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オリジナル 「チーム・オナホ」

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
オリジナル。現代モノ。オナホール話。

その日の就業後、六六六ら5人は七瀬川に飲みに誘われた。
「今後、最低月1回はこうした時間を持ちましょうよ」とのこと。
「仲良しごっこも悪くないんじゃない? あたし達、一匹オオカミ過ぎた気がするわ」
誘われるままチーム・オナホ全員で飲んだ。飲み代は志井が出してくれた。
飲み会の最中、下戸そうだと思っていた志井が思いのほか飲むのに六六六は意外性を感じた。
飲み会後、家の方向が同じだったため、「駅まで一緒に帰りましょう」と誘ってみた。
行き着けのアダルトショップに寄るという志井に付き合ったのは、市場調査のためと
もう少しあと少し一緒にいたかったからだ。
寒い冬は人肌にあっためたオナホでほっこりしたい。
志井はまず、蓄熱後コードレスで約5時間、ぽかぽか状態を維持できる、
オナホ用のホットウォーマーをカゴに入れた。次いで単2電池4本で動くローター内臓の電動オナホ。
それから、ローションと1000円前後の簡易オナホを次々と。
「簡易オナホとは思えない耐久度が憎い。これはわざとらしい刺激がない」
志井はキッチュなパッケージのオナホをぽんぽんカゴに入れた。
最後にホルダーにオナホをセットして使う、ACアダプターを使用した最新全自動セルフプレジャー・マシンを一台レジに運び、志井はゴールドカードで支払った。
ホットウォーマーが3,800円。電動オナホが5.980円。簡易オナホが31点で27,900円。
ドイツ製のセルフプレジャー・マシンは50,000円もした。
六六六は唖然とした。店員はニコニコ顔だ。

両手にショップの袋を持った志井に六六六は手伝いましょうか?と申し出た。
セルフプレジャー・マシンが入った左手の袋はみるからに重そうだ。
ひとつひとつはそう重量のない簡易オナホとはいえシリコンの塊が31個と、
ローションやらホットウォーマーやら電動オナホが詰め込まれている右手の袋も大概だろう。
一度は遠慮したが、六六六の再度の申し出に、志井は「じゃあ、軽い方を」と、
右手に持っていた袋を差し出した。六六六はマンションまで荷物を運んだ。
「ありがとう。助かった。あがっていけ。珈琲を入れよう」
玄関先で中にいざなわれた。
リビングで使い心地のよさそうなリラックスチェアと、付属の袋に収納された寝袋を見つけた。
登山かキャンプが趣味なのかと思った。意外とアウトドアだなと思う。
「山とかにはよく行かれるんですか?」とたずねた。
「いや、あれは常用している」
どうぞと、六六六にマグカップに入ったインスタント珈琲を手渡し志井は答えた。
六六六はリビングのカーペットの上で、寝袋にくるまり、
ファスナーを寝袋の端まで引っ張って眠る志井を想像した。
この年下の上司にもっと快適な睡眠をとって欲しいと心からそう思った。
「寝袋じゃ疲れがとれないでしょ?」
訊ねた六六六に志井はふっと目だけで微笑み、愛着があるんだと答えた。
「あんまり共感は得られないけどな」
(そりゃそうだろう。一般的じゃない)
ひしひしとそう感じた。感じながら強くこの人の生活と性生活を改善したいと思った。
毎日の生活に布団かベッドを取り入れてもらいたい。
おそらく連日であろうオナニーを否定はしないが、いくらなんでも出費が多すぎる。
望まれなくても干渉したい。たとえ押し付けだとしても、このひとの歪な生活の形を整えたい。
心地よい暮らしをデザインしたい。たまらなくそう思った。この上司に六六六が思う幸せの形を贈りたい。

上司の暮らしをデザインする。それを自分のライフワークにすることを六六六は勝手に決めた。
だがその前に神の穴だ。それだけじゃない。三鷹の勤め先の耳かきのデザインもある。
翌日、六六六は週末に予定されている技術交換会に備え耳かきのためのカンプをつくった。
同時刻、三鷹はオナホールのための技術提案書を書いていた。
週末、技術交換会は有意義におわり、ほどなくして発売されたニュータイプの耳かきは、
爆発的にヒットした。
年末、コンドームのCから鳴り物入りでオナホールがデビューした。
洗浄しやすく乾かしやすいライバル社の繰り返し使えるオナホに真っ向から挑んだ、
より衛生的で快適な1デイズの使い捨てオナホは国内外で着実に売れた。
だが薄利を補えるほど多くは売れなかった。コンドームとオナホは違う。
翌年の暮れ、株式会社志井商事の代表取締役社長である志井の父親は、オナホ-ル部門を
売却する意向を明らかにした。餅は餅屋。コンドーム屋はよいコンドームをつくって売る。それだけでいい。
志井商事のオナホ部門は全自動セルフプレジャー・マシンを主力商品に持つ、
ドイツの最大手オナホ・メーカーが買い上げた。創業以来オナホール一筋で事業を展開してきた欧州の雄だ。
先方は志井商事・オナホ部門の「人・技術・設備」。その全てを欲した。
志井を除くチーム・オナホのメンバーはドイツの研究所勤務になった。
売買契約の書面作成や押印までの最終調整、合意後の速やかな事業継承に向けたスケジュール作成。
それらを終えた後、志井は一連の責任をとり常務を辞した。

