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ヒューマンネイチュア 博士×パフ

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                     | 短小コンプレックス持ちエロ博士xかつて自分を猿だと思い込んでた男
                    | 元ネタ:洋画ブラックコメディから
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 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| とんでもないCPだけど萌えてしまったもんはしょうがない
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ヘンタイ的ダヨ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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その日も、パフは早々に床に入っていた。時計の短針がちょうど10時を指す頃には、
彼はウールの毛布にくるまりながら豊満なヒップを持つ美しい女性とセックスをする幸福な夢を見ていた。
彼が寝泊りしている部屋――あるいは檻――の中にはテーブルや椅子、簡易式トイレの他には
彼がくるまっている汚い毛布以外何もなく、何か娯楽になるような物も与えられていないため、
実験が終わり研究員が帰宅してしまえばあとは寝るしかなかった。
誰もいなくなった研究室の透明ガラスの中で一人、テーブルマナーのトレーニングをし、
「博士」や研究員の真似をしてしかつめらしく脚を組んで椅子に座ってみたりしたが、結局9時になる頃には
寂しさと退屈さに拗ねてふて寝をしてしまうのが彼の生活のお決まりの仕上げだった。
だが、現在のところ、パフはおおむねこの生活に満足していた。森で暮らしていた頃とは違い
ここでは毎日決まった時間においしい食べ物が食べられるし、
――「博士」の機嫌を損ねたらひどい罰が待っているけれど――
命を脅かす獰猛な獣もいない。わずらわしくて仕方がなかったオムツも先週やっとはずれたし、
普通の人間のように服を着て過ごす生活にもすぐに慣れた。
それになにより、どうやらここには仲間がたくさん居た。今はガラスに隔てられて自由に触れることもできないが、
「彼ら」の言うこと、求めることに従順に従っていればきっといつか触れさせてくれるだろう。
そのときには、きっとセックスをさせてもらおうとパフは決めていた。いつも「博士」の隣にいる
美しい女性とセックスできれば全く言うことはないが、別に相手は誰でも構わない。
いつか見た「博士」と「女」の性行為を自分にもやらせてもらえたらと、その一心で厳しい教育や訓練にも耐えられた。
何度も電流を流された首もとの皮膚は焼けて皮が剥けていたが、パフはじっと我慢して
毎日の教育・訓練を一つ一つこなしていった。
森にいた頃よりずっと身の安全は保障されているはずだったが、パフの神経は今や以前よりずっと鋭敏だった。
彼らが求めていることは何か、自分が今していることは何か、どういう意味を持つのか。

なまじ「言葉」がまだ完全ではないぶん、パフは相手の顔色を窺う狡猾なコウモリのように彼らの機嫌を探った。
少しでも彼らの意にそぐわない行動をすれば、たちまち首輪に電流が流れ、床を這って痙攣するはめになる。
それに、彼らに自由に触れられる日、セックスをする日が、間違いを犯すたび遠くなるのは確実だった。
だからこそ、パフはいつも「正しいこと」をせねばならなかった。
自分のしていることが本当に正しいことなのかどうかをパフに知るすべはない。
彼らが喜び、求めることが「正しいこと」なのだ。パフは「博士」や研究員たちの顔色を窺い、
彼らがパフに求めることを懸命に理解しようとし、何度も首に電流を流されながら「正しいこと」を覚えていった。

だから突然研究室の明かりがつき、何かが床に落ちる激しい音が室内に響いたときも、
彼は獣じみた動きで飛び上がりながら、それら一連の出来事を引き起こしたのが「博士」だと知るや
すぐさま行儀よく起立してにっこりと人のいい笑みを浮かべた。
「は、か、せ、 こ、ん、ば、ん、は」
一語一語をはっきりと、確かめるように発音しながら、パフは正しい挨拶をした。だが、「博士」は彼のほうを
ちらとも見ずに小さな声で悪態をつきながら頭を抱えて壁に背をぶつけた。
「くそっ、くそっ」
髪の中に食い込ませた指先が白くなるほど踏ん張って、「博士」は紅潮した顔を振った。
激昂し、腕を振ってテーブルの上の小さな器具を床に払い落とす。
ガラス製品が砕け散る荒々しい音が大袈裟に響き、思わずパフは首をすくめた。
もし彼の怒りが自分の責任なら、大変なことをしてしまった。パフは青ざめた。
「くっそう。くそっ!」
「博士」の物々しい声がそう繰り返し、「博士」の固めた拳がテーブルを叩く。
がちゃんと不快な音が響き、また何かが床に落ちて割れた。
ひとしきり激昂したあと、「博士」は床に落として破損した器具類を黙って掃除した。
ちりとりで全部掬い取り、まとめて部屋の隅のダストボックスに投げ捨てた。
彼は気だるげにテーブルに左手をつき、うんざりしたように右手で顔を覆ってから、
そこで初めてガラス箱の中で心もとなく佇むパフに目を向けた。

