Top/42-312

APOCALYPTICA・パーヴォ×ペルットゥ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  某チェロメタルバンドの短髪×黒髪
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ラウドパーク後の2人です
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ シベリウスー
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

10月18日、午後1時50分。オーディエンスの大きな歓声を背に、
アポカリプティカは日本での2回目のライブ演奏を大成功に終えた。
まずは汗だくの体をビールでも飲んで冷まそう――ライブ後独特の
興奮と達成感に全身を包まれながらステージの裾に下がった
チェリスト・ペルットゥの思いつきは、同じくチェリストである
彼の腕によってあっさり叶わぬものとなる。
「……っおい、パーヴォ!?」
「悪い皆、ちょっと楽屋貸せ!」
ぐい、といきなり強く腕を引っ張られうっかり手放してしまったチェロを、
ミッコがあわてて受け止める。そのままずるずる引き擦られていく
ペルットゥをぽかんと訳も分からず見つめていた彼は、
エイッカの「部屋は綺麗に使えよー」という言葉で漸く事態を飲み込み、思わず赤面した。

「痛い痛い痛い、ちょ、まじで放せって!」
「ごめんな、悪いが余裕が無ぇんだ」
ライブで軽々とチェロを持ち上げてみせるパーヴォの腕力には容赦が無い。
いや、自分もそのくらいは出来るのだがそれでも彼の鍛え上げられた太い腕には到底適わないし、
その見た目の差に競おうと思ったことすら無かった。
「APOCALYPTICA」と貼り紙された扉が乱暴に開かれる。中に入った瞬間、
ペルットゥはやはり荒々しく閉じられた扉に今度はその体を押しつけられていた。
そのまま息をつく暇も与えられず唇を塞がれ、思わずくぐもった声が出る。
自分のものではないぬるりとした感触に歯列をなぞられ、かと思えば思いっきり舌を絡め取られる。
……と、自分のわき腹やら尻やらを撫で回す不審な手で、ペルットゥは漸く彼の本意に気づき唇を離した。
「『余裕が無ぇ』って……何かと思えばそういうことかよ」
「ああ、そういうことだ。つー訳で協力しろ」
返事を聞く前にズボンを脱がしにかかるのでは、協力も何もあったもんじゃないだろう!
思わずそう叫びたくなったが、先程のキスで勃ちかけた自身を遠慮無く扱き上げられ、
意図した言葉とはかけ離れた艶を含んだ吐息が漏れる。その隙に口内に指を突っ込まれ、
つい反射的に舐め上げるとそのままその唾液で濡れた指を秘所にあてがわれた。
「う……っ」
彼とは何度も体を重ねてきたが、いつまで経ってもこの瞬間だけは慣れない。
その初々しい反応に毎回気をよくする彼だが(正直癪に障って仕方がない)、
今回ばかりはそんな素振りも見せずすぐに抜き差しを繰り返し始めた。
甘い痺れが体を芯まで支配していく。

「ん、あ……は……ぁ」
彼の指は太く、長い。そんなものを2本も挿れられているのだから、ペルットゥにはもう抵抗のしようが無い。
自分の体重も支えられず、パーヴォの首に両腕を回してすがりつくことになる。
すると必然的に彼の口元に近づく耳に舌を差し入れ舐められ、ペルットゥは一際高い声を上げた。
「ひ……っ、ぁぁっ」
「駄目だペルットゥ、俺もう我慢できねぇわ」
ぐちゅりと指が引き抜かれる。そしてそのまま体を持ち上げられ、挿入される……のかと思いきや、
なんと予想に反して体を反転させられ、ペルットゥは思わず後ろを振り返った。
「おい」
「悪い、ライブ後は流石に抱えらんねぇ」
しっかり体支えてろよ。切羽詰まった声でそう言い残されると、尻を引き寄せられ、
慣らされたそこに今度は指ではなくもっと太くて固いものが割って入ってきた。
「んん……っ」
「……っく」
後ろからしたことは何度もあるが、立ったままそうするのは今回が初めてだ。
膝がガクガク笑うが、それに負けてへたり込むことは許されない。
否、ペルットゥ自身、最早そうして行為が中断されるのを望んではいなかった。
無意識に腰を押しつけ、早く、とパーヴォが自身をペルットゥの裡に収め終えるのを急かす。
果たしてそれが終わると、間を空けずそのまますぐに抽送が始まった。

