サンドウィッチマン 伊達×富澤
更新日: 2017-01-15 (日) 01:19:06
ナマモノ注意!
三度一致男の金(ダテ)×黒(トミザワ)です
携帯からすみません
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
絞り出す様な呻き声に、俺は目を覚ました。
慌てて枕元に置いてあった眼鏡を掛けながら、電気を点ける。
並んだ布団の境界線、ラジカセのデッキを飛び越え、俺に向けられたその背に手を置いた。
「…トミザワ」
びくりと大きく肩が跳ね上がり、恐る恐る顔がこちらに向けられる。
見開いた目に、少しだけ安堵の色が浮かんだ。と同時に、飛び込む様に俺の胸にしがみついてきた。
俺は無言のまま、その震える体を抱き締め、静かに背中を擦り続けるしかなかった。
―――――*****
結成九年目になる俺達は、仙台から上京してきた時、最初は大手の事務所に所属していた。
その方がきっと仕事も取って貰いやすい、売り出し方もしっかりしてるだろうという、俺の意見をトミザワが聞き入れての事だった。
だが現実は甘く無く、不本意な仕事やネタをやらせて貰えない日々に、俺達は辟易していた。
そんなある日、電話を受け取ったトミザワの顔が久々に輝いた。
「俺の本に興味があるプロデューサーがいるって、社長から」
「本当か!」
「…はい、ぜひ、ダテも喜んで…え?」
「どうした?」
「…俺だけ来いって…?…」
そこでおかしいと気がつくべきだった。
でも俺達は舞い上がっていたから、承諾してしまったんだ。
―――――*****
翌日の夕方に帰って来たトミザワは酷い状態だった。高熱を出し、三日間寝込んだ。
元々無口で大人しい奴だったが、ほとんど口を利かなくなり、ふさぎ込む様になってしまう。
どんなに問詰めてもトミザワは何も言ってはくれず、俺は途方に暮れるばかりだった。
そうしてしばらく経ってから、ようやく事務所の先輩に事の真相を聞かされた時、俺は激しい目眩と吐き気を覚えた。
社長は業界の更なる繋がりやコネを得ようと、トミザワを生贄にしたのだ。
あの日社長に連れられたトミザワを、ホテルの一室で待っていたのは、プロデューサーと取り巻きが二人。
トミザワは奴等に拷問の様な辱めを受けた。三人がかりで好き放題、嬲って、いたぶって、弄んだ。
それは夜通し、翌日解放される寸前まで行われた。
―――――*****
俺達は小さな個人事務所に移籍した。
少ない営業とバイトの日々だったが、社長が良い方だし後輩も出来、トミザワも次第に落ち着きを取り戻していく様に見えた。
だが…
「は……」
ようやくトミザワの体の震えが治まり、呼吸も静かになったので、俺はほっとしながら背中を擦っていた手を止めた。
「…ダ…テ」
やや潤んだ目で俺を見つめてきたトミザワの両腕が、俺の首にすがりつく様に回される。
俺は黙ったまま頷き、覆い被さる様に口付けた。トミザワの熱い舌が、すぐに絡まってくる。
「は…ぁっ…」
唇をゆっくり放し、そのまま俺はトミザワの首筋に舌を這わせながら、Tシャツを捲り上げた。
蛍光灯の光の下、白い肌が目に眩しい。うっすらと紅潮が始まっている。
「ダテ、灯ぃ…」
甘えた様な舌ったらずな呼び掛けに、俺は頷き、薄桃色の乳首を甘噛みしながら、手を伸ばして電灯の紐を引っ張った。
「…っあ、は、…ぁ」
暗闇の中、俺の舌や指の動きに合わせる様な、トミザワの小さな嬌声が響く。
トランクスに手を入れると、もう少し濡れているのが分かった。
再び口付けし、片手で乳首を摘みながら、俺はトミザワのモノをゆっくり扱いていった。