「博士」の激昂の原因が自分にあるのか否かを死に物狂いで探っているパフをよそに、
「博士」は疲労感もあらわに漫然と微笑んだ。
「きみは気楽でいいな」
彼がなんと言ったのかパフにはまだ理解できなかったが、彼の微笑みを見たことでパフの不安は
多少なりと解消された。少なくとも、続けて長時間電流を流されるようなはめにはならないだろう。
「博士」がくずおれるようにガラス壁のそばに座り込んだので、パフはすぐさま「博士」のそばに行き
自分も同じように床に腰を下ろした。「博士」の指がいたずらにガラスを撫で、パフの目がそれを追う。
やがて、「博士」はガラスに頭をもたれかけて重々しいため息をついた。
「僕にはどっちも選べない」
「え、ら、べ、な、い」
意味もなく「博士」の言葉を繰り返すパフには構わず、「博士」は続けた。
「ライラはとても美しいし、今時珍しいくらい気立てのいい子だ。頭もいい。ああ、それにあのガブリエル、
美しいガブリエル……あの訛りときたら……!」
「博士」は拳を固め、眉間にしわを寄せて熱弁した。パフには彼の話の半分も理解できなかったが、
真剣な顔をして彼を理解しようと努めた。ガラスに顔をくっつけて、至近距離から彼をじっと見つめた。
「何故なんだ?何故女は必ず『唯一無二』を求めるんだ?必ず」
「ゆいつむに」
「そうだ。あの子か、私か、選べないのならさようなら、と。何故どちらか一方でなくてはいけないんだろう」
「さ、よ、う、な、ら」

聞き取れた単語を繰り返すばかりのパフにしばし言葉をとめ、
「博士」はガラスを隔てたすぐそばにいるパフを見返した。
濡れたグリーンの瞳が真っ直ぐに彼を見つめている。言葉の半分も理解できないくせに、
「博士」の言葉を一言たりとも聞き漏らすまいと瞳を光らせている。
ごく当たり前に一般家庭で育てられていれば、きっと今頃は美人の恋人を堂々とエスコートする
立派な男性になっていただろう。

パフの色の薄いブロンドをガラス越しに撫で、「博士」は小さく笑った。
「可哀想に。ちょっとした運命のいたずらで、きみは電流の流れる首輪をされて、
こんなガラス箱の中に閉じ込められている。言葉すら理解できずに」
ガラスに手をついた「博士」の手に、パフは自分の手を重ねた。パフより少しだけ太く、
少しだけ長い「博士」の指に、パフはなるたけ自分の指をぴったり合わせようと努力した。
何年も伸ばし続けて汚れ、絡まりあった髪と髭を剃り落とし、汚れた身体を綺麗に洗い流したのは、
わずか2週間前のことだった。ようやくパフが自分の置かれた状況を理解し、
自分が何をなすべきかを理解した頃のことだ。
「博士」や研究員、そしてことのほかガブリエルが、泥や髭の下から出てきた顔に驚きを見せた。
猿のように背を丸め、ほとんど四足歩行していた彼の背筋をしっかりと伸ばしてみると、
長身の立派な男性が姿を現した。
普通に育っていれば、きっと美しい女性と交際できただろう。ごく当たり前に人間としての尊厳と権利を有し、
堂々と「博士」のそばを闊歩していたかもしれない。
ところが、ほんの少しの運命のいたずらで、このとおりだ。「博士」は人間として、立派な研究員として、
「支配者」としてこちら側にいる。だがパフは、言葉もわからず、いつ電流が流れるとも知れない首輪をされ、
ガラスの檻の中に閉じ込められている。
そしてその電流のスイッチを握っているのは他でもない、こちら側の人間、「博士」自身なのだ。
「博士」は困り果てたように笑い、ガラスについていた手を下ろした。
「信じられるかい、パフ?ここ最近、ずいぶんご無沙汰だ。ライラとも、ガブリエルとも。
僕が躊躇しているのか、彼女たちが拒んでいるのか……
ともあれ、もう一週間もしてない。信じられるか?」
「博士」の目が尋ねるようにパフの目を見た。パフは微笑んだ。親に褒められた子供のようにはにかんで、
ガラスに両手をつく。
「はかせ」
数週間前こそ薄汚れた髪と髭に覆われ、オムツで膨れた尻をぶら下げて唸っていた彼は、
凶暴な猿そのものだった。

