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太陽にほえろ! マカロニ×美大生

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                     |  ほえろのマヵロ二と美大生犯人。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  祭までに仕上げたかったけどムリみたいなので途中投下。
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「夫婦は他人だから、他人同士一緒に生活すれば、憎みあうのは当たり前でしょうね。」
壁に寄りかかるようにしてぽつんと座っている青年は、解りきった様に言い放った。
「そうかなあ、でも、そうじゃない夫婦も居るよ。」
「その人は自分をごまかしてるんだ。」
殺人犯・・・・。女房殺しのヤマを追いかけている・・・・そんな話が、こんな不可思議な会話につながるなんて誰が思っただろう。
少なくとも早見には予測できなかった。しかも理解できない事を言ってのけているではないか。
”他人同士で憎みあう?”意味が解らない。何を言いたいのか、自分がおかしいのか、彼が普通じゃないのか。
その考えが、さも当たり前かのように淡々と語る青年を見ていると、もはや何が正しいのか区別がつかないような感覚も覚えた。
いやいや、でもおかしい。早見は切り返す。
「そうかなあ・・・。わかったよ、アンタ愛情って奴を信じないんだな。そういいたいんだろ?」
「信じてますよ。他人同士じゃない親子とか兄弟とか、親戚とかつまり血でつながった愛情なら・・・・・。」
ますます早見は首をかしげるハメになった。
「いやいや、だけどさ、それは・・・・・・・」何かを言い返そうとしたその時、看護婦が酒を持って入ってくる。
看護婦は下品に笑いながらそそくさとグラスに酒を注いで、青年に手渡す。勿論、早見の分は無い。
この女、本当に持ってきやがった・・・と思いつつ、青年と看護婦がグイっと飲む様をただ漠然と見つめるしかなかった。
一杯引っ掛けたいところだが・・・・・・。
なんともいえない沈黙が辺りを包む。
先ほどまでやけに饒舌だった青年は、女が来てから青年はたいした会話もしなくなり、ドサっとベッドにへたりこんでしまった。
現実離れした経験とその疲れに酒が効いたのだろう。
「私もなんだか眠くなっちゃった~、あ、刑事さん、奥に部屋ありますから。」
そう言って女はスカートから覗く白い脚をくねらせ、近くの診察台に横になると、
嬌声にも似た声を出しては、寝るのにもっとも最適なポジションを求めて体が波打つ。
女の艶かしい足は男を誘惑へと引きずり込むように感じた。
それが女の意思にも見える。その標的は青年に向けられてるわけだが。

男二人の前でなんとも無防備な奴・・・・こういう女は嫌いだ・・・
そう思いながら早見は青年の毛布をかけ直してやるとそこには静かに寝息をたてる顔があった。
なんだか小生意気なことを言っていた彼も、こうして見るとツンとした態度の女よりかよっぽど純粋そうで、
まだあどけなさの残る顔にほんの少しだけ、胸の高まりを感じる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
目の前の女よりも男に目が行くなんてよっぽど疲れている・・・・・・・早見は目を醒ますようにブルブルと首を横に振った。
犯人を逃がし、不思議な青年と出会い、下心丸見えの女が近くにいる。
今日は可笑しな出来事が沢山あったのだ、だから変に興奮している・・・・そうに違いない。
「刑事さん・・・・・・。」
「あ?」
「どうしたんです?」
「いや、その・・・・・・。」
ぱっちりと大きな目が早見を捉えていた。自分の胸の高まりを見透かされるくらいに。
「悪い・・・・毛布掛けるつもりが起こしちまったみたいだな。」
「ううん、良いんです。なんだか少しだけ悪い夢を見ていたから・・・・・。」
「どんな?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「い・・・・いや・・・・良いよ。言いたくないならさ。」
「刑事さん。」
「なんだ?」
「ちょっと二人で話せませんか?」
「いいけど、ここじゃ、ダメなのか?」
青年は何も言わず、女を見つめる。女は女らしからぬいびきをかいて寝ている。
「んじゃ、奥の部屋に行くか。」
青年はこくりと頷き、早見の後を付いていく。随分と素直じゃないか・・・さっきまでの気の強さはどこに行ったのか。