トミザワは俺のTシャツの背中をきつく握り締めながら、時折肩や腰を小さく跳ね上げる。
聞こえるのは水音と、布が擦れる音だけ。
やがてトミザワの腰がビクンと跳ね、俺の手の中に生暖かい液体が放出された。
「はっぁ、ダ…テ、はぁ…はぁ…ダ…テ…はぁ…」
荒い呼吸が整わないまま、トミザワは俺の首筋に頬を擦り寄せ、ぐずる様に俺の名を繰り返す。
「トミー…」
その頬に啄む様な口付けを落としつつ、俺はトミザワの下着をはぎ取った。
トミザワも腰を浮かせて、それを手伝う。そして緩く足を開いた。
後ろの窪みに、先程俺の手の平に放たれたトミザワの精液を塗り付ける。
「んっ…ふ、ぅ…っ」
すぐに柔らかくなっていく熱い秘所から、三本に増やされていた指をゆっくり引き抜くと、俺はトミザワの腰を掴んで持上げた。
「入れるぞ…」
「…ん…」
溜め息混じりの返事を聞いて、俺は自分のモノを当てがい、ゆっくり腰を進めていった。
「っぁ、はっ、あっ」
短い悲鳴を上げながら、トミザワは俺の腰に両足を絡めて、体を大きく揺さぶった。
トミザワの秘所は俺のモノを、奥へ奥へと引き込む様に、絶妙に絡み付き、締め付ける。
余りの心地良さに俺は陶酔しながら、夢中で白い首や鎖骨、胸にしゃぶりつき、トミザワのモノを扱きながら激しく腰を振った。
啜り泣きの様な嬌声を上げ続けていたトミザワの背が反り返った。
ひゅっと喉の奥で空気を吸い込む音を鳴らすと、一瞬秘所が痛い程締まり、がくんっと腰を跳ね上げて俺の腹に精を放った。
遅れて俺も、やや乱暴にモノを引き抜くと、トミザワの腹の上で果てた。
「はあ…はぁ…は…ぁ」
ぐったりと力の抜けたトミザワの体を俺は抱き締め、しばらく重なり合ったまま横たわっていた。
やがて俺はゆっくりと体を起こすと、ラジカセの上のティッシュボックスから数枚引き抜き、自分とトミザワの体の汚れを拭いた。
暗闇に慣れた目に、トミザワが両手の平で顔を覆って泣いているのが分かる。
「…トミー…」
その頬を撫でながら、俺は抱き締める事しか出来なかった。
あの日からトミザワは、悪夢にうなされる日々を送る。
だがあの凌辱は、トミザワに恐怖と屈辱を与えたのと同時に、未知の快楽をその体に刻み込ませてしまっていた。
悪夢に怯え苦しめられながらも、強烈な欲情が沸き上がり、どうしようも無くダテに縋り付くトミザワ。
そんな己を恥、嫌悪し、泣き続けるトミザワを、ただ抱き締める事しか出来ない自分の歯痒さに、唇を噛み締める事しか出来なかった。
―――――*****
その瞬間、何が起きたのかすぐ理解出来なかった。
12月23日M-1GP。
何年も前から回りに今年は行けるだろ、と言われ続けて駄目だったから、半ば諦めていたのに。
敗者復活で名前を呼ばれた瞬間、俺は思わず自分の胸元の番号札を確かめていた。
局に向かう馬運車の中でも地に足がついてない状態だ。
「ネタ、何で行く?」
トミザワの声で我に返った。久し振りに見る、こんな興奮と喜びに満ち溢れた奴の顔。
俺は嬉しくなった。よし、精一杯やってやろう。
―――――*****
事務所に戻ったら、あの狭いアパートの六畳一間に、床が抜けるんじゃないかって位人が集まっていて、みんな泣いていた。
回りの興奮とは裏腹に、俺達は妙に他人事みたいに冷静だったので、ただただ呆然とするだけだった。
朝まで祝賀会をやり、八時からの生放送番組出演が急遽決まったので、風呂と着替えのために自分達のアパートに戻る。
「やっちゃったな」
ドアを開けて入るなり、トミザワが口を開いた。
