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天体戦士 レッド×ヴァンプ

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                     |  初めてのビデオ棚だから色々許して欲しい。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  わかる人がいるのかな。
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 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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ピッ

携帯を切った後、その場で考え込む。
「ヴァンプ様、レッドのやつは何て?」
後ろにいた戦闘員1号が問いかけた。
「・・レッドさん、風邪ひいて寝込んでるんだって。だから今日の対決は中止。」
振り返らずにヴァンプはそう答えた。

今日はいつもの通りサンレッドと怪人率いるフロシャイムは対決を予定していた。
しかし約束の時間になってもレッドが現れなかった。
毎回対決については文句ばかり言うレッドだったが、約束をすっぽかすことは無かった。
日にちを間違えたのかもー・・・と不安になったヴァンプは、携帯電話からレッド宅
(正しくはかよ子宅)に連絡を入れてみたのだが。

「大丈夫かなァ・・・レッドさん。かよ子さんは研修で数日家を空けるって言ってたし・・・
ついこの間まではかよ子が熱を出して寝込んでいたばかりだ。
もしかしたらその風邪がレッドにうつったのかもしれない。
宿敵とはいえ、気になりだしたらどうしようもなく。
「・・・・ちょっと私行ってくる!」
「えっ、ちょっ、ヴァンプ様ーーっ?!」
戦闘員2号に持っていた槍と盾を手渡すとヴァンプは走り出した。

「・・・おまっ・・今日は対決は止めだって言っただろうが・・・っ」
ドアを開けたレッドはあからさまに怒りの口調で第一声を放った。
「分かってますよ!今日はレッドさんの様子を見にきただけですから!」
いつもならレッドにビクビクしているヴァンプだったが、
今日は相手が病人ということも手伝ってか、多少強気だった。
失礼しますと、ズカズカと家の中に入る。
「あ!っおい、こら!」
止めようするレッドをすり抜けてリビングに入る。
「やっぱり!来て正解!」
ヴァンプはため息をついた。

色々散らかり放題の部屋に、ここで寝ていたであろう毛布や座布団が置いてある。
「ちゃんとお布団で寝なきゃダメですよレッドさん、
ああ、何これ~冷凍ピザ?食欲があるのはいいことですけどもっと消化の良いもの食べなきゃ・・・」
「おまっ・・・母親かっつーの!うっせーよ!いーから帰れ!」
煩いヴァンプにイライラしてレッドは頭を抱える。
風邪のせいでただでさえ頭痛がするというのに。
「この状況を見て帰れませんよ、折角来たんだし。」
そう言いながら手に持ったものを目の前に差し出す。
スーパーの袋に、卵やら水が入っていた。
「それに宿敵のレッドさんが風邪なんかにやられちゃ私だって困りますから」
そういうとヴァンプは今度はいそいそと寝室に行き、布団一式を畳に敷いた。
「はい、レッドさんここに寝て」
「・・・・・」
呆れて何も言えない。
大声を出した所為か熱も上がったようだ、頭がボンヤリしてきた。
レッドはまた大きくため息をつくと、観念して布団に入った。

「・・・ん、・・・ドさん。」
耳元で声がする。
「レッドさん」
目を開けるとそこにはヴァンプが正座をしていた。
「私、帰りますね。甘酒と卵粥を作っておいたのでお腹がすいたら温めて食べて下さい」
随分深く眠っていたらしい、時計を見ると数時間経過していた。
リビングをみると綺麗に片づけられているようだった。
かよ子の片づけなんかよりよほど丁寧だ。
鼻には甘酒のとてもいい香りが感じられる。
「一晩寝たら、だいぶ良くなると思いますから。あとお薬は飲んで下さいね。」
まだ頭はぼーっとしたままだ。
ただ、何故か妙に安どしている自分がいて。それに気づいたレッドは無性にイライラが込み上げてきた。
「熱は・・・まだ高いですね」
水を触っていたヴァンプの冷たい手がレッドの額に触れた。
その瞬間、レッドの手がヴァンプの腕を掴んだ。
「・・?!」
「どういう・・・つもりだよお前は・・・っ」

「俺は敵なんだろ?いつもあれだけコテンパンにされてるくせによ」
「ちょ・・っ、レッドさん痛・・っ」
ギリギリと掴む手に力が入る。
「なのにそんな俺がいる家に一人でノコノコとやってきやがって・・・
武器や防具も置いてよ?ああ?!なめてんのか?!」
「・・・・っあ!」
ぐっと腕を引かれたかと思うと、ヴァンプは布団に押し倒されていた。
冷汗が出た。こんなに怒りを露わにしたレッドは初めてだった。
「もっとこてんぱんにやられなきゃ分かんねェのか・・・」
「レ・・・レッドさん?!」
「・・・・そんなら・・・滅茶苦茶に傷つけてやるよ・・・」
ボソリとそう言ってレッドの顔がヴァンプに近づいてきた。
ゆっくりと、顔と顔がつきそうになる、瞬間。

「----------っあーーー!」
「どわっ!」
突然とんでもない力でヴァンプがレッドを押しのけた。
レッドが風邪の所為でいつもより力がなかったのかもしれない。
「レッドさん!ほら熱!またすごい上がってる!」
「・・あァ?」
そういうとヴァンプはレッドの額に手を置いてまた叫んだ。
「ほらほら!もー寝てなきゃダメ!」
倒れたレッドに布団をかけてヴァンプはポンポンと叩いた。
「今日は大人しく寝て!対決は今度でいいですから!」
「た、対決・・・」
こいつ、今のも対決って言いやがった・・・
唖然としているレッドを余所にヴァンプは立ち上がる。
「今度はちゃんと怪人も連れてきますから!もちろんレッドさんが全快してからですけど。
風邪ひきなヒーローを倒しても、自慢にもなりませんし、そもそもフェアじゃないです」
また、悪の組織らしからぬセリフを言いながらヴァンプは振り返らずに出口へ向かう。
「今日は帰ります、お大事にレッドさん」
一人ぽつんと残されたレッドは、天井を見ながらまた本日何度目になるか分からない溜息をついた。
「・・・馬鹿か・・・俺は・・・」

「あ、お帰りなさいヴァンプ様~」
アジトにつくと戦闘員たちが迎え入れてくれた。
「どうでした?レッドのやつ。」
「うん、だいぶ熱があったけど、大丈夫。明日には下がるんじゃないかな」
「それはよかったっスねー、また対決の日取り決めましょうね」
「そうだねー」
いつも通りの会話をしていたが、ふと戦闘員1号が首をかしげた。
「ヴァンプ様?顔が赤いですよ??レッドに風邪、うつされちゃったんじゃないですか?
ヴァンプは自分の手を頬にあてて、その熱を確かめた。
「・・・うん、そうかもしれない・・」

熱も、そして止まない動悸も、風邪の所為だと。
二人は自分に言い聞かせるのだった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 正直スマン
 | |                | |     ピッ   ( ∀ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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  • ありがとう、ただ、ありがとう!!ヴァンプ様が理想すぎた!! -- 2009-11-08 (日) 15:24:32

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