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ケロロ軍曹 ガルル×ギロロ

読みたかったので書いてみた紫赤。

|>PLAY  ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

結婚する、と、彼は言う。
私の弟だ。
結婚? お前にはまだ早い、
と、折角訪ねてくれた彼に、私はそっけなく答えた。
にいちゃん、こういうのは順番じゃないよ、
と、ギロロは言った。幸せそうに綻ぶ顔を、私は真っ直ぐに見る事が出来なかった。

ギロロが結婚する。
いつかくる筈だったその事実を、私は受け止める事が出来ない。
私の中で彼はいつまでたっても無垢な子供だ。
その弟が、結婚。
先を越されて悔しい訳ではない。
過去への感傷でもない。
ただ、彼の相手の女を憎いと思った。
横取りされたような気分になった。
横取り? 馬鹿な。
ギロロは弟だ。

考え事をしている私を、ギロロは不安げにみていた。
私は取り繕うように、
「もう遅い。今日は泊まっていけ」
と、促した。

夕食は店屋物で済ませた。折角だから、と言って、布団はギロロが並べてひいた。実家にいた頃のように。交代で風呂に入って、床につく。
「昔みたいだ」
と、私の弟は満足そうだった。私はと言えば、先ほど感じた喉元を伝うような不快感に未ださいなまれていた。
「……ギロロ」
「何だ」
「寝たか」
「寝てはいない」
何か言いたかった筈だ。何か。なんだったのだろう。
「ギロロ」
「何だ。眠れないのか」
「違う。…いや、そうだ」
「ガルル?」
「お前、私と、その結婚する相手とどっちが大事なんだ」
「ガルル、お前何を言ってるんだ」
呆れたとでも言う風に、ギロロはため息をついた。今ならまだ冗談ですむだろう。しかし、そうする事を、私自身が拒んだ。
「答えろ」
「答えるまでもない質問だろう。あんたはにいちゃんで相手は相手だ」
「兄に向かってあんたとはなんだ」
「あんたはあんたで十分だ。頭を冷やせ、ガルル」

「頭を冷やすのはお前だ。
誰が運動会を見に行った?
参観日も保護者面談もだ。
進路だって、お前が新しい武器を買う時だって、なんだって私が面倒をみてきたじゃないか。
お前が、…お前が、軍隊でも馬鹿にされないように、にいちゃん出世だって頑張った。
その新しい女と、俺と、どっちが…」

「にいちゃん、俺達、…兄弟だろう?」

□ STOP  ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

中途半端でスマソ。
紫赤萌えを発散したかったんだ…。
ありがとうございました。


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