「まさか優勝するなんてな」
ドアを閉め、電気のスイッチを入れつつ俺も答える。
「辞めなくて良かったな」
だがそれに対して、トミザワの笑顔がフッと消えた。
「…トミー?」
「…ダテのおかげだ。ダテが居てくれたから、俺、やってこれた」
「何言ってんだよ、相方なんだぞ、当たり前じゃねえか」
「違う」
トミザワは俯き、首を振った。
「俺…お前にあんな事、無理させて…」
「はあ!?」
トミザワの言う意味がすぐ判った俺は、思わず声を荒げた。
「何ソレ、無理させてって…お前、ちょっと何言ってんだか全然分かんねーよ!」
「なんで何言ってんだか分からな…いや、反対になってるし…」
二人同時に溜め息をつき、どかりと腰を下ろす。
「…確かにさ、お前への負い目はあるよ。お前があんな目に遭ったのも、俺があの事務所を選んで…」
「それは二人で決めた事だし」
「ああ、でも、助けてやれなかったとか、ホラ…」
「そういうの気にして、お前優しいから…俺のために無理して…」
「違うっつーの!」
俺の怒鳴り声に、トミザワは目を見開いて顔を上げた。
「馬鹿野郎、そんなんで男を抱ける訳ねーだろっ!好きでもなかったら勃つ訳ねーだろっ!」
「え…」
トミザワのアヒル口がポカンと間抜けに開かれた。
「そう…だったの?」
「そうだよ」
「気付かなかった…」
「気付け、馬鹿」
「俺に同情してだと思ってた」
「…あのな、俺そこまで優しくねぇぞ。後輩がダテさん抱いて下さい、っつてきたら、地球の裏までぶっ飛ばすぞ」
俺は手を伸ばし、再び俯いたトミザワの黒髪をそっと撫でた。
「肝心なとこ擦れ違ってたんだな」
「…そうだね」
「やる事やってたのに」
「馬鹿みたいだな」
「お前のあーんなとこも、こーんなとこもみんな知って…」
ぶつかった衝撃で、棚の物がバラバラ俺の体の上に落ちた。トミザワに蹴り飛ばされたのだ。
「…ってぇ!足はねーだろ、足は…」
唇に柔らかい感触。同時に頬に液体が数滴、零れ落ちてきた。
「…今までありがとう、ダテ…これからも宜しくな」
目の前には泣いてんだか笑ってんだか分からない、トミザワの顔。俺はその頬を両手の平で包み込み、口付けした。
そのままトミザワの髪を撫でながら、抱き締めて床に…
「風呂入らないと」
「良いじゃねえか、このまま…」
「違う、仕事!八時から生放送!」
「っあ、忘れてた!」
ここまできてもキマらない。まあそれが俺達らしいんだろう。
俺はケタケタ笑うトミザワを床に残し、湯を張りに風呂場へ向かった。
- 三度大好きです(*^_^*) -- のん? 2013-03-14 (木) 00:01:57
- 三度もっと増えろ -- akira? 2013-03-19 (火) 01:06:31
- いい話ですね!(≧▽≦) 興奮しました!! トミーがカワユス…(*^.^*) -- でこっち? 2014-05-08 (木) 18:55:49
- 素晴らしいです! -- 2014-05-20 (火) 00:53:18
- 三度最高ですね! -- 2015-09-20 (日) 07:43:11
- トミーかわゆす!! -- けにー? 2015-11-24 (火) 07:34:05
- 可愛いな〜(*´∀`*) -- 2016-02-05 (金) 04:27:37
- トミーかぁいい(っ´ω`c)ダテちゃんかっこいい! -- のーね? 2017-01-15 (日) 01:19:06
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