「ひっ、あ、あ、ちょ、パーヴォ激し……っああっ!」
彼との情交は普段から決して穏やかなものではなかったが、
それにしてもこんなに激しいものは経験したことがない。
遠慮無く腰を打ちつけられる度にどこからか込み上げてくるそのあられもない声を、
ペルットゥはとてもじゃないが抑えることができなかった。
パーヴォの左腕はペルットゥの腰を支えると同時に彼の中心を攻め立て、
空いた右手はつんと立ち上がった淡い桃色の突起を悪戯に摘み上げる。
同時に襲いかかってくる強い刺激にその艶やかな長い黒髪を振り乱して何とか耐えるが、
背筋を舌でつ、となぞり上げられたときには、必死で目の前の扉にすがる腕も虚しく
そのまま床に崩れ落ちてしまうかと思った。
その間にもどんどん速まる腰の動きがパーヴォの限界が近いことを知らせ、
ペルットゥは同時に自身もそろそろ限界に来ていることを知る。
「パーヴォ、も、俺……っ」
「……っああ、一緒、に……っ」
顔を寄せられるがままにお互い唇を貪り合う。絶頂を迎える瞬間のキス程気持ちの良いものはない。
そのままある一点を突き上げられ、ペルットゥは今まで込めていた力の一切が抜けるのを感じた。
視界が揺らぐ。裡のパーヴォがびくんと震え、どくどくと熱いものが注がれるのが分かった。
ああ、彼も果てたのだ、良かった。そんなことだけをぼんやりと考えながら、ペルットゥはその意識を手放した。

「……おーい、大丈夫かー?」
目が醒め最初にその視界に入ったのは、心配そうに自分の頬をぺちぺちと叩く短髪の男の顔だった。
「ごめんな、ちょっと無理させ過ぎた」
一瞬言っている意味がよく分からなかったが、すぐ横の扉に明らかに不審な染みが出来ていることに気づく。
と、同時に先程の情事が一気にペルットゥの頭の中で蘇り、ペルットゥは目の前の男の頭を思いっきりはたいた。
「いってーーー!!」
「お前まじふざけんな!何でったってこんなところであんなこと……!」
しかも案の定汚しちまったし!これエイッカにバレたら少なくとも向こう3ヶ月はネタにされるぞ!
わめくペルットゥに「ミッコが見つけたらしばらくは目を合わせてくれなくなるな」と付け加えてやると、
再び頭を殴られた。ひりひりする頭部をさすりつつ、でもな、と言葉を続ける。
「元凶はお前なんだぞ?」
「はぁ!?」
「腰パンも程々にしとけってことだ」
意味が分からない、といった風情のペルットゥに、やっぱり気づいてなかったか、
と溜息を吐きながらステージでのことを教えてやる。
お前、ズボンずらし過ぎて尻の割れ目見えてたぞ。
それを45分間何も出来ずにずっと眺め続ける羽目になった俺のことも考えろ。
「しかも激しく動き回るもんだからいつズボンがずり落ちるか気が気じゃなくてなぁ」
ペルットゥの表情は固まったままだ。ほらみろ、何も言えまい。
「……見るか見ないかは当人の自由だろ」
「馬鹿、目を逸らそうとしてもあれは無理だっつの。…それとも、」
またあんな風にされたいのか?そう耳元で囁くと、みるみる内に彼の顔が赤く染まった。

「……バーに行ってくる」
「え、ちょ、おま、もしかしてほんとに」
「お前は来るなよ!」
つい先程まで気を失っていただなんて考えられないような勢いで立ち上がると、
バタンと激しい音を立てて部屋を立ち去る。パーヴォはきょとんとして、開けっ放しのその扉を眺めていた。
てっきり「そんな訳あるか!」とまた殴られるものかと思っていたのに。
――あの顔!一瞬期待に潤んだ瞳を、パーヴォは決して見逃してはいなかった。
これじゃ誘ってんのと同じだぞ畜生。元気なことに、いつの間にか僅かながらも再び
その存在を主張し始めていた自身に苦笑する。いや、それにしても予想外の反応だった。
次にこうした行為が出来るのはいつだろう。パーヴォは思考を巡らせた。
おそらく今日はもう寝室に入れてはくれないだろう。少なくとも、日本を発ってからになるのは確かか。
同じようなシチュエーションでも、今日とは違い次回は甘い言葉の1つでも囁いてやろうか。
彼は一体どんな反応を示すだろう。ああうん絶対可愛いなそうに違いないそうでない筈がない。
我ながら沸いた頭だ。そんなことを考えつつ、パーヴォはステージ袖に放置してしまった
チェロを探しに自身もまた部屋を後にした。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 楽屋のドアカワイソス
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP