エルム街の悪夢のフレディ×十三日の金曜日のジェイソン
更新日: 2011-05-03 (火) 12:48:01
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| 13日/の/金曜日&お誕生日記念にフレ〒゙ィvsジェイソンを。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ネタバレ&半ナマ&ノリは軽いですが流血注意です。
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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ニュージャージー州ブレアーズ夕ウンに程近い場所に位置する、深夜のキャンプ場である。
キャンプ場の名前はクリス夕ルレイク・キャンプ場。美しい湖と豊かな自然に囲まれたこの
場所には、しかし、いつも血生臭い噂が絶えなかった。ってゆーかむしろ、現在進行形で血
生臭い。
そう、キャンプ場はまさに血の海と化していたのだ。
「田舎ってのも、案外なかなかいいもんだ。なぁ、お前もそう思うだろ?」
ねっとりとした絡みつくような猫撫で声で囁き、男は頭の上の帽子を指で弾いた。
奇妙で、不気味な男だった。醜いケロイドに覆われた身体の上から、ぼろぼろの薄汚れた赤
と緑のセーターを着ていて、手袋をしていた。ただの手袋ではない。剃刀のように鋭いナイ
フが四本もついた、とても恐ろしい手袋だ。
しかも、そのナイフ爪のついた手袋は、とてもよく使いこまれていた。獣の肉を切るような
野蛮な使いかたはしない。ましてや、紙や植物をきるなんてとんでもない。このナイフ爪は、
もっと上品で、素晴らしく楽しいことに使うのだ!
「緑は沢山あるし、のどかだし、夏には馬鹿なガキどもが沢山来るし……まさに、
フレ〒゙ィ・クルーガー様にうってつけの避暑地ってわけだ!」
大袈裟な手振り身振りを交えて、男は叫んだ。
フレ〒゙ィ・クルーガーとは、エルム街に潜む殺人鬼の名である。元は小さな子供ばかりを
狙って殺す連続殺人鬼だったが、彼は怒りに燃える殺された子供たちの両親にリンチにあい、
焼き殺され……そして、蘇った。
しかも、今度はただの人間じゃない。他人の夢の中に忍び込み悪夢を見せて殺す、夢魔とし
て蘇ったのだ! フレ〒゙ィ・クルーガーは恐怖心を糧にして絶大な力を得る、不死身の殺
人鬼として蘇ったのだ!
が、フレ〒゙ィにとって誤算だったのは、恐怖を糧にして力を得るということはつまり、裏
を返せば恐怖がなければ極端に弱体化してしまうということだった。
そこで長年フレ〒゙ィによって我が子を殺されてきたエルム街の大人たちはフレ〒゙ィの存在
を隠し、子供たちにフレ〒゙ィを忘れさせることにした。それによって、フレ〒゙ィはどんど
ん弱体化していった。
もはや夢の中で子供を殺すどころか、人々の夢の中に入ることさえままならない。
夢に入れない夢魔はただの豚、いや、それよりももっと悪い。ただの木偶の坊だ。
不死身の身体を得たって、なにもできないんじゃ仕方がない! それに、このまま人々に
完全に忘れ去られてしまったら、死よりももっと恐ろしい未来が待っている……完全なる
消滅だ! もしそうなれば、もう二度と蘇ることさえできない!
しかし、フレ〒゙ィはしぶとかった。彼は以前の力を取り戻すための策を思いついたのだ。
この作戦が成功すれば、エルム街に戻って、また馬鹿なガキどもを思う存分殺して回れるぞ!
「かつてジェイソン・ボーヒーズによって、恐怖のどん底に陥れられた
クリス夕ルレイク・キャンプ場は、今度はフレ〒゙ィ・クルーガー様によって惨劇の場にな
る……お前もさぞ安心して永眠できるだろ?」
そう言うと、フレ〒゙ィは下品な笑い声をあげた。とても愉快だった。やっとこの生意気な、
図体ばかりでかいウスノロの糞餓鬼を抑え込んでやったぞ!
フレ〒゙ィの爪が、地面に突き立てられた親指ほどの太さをした鉄製の棒を叩く。棒は地面
と、そして目を見張るような大男の身体を深々と貫いていた。
棒は大男の右腕と右肩、左手、それに胴体と足にも沢山刺さっている。どれも完全に貫通し
ており、まるで昆虫の標本のように地面に縫い止められているので、大男は身動きが取れず
にいた。しかし、大男はわずかな苦痛の悲鳴さえ漏らさない。しかも、悲鳴を堪えているわ
けでもないようだ。
ホッケーマスクをかぶり、今はどす黒い血にまみれたぼろぼろの服に身を包んだ大男の名前
は、ジェイソン・ボーヒーズといった。このクリス夕ルレイク・キャンプ場に住み着く、フ
レ〒゙ィと同じ不死身の殺人鬼だ。
本来であればエルム街にいるはずのフレ〒゙ィがクリス夕ルレイク・キャンプ場にいるのも、
このジェイソンが目的であった。身動きの取れない自分の代わりに、そそのかしたジェイソン
をエルム街で暴れさせ、そこの住人たちに自分が復活したと思いこませる。そうすれば、ま
たフレ〒゙ィへの恐怖心が街に蔓延し、フレ〒゙ィはまた無敵の力を手に入れることができる
というわけだ! まさに完璧な計画!
が、しかし、ここでひとつフレ〒゙ィに思わぬ誤算が生じた。それなりに力を復活させたは
いいものの、まぁなんとゆーか色々あって、何故かジェイソンと真正面から戦うことになって
しまったのだ。あんな馬鹿力野郎とタイマンしろだって? 冗談じゃない!
ジェイソンは真の不死身の怪物だ。夢の中ならばともかく、現実世界でジェイソンとまともに
やりあってかなうはずがない。ならばどうするか。奴になくてフレ〒゙ィにあるものを利用
すればいい。つまり、オツムを使えってことだ。
「なかなか良いざまだぜ。俺の家に持って帰って、飾っておきたいくらいだ」
仰向けの状態のまま動けずにいるジェイソンの腹の上に跨って、フレ〒゙ィはにたにたと笑い
ながら言った。ジェイソンは答えない。というか、今まで彼がしゃべったのを、フレ〒゙ィは
一度も見たことがない。無口というよりも、馬鹿だからお喋りさえまともにできないんだろ
う。
資材置き場からこの棒を拝借しておいて、本当に良かった、とフレ〒゙ィは思った。人の頭
さえ素手でふっ飛ばす(引き千切るんじゃない、ふっ飛ばすんだぞ? 信じられるか?)こ
の馬鹿力野郎も、こうなっては動けまい。
しかし、身体を縫い止められていながらも、ジェイソンは抵抗を止めない。諦めるとか別の
作戦を考えるとか、そんなことをする頭さえないのだ。だから、ただじたばたと身体を揺
すって暴れる。鉄の棒に貫かれた傷口から、じくじくと膿混じりの腐った血が大量に噴きだ
すが、それも気に留めない。
ジェイソンは手足等の末端部を主に地面に縫い止められているから、暴れると必然的に胸か
ら腰の辺りが大きく上下に動く。その動きがなんとなく性行為を思わせ、そういえば、と
フレ〒゙ィはふと考える。
さっき、馬鹿なティーンエイジャーの女に「あんたの爪みたいな、足の間にある小さいも
のと違って、ジェイソンのあれはきっとあの鉈くらい大きいし、立派よ!」と言われたばか
りだ(見たこともないくせに、まったく失礼な女だ!)。
さて、ジェイソンのあれは、奴の足元に転がっている鉈くらい、本当に大きいんだろうか?
確かに図体はでかいが……いや、でも、こいつ童貞だしなあ。あ、それは大きさに関係な
いか。頭は三歳児並みだし、意外性を取ってあれもそれぐらい小さかったりして……。
いざ考え始めると、やはり男としてそれなりに気になるものである。思わず悶々と考え込
んでしまったフレ〒゙ィは、ある一つの単純明快で簡単な解決方法を思いついた。
そうだ、実際に見て確かめれば良いじゃないか。
フレ〒゙ィはジェイソンの腹の上から膝の辺りに移動すると、ジェイソンのベルトに手を掛け
る。利き手には例の爪付き手袋をしたままだが、慣れた手付きで器用にベルトを外した。
フレ〒゙ィの思いもよらない行動に、ジェイソンがきょとんとした顔でフレ〒゙ィを見る。死
体みたいに生気のない濁った瞳だが、殺人鬼にしては驚くほど純粋な目をしているな、と
フレ〒゙ィは思った。まったくこれだから三歳児ってやつは。
「今日は特別にお前に、大人の遊びってやつを教えてやろう」
楽しげに言い放つと、フレ〒゙ィはジェイソンのぼろぼろのズボンに爪を引っ掛け、ゆっく
りとおろしていく。ジェイソンは意味が分からない、とでもいう様子でちょこんと首を傾げ
て見せる(大男にそんな動作されても可愛くない)。
フレ〒゙ィはにやついた顔で思った。そうだ、今まで散々苦労させられたんだ。この餓鬼
をちょっとからかってやるのも良いかもしれない。童貞失う前に処女膜失うことになるか
もしれないなあ! いやはやお気の毒に!
「はじめてはちょっと痛いかもしれないが、なあに、鉄の棒に串刺しにされるよりは痛く
ないだろうよ。っていうか、そういえばお前、痛みとか感じるのか?」
これで奴に感覚がなかったりしたら、ちょっと俺って空しいかも。
ふとそんな考えが頭を過ぎる。しかし、彼の心配は杞憂に終わった。何故なら…………
ジェイソンが地面に縫い止められた左手を、破損も気にせず力任せに引っ張り、フレ〒゙ィ
を思い切り殴りつけたからだ。
「おぉおおおおっ!?」
まるで玩具のように軽々とふっ飛ばされるフレ〒゙ィを尻目に、ジェイソンはぼろぼろの
左手で右手に刺さった棒を引っこ抜く。そして、身体に刺さった棒を次々に引き抜く。
これでようやく自由の身だ!
派手に地面に転がり落ちるフレ〒゙ィに、ジェイソンはゆっくりと歩み寄……りかけ、ズ
ボンがずり落ちそうなことに気づき、立ち止まってベルトを締めた。ついでに、足元の
愛用の鉈を拾う。
「っ畜生! この糞餓鬼がっ!」
顔から派手に着地したのか、血まみれの顔を手で押さえつつ、フレ〒゙ィが罵った。
ジェイソンは、勿論無言である。
「人が甘い顔してりゃ調子に乗りやがって……切り刻んで魚の餌にしてやる!」
フレ〒゙ィが飛びかかってくる。ジェイソンが鉈で応酬する。
戦いはまだ、終わる気配を見せなかった。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ Jトン誕生日オメ!
| | | | ピッ (・∀・ )
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