糞尿をお手玉がわりに弄んでいた彼には電流で制御される首輪がお似合いだったが、
今やパフは綺麗に散髪され、「博士」が新調した上等な服を身につけている。見た目は
立派な成人男性そのものなのに、彼の首には残酷な首輪が嵌ったままで、
彼が寝泊りする場所もガラス張りの檻の中のままだ。
哀れみとも優越感ともつかない感情が身体の奥から滲み出て、「博士」の呼吸を乱した。
自分の呼吸のリズムが崩れたことに、彼自身は気がついていない。
無防備に微笑んで「博士」のそばのガラスにじゃれついているパフを眺めながら、
「博士」は狂おしげに熱い息を吐いた。
「……きみは僕が何とかするよ。いいね、きっと何とかする。立派な紳士に教育してあげよう。
こんなガラス張りの檻からもおさらばできる」
ガラスを指の関節で叩いてパフに合図すると、パフは小さく笑い声を上げて両手をガラスについた。
「博士」の顔を真っ直ぐに見つめ、「博士」の反応を、ご機嫌を窺っている。
こうしてパフとやり取りを交わしていると、「博士」はしばしば従順なペットを飼っているような感覚に陥った。
そのペットが薄汚く知性もない本当の猿ならどうということはないが、
彼が飼っているのは外見こそハンサムで立派な成人男性なのだ。それも、そんじょそこらの名犬も
歯が立たないほど従順で可愛く、飲み込みの早い利発なペット。
「博士」は自身の下半身に現れた信じがたい変化に気がついた。パフの無邪気な、
どこか得意げにすら見える笑顔を見ているうち、「博士」はいかんともしがたい思いにとらわれた。
パフはとても気の毒で、哀れな男だ。ちょっとしたボタンの掛け違えで、あるいは
彼は普通の男として僕のそばを堂々と歩いていたかもしれない。
だが実際はこの有様だ。
実際はこのとおり、ガラス張りの檻の中。自分のやりたいこともままならない。
言葉も解さず電気首輪をされて僕の顔色を窺っている。
――僕よりずっとペニスも大きいのに!

たまらず「博士」は固い唾を喉の奥に無理やり押し込み、さっと立ち上がってガラス張りの扉の前に立った。
この檻の鍵は単純なもので、小さい金具さえ動かせば簡単に鍵が外れ扉が開く。
「博士」は扉の金具に手をかけた。パフは何事が起こるのかと慎重に目を動かして「博士」の動向を見守っている。
「博士」が金具に指を掛け軽く弾くと、金属がこすれる音と共に簡単に鍵が外れた。
つまり、もう扉に鍵は掛かっていない。
「博士」は自分が今何をしているのかはっきり把握しないまま扉に手を掛け、そっと開いた。
薄く開いた扉の隙間に素早く身体を滑り込ませ、後ろ手に扉を閉める。内側から鍵は掛けられないが、
もはやパフが「博士」の言いつけを破って脱走を図るなどありえない話だった。
パフは何事が今起こっているのか、理解しかねている様子だった。
信じがたいように両目を見開き、「博士」を見上げている。
彼は明らかに警戒していた。「博士」じきじきに檻の中に入ったのは、実にこれが初めてのことだった。
パフの身支度や檻の掃除は他の研究員にやらせていたためだ。
「博士」はまず檻の中の異臭に顔をしかめ、ゆっくりとパフに近づいていった。
パフは石のようにしゃちこばって床に釘付けになっている。
パフのすぐそばに立ち、「博士」はパフを抱きしめた。檻の中の空気は臭かったが、
毎日身体を洗われているパフの匂いは悪くなかった。
ストレートのブロンドヘアが実に肌によく馴染む感触で、「博士」は子供にそうするように
優しく頭を撫でてやった。やがて、パフも警戒を解いたようだった。
「博士」の背に腕を回し、固く抱きしめる。「博士」のキスが額に落ちると、パフは満足げなため息をついた。
「きみが可愛いよ、パフ」
「はかせ、あい」
「ん?」
たどたどしい口調で、パフは一言一言、「博士」に理解してもらおうと懸命に口を動かした。
「は、か、せ、 あ、い」
「愛してる、と言いたいのか?"博士、愛している"と?」
「あ、り、が、と、う」

