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オリジナル モーニングコーヒー

気になりますね・・・
と言いつつ、
以下は前スレ埋めるつもりで3KB分用意した出所不明な映像の切れ端なのですが、
使いどころを失ったら惜しくなり恥も省みずこちらへ出してしまいます。
途中の方をしばらくお待ちしてみたものの、いらっしゃらないようなので。
もしルール違反になるようでしたら本当に申し訳ありません。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 その朝恭二は、珍しく早くに目が覚めた。と言っても、前夜何事もなく眠りに就いた翌朝であれば、
珍しくも何ともない。ただ、そんな日が週末に存在することは、確かに稀であった。
 そんな珍しい週末の朝、恭二は十分に休息を摂った充足感の中で目覚めた。覚醒とまどろみの間に
たゆたう感覚をしばらく堪能した後、隣で聞こえる寝息の方へ体を向ける。寝息の主はわずかに顔を
こちらへ傾け、薄く口を開いて、まだ深い眠りの中にいるようだった。
 実はここ数週間、一度も段田に体を求められていない。ベッドに入ったと思う間もなく寝息が聞こ
えてくる日が続いていた。仕事が忙しいということは十分に理解できているが、それまで定期的だっ
たものの途絶えた夜がこれほど続くことにどこか拍子抜けしてしまっていることは、否定すべくもな
かった。
 だが、そこに不満があるわけでは断じてない。何もなくとももちろん、恭二は満足だった。こうし
て彼の隣にいられるだけで、充分ではないか……。
 しばらくの間、横顔を愛おしげな目で見つめていた恭二は、急に何かを思いついたらしい面持ちに
なった。段田の気配を窺いつつ、できるだけ静かにベッドから滑り出る。彼が目覚めた様子はないの
にほっとして、恭二は足音を忍ばせ階下へ降りていった。

 台所へ入り、薬缶を火にかけながら、自然と笑みがこぼれてくる。いつも彼のしてくれることをた
まにはこうして返すのも、悪くないだろう。
 コーヒーポットと二つのカップを盆に載せ、寝室へ戻ろうと振り返った途端、恭二は手にした盆を
取り落としそうになった。
 ガウンを羽織った段田が、台所の戸口にもたれている。愉しげな微笑を浮かべて、
「おはよう。恭二」
「あ!お、おはよ……やっぱり、起こした、かな……」
「いいえ。なんだかいい香りがするので、それで目が覚めたんですよ」
「…そうか」
 照れくささとわずかな失望を隠しながら、恭二は平静を取り戻そうとする。
「もう少し待っててくれれば、持っていったのに」
「そうですか?それはもったいないことをしましたね。なら、上で飲みましょうか」
 と段田は、恭二の肩越しに腕を回して、盆を持つ手の上に手を重ねてきた。
「やめろ!……大体、もう起きたんなら、わざわざ戻ることもないだろう」
「だって、そのために用意してくれたのでしょう」
「わかった、わかったから、背中押すな!!」

 階段を上りながらも、肩に回されたままの手が気になって仕方がない。
ベッド脇のテーブルに盆を置いて、ようやく恭二は一息ついた。
 二つのカップにコーヒーを注ぎ分け、一方を段田に渡そうとした途端。
 彼は差し出されたカップではなく、それを持つ手の方をとらえた。
「おい!……」
 抵抗を試みるより早く、腕の中に抱き取られてしまう。段田はそのままベッドの縁へ腰をおろし、
自分の膝の上に恭二を横向きに座らせた。続いて、さらに何か声を上げようとする唇に深く唇を重ね、抗議を封じる。
 恭二がなんとか手放さずにいたカップが受け皿の上で音を立てた。傾いていくそれが滑り落ちる寸
前に段田は取り上げてテーブルの上に置きながら、首を振って逃れようとする頭を押さえて口付けを続ける。
 ようやく唇が解放されると、恭二は頬を染めてうつむき、
「……なにするんだよ」
 それだけ言うのがやっとだった。潤んでしまった目を上げて段田を睨むと、彼はもう何食わぬ顔で
カップを口に運びながら、
「いやぁ、朝のコーヒーはいいですね。まして、淹れてもらったものとあればまた格別ですよ、恭二」
「それは良かったな……」
「でも」
 段田は恭二の耳に口を寄せた。
「あなたのほうがもっと……ね?」
 ますます赤くなった顔を段田は微笑を浮かべながら眺め、
「ほら、飲まないと冷めますよ」
 と、彼にカップを手渡した。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

もし割り込み等のルール違反に当たるようでしたら、重ねてお詫び申し上げます。
大変失礼を申し上げました。

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