何もかもが終わった気がする。
三鷹からもう一度つきあおうと声をかけられ首を横にふった。
六六六から一緒にドイツに来てくださいと誘われ志井は断った。
どちらも選べなかったから、選ばないことを選んだ。
しばらくゆっくりしてから、ミュージアムをつくって自身のオナホ・コレクションを公開したり、
セルフプレジャーの専門雑誌をつくったりしようか……。今後のことはそれぐらいしか考えていない。
きょうは大好きなオナニーをしたくない。そんな気分だ。
無性にセックスがしたい。誰でもいいから、一夜限りの関係を持てる男と寝たかった。
なんとなく五代と目があった。
五代が男もいけるくちだというのは、七瀬川主催の飲みの席で聞き及んでいた。
断られたら出張ホストを呼ぼう。そんな軽い気持ちで声をかけてみた。
有難いことに五代は了承してくれた。
「俺でいいの?」
右手で前髪をかきあげ、含みのある笑顔で尋ねる五代に志井は目元と口元に微小を浮かべて頷いた。

酷薄そうなホストめいたチャラい見た目どおり、五代は遊びなれていた。
ホテル→シャワー→ベッド。その流れが驚くほどスムーズだった。
久しぶりのベッドの上で志井は誘うように股を開いた。
「軟膏とローションどっちがいい?」
五代に聞かれ志井は「軟膏」を選んだ。
「慣らすぜ」
志井の体をベッドに沈め、五代は薬指を使ってやさしく押さえるように軟膏を塗った。
「この指って薬の調合するときに使われてたから薬指って言うんだって」
五代は指を進めながら薀蓄を語りだした。
「その昔は、力が入らないしあまりにも使われないから『名無しの指』って
言われてたらしいんだけど、ある時、一番使わないこの指が一番清潔だって、
ある薬師が薬をあつかう際に、この指を使い始めてから、『薬指』って名前を得たらしいよ」
語り終わるころ、そこは中指を足すのに丁度いい頃合いになっていた。
「挿れよっか?」
五代は薬指に中指を添え挿入した。三回浅めに出し入れし、一回深く突く。
激しい指の動きに志井は股間を火照らせた。
「気持ちいい?」
訊ねられて二度頷いた。頷きながら先走りで股間を濡らし、濡れた股を更に開いた。
もっと欲しい。もっともっと欲しい。
「……五代、五代、もう一本くれ」
三本の指で犯されたくて、志井は下から五代を見上げ人差し指をねだった。
薬指、中指、人差し指、三本の指が付け根まで差し込まれていく。
あぁ、気持ちいい。
志井は後ろがゆるむにつれて涙腺がゆるんでいくのを感じた。亀頭のように目が濡れる。
「常務?」
五代に呼びかけられ、「もう、常務じゃない」と答える声が裏返った。

「いったん抜くよ?」
「嫌だ」と言ったのに五代は指を引き抜いた。口さびしい。不満を感じていると、
一拍後、左右の親指を与えられた。右手と左手の親指の腹が蕩けた縁にかけられる。
そのままぐっと開かされ、五代が入ってくる予感に先走りが溢れかえった。
「つけるの忘れた」
耳元で囁かれ、コンドームレスのセックスをたしなめる間もなく入れられた。
その挿入の仕方で五代のセックスの上手さが知れた。全身で感じる。おかしくなりそうだ。
いま、五代の全部が収まった。志井の鼻先にキスをひとつ落とし五代は腰をふり始めた。
よどみなく動く腰に、志井は声をはずませながら左手を自身に這わせた。
「後ろだけじゃいけない?」
無理だと頷いた。じゃあ、と五代は共に開発したオナホを、
たっぷりのローションと共にそこにあてがってくれた。
長さと硬さが異なる極細繊維の束が波になってペニスをさらっていく。
五代がオナホを動かす度、無数の繊維が絡む。うごめく。気持ちがいい。
「あっ、あっ…」
もっちりとした素材の吸着感だって褒めても褒めても褒めたりない。
なのに何で、何で、世界的大ヒットに結びつかなかったのだろうと泣きたくなった。
オナホを買いたいけれど何を買ったらよいのかわからない初心者にも、
オナニー上級者にも好評だった。海外需要もあった。なのに、何故?
五代に角度を変えて突き上げられ、体をのけぞらせながら志井ははらはらと涙した。
感傷にひたっていたら、オナホごとそこを握られ高速でしごかれた。
「空っぽにしてやるよ。きょうは何も考えないほうがいいっしょ?」
志井は五代のやさしさに涙しながら、その晩最初の吐精をした。

> □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
長々とすみませんでした。終わります。

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