつも口論が絶えなかったから、周りは必要以上に二人を近づけないように気を配っていたというのに。
西へ行く道中、二人はろくに話をせず目も合わせない。
隊士達はそんな二人にハラハラしていた。
そして重苦しい空気のまま宿へ着いたのだが、何かの手違いで肘方と井等が同室になってしまったのだ。
あいにく満室で空き部屋がないと言われ二人は渋々諦めて、隊士達はそんな二人を心配そうに見つめていた。
二人が部屋に入り井等がパタンと扉を閉めた瞬間、肘方の体はビクッと震えた。

「こんな事になってしまうとは・・・」
「・・・」
「肘方くん」
「・・・何だよ」
「こっちを向いて」
井等が顎をつかんで振り向かせた肘方は、ひどく困惑したような顔をしていた。

それは組を結成して間もない頃ー
井等は初めて肘方を見た時、魔法にかかったように一瞬で恋に落ちてしまったのだ。
艶やかな黒い髪に意志の強そうな黒い瞳、整った顔立ちにスラッとしたモデルのようなスタイル、どこか近寄りがたいオーラを放っていて、
口が悪いけど仲間想いで、しっかりしているのにどこか放っておけない。
肘方を知れば知るほど惹かれていく自分を止めることはできなかった。
廊下ですれ違う時や、稽古をしている時、ちょっと一休みをしている時、そんな何気ない瞬間に井等はずっと熱っぽい視線で肘方を見ていた。
そのくせ肘方が風呂上りにいい匂いをさせて着流しから桃色の肌を覗かせて縁側で涼んでいるのを見ると、
真っ赤になって目を逸らし、「もっと周りを気にした方がいい」と怒るように言うのだ。
鈍感な肘方もようやく井等の気持ちに気付いて、段々と自分には無いものを持つ井等が気になっていった。
しかしお互い意識するようになってすぐ、井等は上から京行きを命じられ、近いうちに江戸を出なくてはならなくなった。
もし結ばれてもすぐに離れ離れになってしまう。
この秘めた想いを打ち消すように、相手を憎んでいるかのような態度を取ってきたのだ。

「俺、やっぱり別の宿に泊まる。」
重苦しい空気を破って肘方は扉に手をかけた。
その瞬間、井等の熱い手が肘方の体温の低い手に重なった。
井等は肘方を自分の方へ向かせると、赤くなったいつもより幼く見えるその顔にゆっくりと近づいていく。
(だめだ。こんな事をしたらもう後戻りはできない)
分かっているのに肘方の体は動かない。
「肘方君、僕はずっときみを…」
その先を言うなと思っているのに、ようやく告白してくれて嬉しく思う自分もいて、肘方は井等の視線から逃れられない。

「だめだ井等」
「もう止められないよ」
井等は肘方に激しく口づけた。
「はぁっ……んっ…んんっ…」
荒い息遣いとチュクチュクという水音が部屋の中に響き渡る。
井等にもう余裕は無く、硬い畳の上にそのまま肘方を押し倒し、隊服を剥ぎ取っていった。
もうずっと、肘方に会った瞬間から、肘方だけが欲しかった。
肘方はこうなる時を待っていたかのように、ただ井等に身を任せた。
やっと二人の気持ちが繋がった瞬間だった。

数日後、肘方達が新しい隊士を連れて帰って来て、周囲は仲の悪い二人が無事仕事をやり遂げてホッとした。
しかし敏感な置田だけは気付いていた。
二人の間に変化があった事に。

「何で最初から二人の気持ちに気付けなかったのかねぃ。気付いていたら二人を同行させる事なんて絶対しなかったのに。
まあとにかくそれからしばらく二人きりでコソコソ隠れて会ってたみたいですがねぃ、
すぐに井等さんは京へ行く事になり、ほどなく別れたらしいでさあ。
で、今日久々に井等さんが江戸へ帰って来て肘方さんは今彼に元彼を会わせたくなかったんでしょうねぃ」
吟時はしばらく固まって置田の話を聞いていた。
「フーン。それで、井等って奴は今一人身?」
「いや近々結婚するらしいでさあ」
「なんだよぉぉぉぉぉぉ!俺すっげー不安になってたじゃねーか!そいつがまだ肘方の事を好きだったらどうしようって!
結婚すんのかよ。あー心配して損したーあ、井等君に今彼がオメデトウって言ってたって伝えといてねー」
「でも旦那、井等さんはまだ肘方さんの事が忘れられないんでさあ。だから江戸へ戻ってきたんですぜ」
「え?」
吟時は再び固まった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 続く鴨
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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