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オリジナル

|>PLAY ピッ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガオオクリシマース!
元ネタはあるようなないような。

『だって君、本当に拒んだこと無いじゃないか。』

嘘つけ。
全部お前のせいじゃないか。
拒む間もなく押し倒されて。
今だって。
「ぅ……ぁ……も、ぅ…」
無理、と続けるはずだったその言葉は声どころか心ごと体すべて持っていかれるかと思うほど激しく吸われ封じられる。
やっと解放されたかと思えば息もつかせず責めたてられ、押し返す腕に力が残っていようはずもない。
こっちが抵抗『しない』んじゃなくそっちが『させない』んだろう。
けど。
何を言おうと意に介さず、まっすぐに向けられてくるその目がふと優しくなるときがある。
名前。
最初に気付いたのはいつだったか。
別に意識したわけでもなく、ただたまたま口をついて出た相手の名前。
呼ぶ前とは明らかになにかが違う。やめてくれたことなどないし、何が違うのかははっきりわからないけど。
がむしゃらに向かってくるだけの中に、我に帰った様な柔らかさ。
気付いたばかりの頃は、ただ少しでも楽になりたいってだけで名前を呼んでいた。
今は、相手の変化を見たくて呼んでる気がする。認めたくないけど。

なんだ、やっぱり『拒まない』んじゃなくてこいつのせいで『拒めない』んじゃないか。
あんまりにも真っ直ぐこっちに向かってくるから。
そのくせ、ばかに丁寧だったり、まるでおっかなびっくりだったりするから。
タイミングを逸してしまう。
「ふ、ぁ……はっ…」
こらえきれず声の出た口元に視線を感じる。
なんだ、ひょっとして向こうも名前を呼ばれるのを待ってるのか?
……と、なると。
素直に期待に答えてやるのも面白くない。
決めた。
どうせなにも考えられなくさせられるなら、それまでせいぜい焦らしてやる。

……いつまでもつかわからないけど。

□STOP ピッ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

お邪魔しました。


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