「さっきの話・・・・」
「ああ、アレか。愛情っての・・・・言わせて貰うけど血のつながった愛情ってのはまた違うんじゃないかな。」
「どういう事?」
「だってほら、アンタの言ってる事は、兄弟愛とかそういうのだろ。それと恋愛とは違うって事。」
「そ・・・・そんなことない・・・!」
青年の顔が紅潮し、声を荒らげる。
「じゃあ、なんだってんだよ・・・なんだ、急に。」
「貴方は何もわかっていない。貴方ならきっとわかってくれると思っていたのに・・・。」
「おいおい・・・・。」
失敗した・・・・そう思った。よりによって”青年”に見とれていないで、とっととこの部屋で一人寝るべきであった。
よくわかっている、この手のタイプは納得するまで話し続ける。疲労などものともしない。
そんな事とうにわかっていた筈なのに。
「で、俺に何をして欲しいんだよ。どうやら俺とアンタは考えが違うようだ。」
「・・・・・・・・」
「要するにアンタは、血のつながった者同士しか信じられないってわけだ。でも愛ってのは違うと思うけどなぁ。俺は。」
「血がつながっている方が信じ合える、愛し合えるって僕は信じています・・・・。」
なにか事情がありそうだが、これ以上踏み入れると危険な気がする・・・。勘が訴えている。もう関わらないほうが身のためだと。
すぐそこには一応は寝られそうな、堅い診察ベッドが待っているというのに・・・・・・・・・。
あとどのくらい耐えればそこに辿り着ける?
まずはこの青年の気を削いで、一刻も早く追い出さなければならないだろう。
「お悩み相談って奴か?そうか、アレだろうアンタ、身内を・・・・。」
「貴方も、そんな事、畜生がすることだと思いますか?」
「・・・・・・い、いやそれは・・・状況がよくわからないしさ、なんとも・・・その。」
殺意すら感じるその冷たい目線が自分を凍らせる。恐ろしい目。
「・・・・・人それぞれだけどさ、でも他人の女ってのも良いもんだぜ?」
青年の視線を避けるようにクルリと背を向け、無意識に腰に手を掛ける自分がいる。念のために。
「他人なんて所詮、他人です。信じられない・・・・・・。」
「うーん・・・・・・・」

一方的な理論に早見はうんざりしていた。賛同して欲しいのだろう。この青年は。
他人を信じることが出来ないこの青年は、身近に話せる人を欲しがっているのだろう。自分の考えに賛同してくれる都合の良い者を。
「やはり貴方・・・・いや他人から見たら畜生・・・・なんでしょうね。」
「反対に聞くけどさ、じゃあなんで他人である俺にそんな事を話す気になった?会ったばかりの俺に。」
「・・・・・わからない・・・。」
「近親相姦してますけどそんな事するのは畜生だと思いますか、なんて言われても対応に困るだろう?」
「そ・・・・・そんな汚らわしい言い方をするなんて・・・・。」
「俺は他人だし、そんな事しか言えないし考えられないんだよ。一回他の誰かと寝ればそんな考えもかわるだろうよ。寝れればの話だけどな。」
イライラして自分でも決して上品とはいえない会話をしていると思った。
青年は早見の言葉に萎縮したのか堅そうなベッドに背を丸めて座っている。
「刑事さん・・・・・・僕、もうどうしたらいいかわからないんです・・・・。”他人”の女なんて・・・嫌です・・。僕には、抱けません・・・。」
本当にお悩み相談になってしまった・・・・。これは長丁場になりそうだ。
青年は穢れているようで、純粋なのだ。とても。繊細すぎるのだ。きっと。
「それに・・・・・・」
「それに?」
「こんな事話したの貴方が初めてなんです。こうやって、ちゃんと話せたのも。」
「へぇ・・・・。」
「貴方だったらどうにかなりそうな気がして。」
「う・・ん・・・・・」

頭を掻きながら早見は青年が丸くなっているベッドへ腰掛け、おもむろに胸ポケットから出した煙草の箱をトントンと叩き、青年に差し出した。
ほっそりとした白い手が伸びてきて、抜き取った煙草を唇に持っていく。
早見が自分の煙草に火をつけた時だった、火を貸そうと振り向くと青年の顔が間近にあるではないか。
青年は伏目がちに煙草の先を見つめながら、早見の煙草の先に合わせると、ジュッという音と共に青年の煙草は徐々に赤く染まっていく。
「火くらい、貸したのに・・・・・」
早見にはその時間が偉く長く感じて、高まりを抑えきれずにいた。まるで女と口付けしてる感覚にも思えてならないのだ。
「そういや、アンタ、名前は?」
「貞文です。」
「何やってんだ?」
「大学生・・・・美大なんです。」
「へえ、そんな感じするぜ。」
「そう、ですか?」
変人、奇人、それでもって純粋、繊細。芸術家きどりはこういう奴ばかりだ、と早見は思う。
「友達とか、大学なら可愛い子いるだろ?」
「・・・・・・・・うわべだけの友達なんていりません。」
「まあ、そりゃそうなんだが・・・・。」
「でも、刑事さんとこうやって話せるのはとても楽しい。」
「俺はうわべだけじゃないのか?」
「貴方は特別な気がします。だから、色々話した・・・。」
「そうか・・・・・・」
どうも気に入られてしまった。睡眠への道のりへは長そうだった。

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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ヨクワカランくてすいまえんでした。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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