パフの大きな手が痛いほど「博士」の肩を抱きしめた。なんということはない、彼も人肌が恋しかったのだろう。
数週間も得体の知れないガラス張りの箱に閉じ込められれば無理もない。不安だったのだ。
ひとしきり抱きあったあと、「博士」はパフの顎の下に手をいれ、顔を上げさせた。
「きみを立派な人間にしてあげるためには、必要なことなんだよ」
嘘八百が意識せぬまま飛び出した。だが、どのみちパフには理解できないだろう。
パフの顎から手を離してもパフは顔を上げたまま、どこまでも素直な目で「博士」を見上げている。
それが「博士」にはどうにも耐えがたかった。パフの胸をそっと押すと、
彼はすぐに察してぱたりと床に仰向けになった。
これが正しい行動か、「博士」が求めていたことかどうか窺うことも忘れない。
「博士」が微笑むと、パフも嬉しそうに微笑んだ。
「博士」が黙ってパフの服を脱がし始めても、彼はひとかけらの疑念も見せなかった。
もともと裸で森中を駆けずり回っていたのだから、彼にとって"服"とはそれほど重要な意味を持たない。
パジャマのボタンを全てはずすと、あとは彼が自分で脱いだ。いちいち「博士」の様子を窺いながら
下のパジャマを脱ぎ、下着を脱いだ。
今や、彼は初めて出会った頃と同じく一糸まとわぬ姿で「博士」の前に立っていた。
だがそのときと圧倒的に違うのは、彼が立派な姿をしていることだ。
きちんと整えられたブロンドヘアは眩しく、以前は顔の半分を覆っていた髭も今は綺麗さっぱり剃り落とされている。
「博士」はパフの肩に手を置き、再び彼に床に寝そべるように力の加減で合図をした。
従順に仰向けに倒れたパフに馬乗りになり、額にキスをする。

これは支配欲だ。「博士」はどこか冷静にそう考えていた。
ボス猿が下級の猿に自身の力を誇示するように、あるいは犬が自身と相手の優劣差を示すように、
僕はパフにマウントしているのだ。僕がボスだと彼に教えるために。
だが何のために?

こんな行為は彼を混乱させるだけだろうし、だいいち倫理に反してる。
彼を立派な人間にするのが僕の目指すところではなかったのか?この行為はただの暴力だ。
だが、「博士」はパフのブロンドに頬をこすりつけながらもどかしくベルトを外し、
下着ごとスラックスを脱ぎ捨てた。これが愛情行為の類だと理解しているのか、
パフも「博士」の頬ずりに応えて猫のように「博士」の顎に頭をこすりつけた。
「パフ、きみは可愛い」
息が乱れ、「博士」は若干の息苦しさを感じて肩を上下させた。だらしなく開いていたパフの長い脚を揃え、
「動くな」と言いつけながらパフの脚を押さえると、パフはそれを理解したようだった。
脚を閉じたままじっとしているパフの脚の間に、「博士」は既に少し硬くなっているペニスを擦りつけた。
パフは僅かながら動揺を見せた。それまで嬉しげに微笑んでいた顔から笑みが消え、
様子を窺うように「博士」を見上げる。
「博士」が何を求めているのか、何をするのが正しいのかを探っているようだった。
「博士」のペニスが擦りつけられている内股が不快なのか、パフは閉じていた脚を開こうとした。
だが、「博士」は「閉じろ」と怒鳴りながらパフの脚を押さえつけた。
パフは「正しい行動」を理解した。
パフの内股に擦りつけたことで「博士」のペニスは完全に硬くなり、少しずつ分泌液を吐き出し始めた。
それがパフの内股に塗りつけられる形となり、ピストン運動の滑りが増す。
パフは緊張して床に横たわっていた。
「そうだ、パフ、おとなしくしているんだ。黙っていれば終わるんだ」
荒く息を吐きながら、「博士」はパフのペニスと自身のペニスを擦り合わせた。いつか見た猿の擬似交尾のように。
パフの額に汗がどっと滲み出し、戸惑っていた表情がにわかに苦悶の表情に変わった。
「う、ふう、うっ、ぐう」
パフの唇がOの形にすぼめられ、低く、かすかな声ながら、猿の鳴き声めいた音を漏らし始めた。
よくない傾向だ。だが、「博士」は擬似交尾をやめようとしなかった。

