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黒子のバスケ 火×黒

飛翔のバスケ漫画「黒呼のバスケ」の火×黒
途中黒呼レイープ済みな妄想混じってます

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

電灯の消された体育館から最後の一人が出て行った。
がちゃん、と重い鉄製の扉の閉まる音を用具倉庫室の薄い壁越しに聞いていた
加賀見は浅く息を吐く。

安堵の色の混じったそれが気になったのか、ふと目線を上げた黒呼と視線が噛み合う。
向かい合わせに顔を付き合わせた黒呼は昼間と変わらない、淡々とした口調で呟く。
「先輩・・・帰りましたね」
潤いを帯びた黒い瞳がふたたび静かに加賀見を見返す。
ごくり、と唾を飲み込む。
男のくせに。愛想のカケラもないくせに。なんとも色っぽい顔をする。
加賀見は居心地の悪さを誤魔化すように黒呼の髪を片手で引き寄せる。
壁に背を預けてしゃがんだ加賀見の、足の間でうずくまっていた黒呼は素直に行為を続行した。
加賀見のハーフパンツのチャックを緩め、内側からまだ反応の見られない加賀見のそれを
引き出し、慣れた手つきで扱き始める。

人肌よりやや熱いそれは、まだ柔らかく掴み辛い。
だが、数回擦るだけで弾力をつけ、少しずつ角度を付けて上向いてくる。
生温い粘液が指先をぬめる感触に黒呼の咽喉が鳴った。
頭を傾け、剥けきっている亀頭に唇を近づけ、舌を尖らせて先端をちろりと舐めれば、
頭上に据えられた加賀見の手に無意識に力が篭もり、そのままぐしゃぐしゃとかき回す。
加賀見の、熱の篭もった荒い息遣いも聞こえてくる。
本体よりもよほど正直な下半身ですね、と心中でこっそりと満足しながら、
黒呼は次に裏筋の薄い部分を唇で辿った。
くっきりと血管の浮く竿の途中で吸い付くように舐め、小さな口にカリの部分を咥えこむ。
じゅぷっ、ぐぷりと加賀見の体液と黒呼の唾液が混じり合い、淫雑な音を立てた。

亀頭周りの窪んだ部分を舌でぐるりと巡らせると脇の加賀見の足がびくりと上がった。
口内で脈打つ加賀見の陰茎は、すでに収めきらないほど逞しくそそり立っている。
「お、おいっ・・・!、もうイイ。出る・・・」
「どうぞ」
その言葉を合図に、黒呼は一層強く吸い上げた。
行き場を求めていた熱い飛沫が口内の粘膜を濡らし、甘い痺れが腰にまとわりつくのを
黒呼ははっきりと自覚していた。

名残惜しそうに一旦口を離した黒呼の顎を、溢れた体液が伝う。
その液を躊躇なく舌で舐め取る黒呼の姿を加賀見はじっと見つめていた。

「好きなんです、加賀見君が」
そう黒呼は言った。
加賀見のとって黒呼は、バスケで頂点を目指す目的を同じくする同士であり、
チームメイトであり・・・友人である。
加賀見は黒呼も同じ感情を持っていると思い込んでいたが、彼はその感情に情欲という色も
併せ持っていたらしい。
ふいに合う視線も、分かりづらい嫉妬も独占欲もその表れだったようだ。

本音を加賀見に告白したことで自信を得たのか、黒呼は会う度に返事を加賀見に請うようになった。
僕が欲しいのは加賀見君の気持ちです。加賀見君が望むなら、僕は何だってします。
そう言う黒呼に加賀見が冗談半分で口淫を命じたのはいつだったか。
滅多に揺らぐことのない黒呼の瞳に、絶望がよぎったのもこの時が初めてではなかっただろうか。
黒呼は過去を語ろうとはしないので、この時の黒呼の心境を加賀見は知りえない。
そして、加賀見が黒呼を嫌いきれず、この曖昧な関係を続けているのも明らかだった。
黒呼は加賀見の答えを待っている。・・・きっと今も。

「シャツ、ちょっと汚れちゃいましたね・・・替えが教室にあるんで僕はそっちによって帰ります。
加賀見君はどうしますか?」
シミのついたシャツの襟を引っ張りながら、平坦な声で黒呼が訊ねる。
「・・加賀見君?」
いつもなら、ぶっきらぼうながら何らかの返事は返ってくるはず。
微動だにしない加賀見を訝しんだ黒呼が、再び加賀見の前で膝を折る。
俯いた顔に手を伸ばしかけた直後。

肩に食い込むような痛みを感じ、黒呼は加賀見の下に押し倒され、見慣れない天井や用具の納まった棚、
真剣な加賀見の顔を呆然と見上げることになった。
身長差も体重差もある加賀見相手に抵抗など出来ず、黒呼は目を閉じた。
まさか、想い人でもある加賀見からもこんな仕打ちを受けるとは、不可視な上に運もないのかと黒呼が
なかば諦めの境地に差し掛かった頃。

額やこめかみ、頬に降りてくる唇。初めは、軽く、次第に強く。
思わず目を見開いた黒呼の唇に、加賀見の唇が重なる。
短い口付けの後、ごく近い距離から見つめあい、今度は貪るように口膣を荒らされる。
唾液を分け合うように舌が絡み合い、受け止め切れなかった液体が口の端から零れ落ち、床に溢れる。
加賀見の手が黒呼の髪に滑り込み、隙間を埋めるかのように密着してくるのに応えようと、黒呼も
腕を伸ばして目の前の固い首筋に縋り付く。
恐怖でしかなかった、圧し掛かる体温が今は心地いい。
すっかり息の上がったままお互いの顔を確認し合い、先に目を逸らしたのは加賀見だった。

「・・・・・・しょっぱ・・・てかマズ!」
「まぁ、あんなことした直後でうがいもしてませんから・・・」
律儀に答える黒呼に舌打ちしながらも、加賀見はなぜか黒呼の上からどこうとしない。
「・・・これからは・・・あんなこと以外に、こういうのも・・・してもいいぜ」
「こういうの、って今のですか?」
加賀見が憮然としながらもこくりと頷く。
その頬が耳まで赤いのが薄暗い室内灯を背にしてもハッキリと見えるくらいで、
黒呼の内側からじわじわと笑いたいような、泣きたいような変な気持ちが湧き上がってきた。
こんな気持ちは初めてだった。

「あの、加賀見君」
黒呼は床に肘を立てて、加賀見に顔を近づけた。加賀見は今も絶賛目線を逸らしている。
「今度は僕から“こういうこと”してもいいですか?」
「・・・今やると辛抱できねーぞ」
加賀見の全身から獰猛な雄の匂いがする。それを必死で押さえ込んでいるのだろう。
その獣の首筋に、すりすりと鼻をすり寄せる猫が一匹。

「はい、知ってます。・・・だからこそ、です」
そういって加賀見の頭を抱き寄せ、厚めの唇に齧りついた。
テメー覚悟しとけよ・・・、そんな呻きに微笑みながら。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・; )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
連投規制にかかってしまいました・・・orz
スレスト申し訳ありません


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