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親孝行プレイ 三男次男

ドラマスレの年齢設定にキュピンときたので。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「ユーゾーはさぁ」
舌足らずな声で次男が歌う。三男の髪の毛をかき回しながら、調子外れの歌声は「かわいいよね」と続けた。
兄ちゃんたちの方がかわいいんだけど、ともそもそと口の中で次男を転がしながら三男は呟く。その声は次男の耳には届かず「何?何?」と頭上から声が降ってきた。
あまり付き合うということに興味がないのか(はたまた本気でコツがわかっていないのか)、次男は女性と付き合ったことがないようだった。黙っていればモテるだろうと思う。いや黙っていなくても充分に兄は魅力的だと三男は密かに思っていた。
そんなこんなで兄弟きってのモテ男の三男は童貞の次男を抱いたりしている。

東京でのバンド活動も思うようにいかず、生活費を浮かせるために次男の家へ上がりこんだ時、本当はもっと拒絶されるかと思っていたのだ。
(長男には家庭があるので近寄らないでいた。長男は家族が困っていれば妻を無視してでも家族を選んでしまうということを次男三男は知っていた。まさかその後長男までも次男の家に上がりこんでくることになるとは考えていなかったが)。
これでなかなかガンコな兄だから、二度拒絶の意を聞いたらおとなしく諦めようと思っていたのに、次男から想像以上の歓迎を受けてしまって三男は驚いたのであった(そして部屋のどこにも女性の気配がないことも口には出さなかったが驚いた)。
もちろん兄たちが自分のことを好いてくれているのは知っている。
だけれども長男の自分に対する愛情と違って、次男のそれは無条件に自分を許すものではない、というのも三男は知っていた。それに次男の優しさの奥に押し殺されて渦巻いていた嫉妬を知らないわけではない。
本来ならば三男に向けられるはずだった感情を、次男は長男の悲しみと同調することでなかったことにしたらしかった。

例えば昔、6歳ずつ歳の離れた兄たちの卒業式と、三男の卒園式の日程がかぶったことがあった。結局祖父母も両親も三男の式に出席した。
そのころ三男はまだ幼かったからどんな経緯があってそうなったのか知らないままだが、だからこそ兄たちを除く家族全員が写っている卒園式の写真は三男の中でちいさなしこりとなって時々疼く。

ゆっくり眼球を動かして兄の顔を伺い見ると、目が合った。

「こういう時は、目え、閉じとくんだかんね」
「うん」と答えながら次男はじっと三男を見ていた。アドバイスを参考にする気はないらしい。目じりに無垢な愛情の切れ端を見つけて三男はうんざりとした。
家族の中で一番気安く話せるはずの兄が時々最も自分のことをわかっていなかった。
兄ちゃんはオカンにはなれないんよ、と言おうとして止めた。
「そんなんじゃ女の子にモテないよ」
「困ったね」
 小さく歯を立てればくすぐったいのかあまり危機感のない声で次男が笑った。三男はますますうんざりしたが、裏腹に自身はますます固く直立した。同じく出来上がった次男自身から口を離し、次男の腹筋に口付けて、次の行為に進むより他になかった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
次男は基本マグロなんじゃないかなと思いました。


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