実験においても、パフにおいても、また「博士」自身においても、こんなことは
マイナスにしかならないことは重々承知していた。だが、内からこみ上げる強い意思が
「博士」を突き動かしていた。理性ではそうやすやすとコントロールできない、執拗で頑なな意思が。
これが「本能」なのかもしれないと、「博士」は汗みずくになって考えた。
「ふ、っふう、ふぐう、ふうっ」
パフのだだをこねるようにすぼめた口から、猿の鳴き声のような声が漏れる。
「博士」は構わずパフと自身のペニスを擦り合わせ続けた。
いまや、パフのペニスも硬く起立していた。無理もない、彼がここに連れて来られてからというもの、
自慰行為は固く禁じられていた。手遊びにペニスに手を触れようものなら、すぐさま首輪に電流が流された。
「博士」の細身のペニスが執拗にパフの睾丸や裏筋、内股を擦り、パフは固く目を閉じて踏ん張った。
ともすれば快感に身体の力が抜け、脚を開いてしまいそうだった。ブロンドの髪を汗で濡らしながら、
パフは「博士」のペニスを締め付け続けた。
「ああ、パフ、パフ、なんてことだ……!」
「博士」のペニスの動きが激しくなり、擦りつけられるパフのペニスを火のような快感が焼いた。
パフが絶頂に追い上げられるほんの一寸前に「博士」が果て、パフの内股やペニスにべったりと
「博士」の精液が付着した。「博士」は激しく呼吸を乱して肩を上下させていたが、
横たわるパフをよそに脱ぎ捨てた下着とスラックスを手早く身につけた。
パフが気づいたときにはすでに「博士」の姿は檻の外にあり、ガラスの向こうから気だるげな顔がパフを見つめていた。

パフは急激に冷えていく体温と去ってしまった人肌にひどい寂しさを感じ、「博士」のそばのガラスに追いすがった。
肩を揺らしながら息をしている「博士」の顔の前のガラスに両手をつき、戻ってきてくれと伝えたかった。
だがそれを伝える言葉をまだ知らず、パフはもどかしさと寂しさにむきになってガラスを叩いた。

「博士」に擦られたペニスはまだ熱く、パフの脚の間で脈打っている。パフがそこに目を落とすと、
「博士」が吐き出した精液がペニス全体に付いていた。
「パフ、もう寝るんだ。僕ももう帰るよ」
「博士」が何か言ったが、もちろんパフに理解するすべはない。たとえ電流を流されることになろうとも、
パフはガラスを叩き、「博士」にアピールした。戻ってきてくれ、と。まだ離れたくない。こっちにきて、触れてほしいと。
だが「博士」はぐったりとガラスにもたれたまま、動こうとしなかった。
パフは唇をとがらせ、「ほう」と鳴いた。寂しさを訴える猿の声だった。
ほう、ほうと鳴きながら、パフは自身のペニスに手を伸ばした。
首輪に強烈な電流が流れる。パフはもんどりうって床を転がり、背をのけぞらせて痙攣した。
悲痛なうめき声が研究室に響き渡り、「博士」の顔がわずかに歪む。
「博士」の脱力した手には首輪に電流を流す装置が握られていた。ガラスにもたれかかったまま、
電流のスイッチを力いっぱい指で押し込む。パフはついに泣き声を上げた。小猿とも人間ともつかない
悲痛な泣き声をあげて床を転がり、首をかきむしった。それでも「博士」のそばのガラスまで這ってきて、
寂しげな目で「博士」を見つめた。ガラスを叩き、ほう、と寂しそうに鳴いた。
電流によって萎えたペニスにはもう触れようとはしなかったが、結局パフは「博士」が立ち去るまで
ガラス壁から離れようとしなかった。
「博士」が去り、再び暗くなった研究室の中で一人、泣き疲れて眠るまで、パフはほうほう鳴き続けた。

「博士」は研究室を去ったその足で真っ直ぐガブリエルの家に向かい、彼女とセックスをした。

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 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |                以上です
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 | |                | |     ピッ   (・∀・ ;) スマソ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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