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相棒 伊丹→亀山

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 | | |>PLAY.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 色々ショックだったけれども禿萌えたので投下
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 勢いで書いたので変なところがあったら申し訳ない。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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彼は居なくなってしまった。
行ってしまったのだ。

とても遠い場所へ。

「まぁた携帯見てやがる」

少し離れた所から様子をうかがっていた身裏は背利沢に打ちした。

「先輩が辞めてからよく見てますよね」
肩を竦め、背利沢が小声で言葉を返す。

二人の視線に気付くことなく板ミはその大きな身体を縮め
両手で持った携帯を睨み付けていた

携帯を開き、顔をしかめ、何か操作をするがすぐにイラついたように携帯を閉じる…
瓶山が辞職してからここの所毎日のように見る光景だ。

「…いっつも何やってるんでしょうね」
「メール…って訳でもなさそうだな」
「あ、まさか板ミ先輩。結婚相談所からの電話待ってるとか」

「馬鹿、それならもっとウキウキしてるだろ」
「ああ、そっか……」

二人の相談を他所に
携帯をポケットにしまった板ミは軽く息をはくと席を立ち、一課から出ていった。

「なんか……」
ばたんと閉められた扉の音を聴き、ぽつりと背利沢が呟く。
「張り合いなくなったっていうか…」

「…警部殿は今もなんら変わりなく現場に勝手に入ってくるけどな」
老眼鏡を下にずらし、板ミの去った扉を見つめながら身裏も口を開いた。
「…やっぱり瓶山がいないとなあ……」
「板ミ先輩とのアレがあるから匿名って感じでしたよね……」

もう聴くことのできなくなったあのやりとりを思い出しながら、二人は小さくため息をついた。

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「匿名係の……瓶山ぁ~…」
板ミは誰も居ない男子トイレの小便器の前で、ぽつりと懐かしくなってしまったフレーズをつぶやく。
そういえばこのトイレで身裏と共に瓶山と会話した覚えもあった。

「……へっ、なぁに言ってんだ。思い出すな。バカが…」
自分に言い聞かせる。

瓶山が居なくなってから、現場に椙下がくるとうっかり瓶山の姿を探してしまう自分に気が付いてしまっていた。
「居なくなってせーせーすらぁ。はっ、あのバ亀」

そして、何事もなかったかのように振る舞う椙下に、こちらが動揺してしまった。
心にぽっかりと穴が開いたような喪失感。
同じ匿名の相棒であるはずの彼だって感じていないはずがないというのに。

自分だけ聞き分けのない子供であるかのように感じることも
自分の中での瓶山の存在の大きさを実感してしまうことも気に入らなかった。

何もかもが面白くない。どうしてこんなに振り回されている気分になるのか。
どうして特亀なんぞにこんな気持ちにさせられているのか。

あの時廊下ですっぱりと別れを告げ、素直になれない自分なりに背中を押して送り出したつもりだ。

女々しく引きずるのは趣味じゃない。
冷水で洗った手でバチンと頬を叩き、正面の鏡を睨み付けた。

気合いを入れ直す。

死んだら一番に化けて出てやると言った瓶山の顔を思い出し、板ミは ハッ、と鼻で笑った。

一課に戻る途中で再び携帯を開く。
もう解約してしまい、使われていない瓶山の番号が表示されている。

そういえば……昔ふざけて音声案内のマネをしたことがあったことを思い出した。
そう、捜索の現場から引き上げるときだ。
匿名を積み忘れたあの時の瓶山の怒った声。今思い出しても笑える。
あのやりとりも懐かしい。

……ああ、ダメだ
何もかもが瓶山につながってしまう。
忘れようとするほうが無理なのだ。
板ミは苦笑した。

「消せるかよ…バカヤロ」
肩を竦め、結局またそのまま携帯を閉じる。
消去することはもうやめた。

「忘れたくねぇよ…瓶山…」

携帯を握り、ぎゅっと目を瞑る。そしてゆっくりと息を吐いた。

そうだ、こんなことで自分を見失うべきではない。

再び両手で頬を叩き、自分を奮い立たせる。
死んでも化けて出るといった相手だ。
生きてりゃ必ずまた会える。

そうだ、次に会うときは瓶山を顎でこき使う時。
出世した自分を見せてやる。

新たな決意を胸に意気揚揚と少しだけ足音を強く立てながら瓶山と別れた廊下を歩いていった。

「あ…先輩…」

一課に戻ってきた板ミを見て、背利沢が声をかける。
板ミは顔を顰めたまま背利沢の方へ歩み寄ると

「何ぼけっとしてんだコラ!背利沢ァ!鑑識行って例の資料取ってこい!」
力強くその頭を叩いた。

「でっ!!!…ぁ!?は、はい!!」
叩かれた背利沢は頭を押さえながら訳もわからず走りだす。

「・・・訳わかんねぇぇぇ~!!」
思わず不満を口にするが、拳を振りかざし威嚇する板ミを見てあわてて一課を飛び出していく。

「やぁっと戻ってきたか…」
板ミの様子になにかを悟ったのか、身裏はその様子を見て軽く笑ったのだった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 板ミン可愛いよ板ミン
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) しかしショックだ…
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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