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野球 某在京球団の左右セットアッパーコンビ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |   !ナマモノ注意!也急モノ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| とても仲良しな、某在京九談の
 | |                | |             \左右セットアッパーコンビ
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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ファン感謝祭で久々に彼と会った。

「お久しぶりです」
「ヨッ! 久しぶり!」
「お元気してましたか?」
「ま、代わり映えもなく。てか、秋季練習が終わってそんなに経ってないじゃん」
「……それもそうですね」

自分で思う以上に、この人に会わない期間をとても長く感じていたようだ。
シーズン中は毎日会っていたし、毎日の様でブルペンで共に肩を作っていたから、
こうやって離ればなれになるのはオフの期間ぐらいしかない。
その期間でさえ、僕は少し寂しく感じてしまっているらしい。

「チーム最多タイの登板数、だよな?」
「ですね。抑えの僕がチーム最多の登板数ってのも珍しい気がします」
「うちの先発様は完投が多いからな。先発様々だ」
「でも、やっぱゲームを締める立場ってのは…すっごく緊張しましたよ」
「そうだろうな。俺だって自分がお前の立場に立ったら全うに仕事が出来るか怪しいモンだ」
「そんなこと無いと思います…」
「いやいや、お世辞はいらんよ。ハッハッ」

キラキラと眩しいくらいに染められた髪の毛を彼は笑いながらガシガシと掻きむしった。
そういえば、バッターとの兼ね合いで一度だけ僕が8回彼が9回のマウンドに上がった日が合った。
でも、あの日だって彼はちゃんと抑えていた。

「……あなたが、8回を投げてくれたから僕が9回のマウンドに上がれたんです」
「…何だお前」
「だから、僕はあなたが居なければ抑えとして一年投げてこられなかったと思うんです」
「……」
「感謝してます、とても」

今年もあと少し。
だから、言っておきたいことはイマノウチに言っておこう、と今日家を出たときから思っていた。
更改も終わったら、当分この球場へ来ることはない。

「あー…」
「…どうしたんですか?」

ふ、と彼の顔を覗き込むと妙な表情をしていた。
細目を更に細め、何故か顔が赤い。

「お前って本当恥ずかしいよ、世間知らず」
「……え?」
「ま、一応…お礼は言っておく。ありがとな、そう思っていてくれて」

俯いたままだったけど、彼はハッキリとそう言った。
その言葉を聞いて、僕も何故か顔が熱くなるのを感じた。
海風が吹き荒れる寒空なのに、どうしてか身体だけはとても暖かかった。

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