Top/38-201

サンドウィッチマン 伊達×富澤

生モノ注意

三度一致男 金×黒
めちゃイケの、熱湯風呂みてたらもう…。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

今期、レギュラーで出演させてもらっている
ドラマの番宣の収録と言う事で、
俺と伊達は別々にスタジオ入りする事になった。

今思えばスタッフの
「廊下からカメラ入ってますんで
富澤さんが、前を歩いてください」
とかいう、何言ってっか、全然わかんない指示に
警戒すべきだったかもしれない。

しかし、見事に俺は熱湯風呂にはまった。

突然の事に驚き、
茫然と雪を握り締めていると、
先に、熱湯風呂に入ったであろう相方と、目が合った。

驚いたのやら、熱いやら、悔しいやらで
俺は思わず叫んでいた。
「M‐1で優勝した時、お前
ネタでいくって、言ったじゃねぇかよ!」
強い調子の俺とは反対に、伊達は冷静にこう答えた。

「(ネタをする)番組が、ないよ。
(こういう仕事も)やっていかなくちゃ、いけないんだよ。」

収録が終わり、
先輩の芸人さんが帰った後、ユッキーナが謝ってきた。
「富澤さん、マジごめんなさい!」
「いやいや、怒ってないよ。テレビだもん。」
「怪我してないっすか?水飲んでないっすか?」
「大丈夫だって。それよりユッキーナこそ、早く着替えた方がいいぞ。風邪ひくよ」
「あたしは大丈夫っすよ~。すぐ股冷やしましたから。キャハハ!」」
自分だって騙されて、熱湯風呂に入り
ほぼすっぴんの姿を撮られたにもかかわらず
健気に心配してくれている。

かわいいなぁ。顔も好みだし…
なんて、何度も頭を下げながら去っていく彼女の後ろ姿を見つめていると、
突然、北の偉い人に似たチンピラが 視界に入ってきた。
「富澤、ちょっと来い」
先程までの表の営業スマイルは消え、
趣味の悪い衣裳も相まって、
完全に“ナニ”りょく団の雰囲気を醸し出している俺の相方。
機嫌が悪いな、目が笑ってないから分かる。

「なによ。急ぐ話か?
悪いけど、先に風呂はいってくるわ。
寒くなってきた。」
俺だって、伊達に負けないくらい機嫌が悪い。
いつもなら、多少は伊達を優先してきたが、
何だか、伊達にも騙された気がして、腹が立ってきたのだ。
飛鷹の衣裳を着ているからかもしれないが
普段より強気な俺は、さっさと楽屋に帰っていく。

楽屋に戻り、風呂に湯を入れる。
本当はダブを使用したいが、用意してないので仕方がない。
衣裳を脱ぎ捨て、風呂に浸かると、
ようやく頑なだったものがほぐれてきた。

さっきは伊達に悪い事をしたな…
と、うとうとしながら風呂に入っていると、
楽屋に誰がが入ってくる物音がした。
…伊達か、ヒメだろう。
…伊達かな。

さっき、あんな言い方しなくても良かった。
いつもだったら、素直に話を聞いたのに…。

「俺たち、やっていかなくちゃいけないんだよ」
伊達の言葉が胸に突き刺さる。

たしかに、そうだ。

俺たちは、ネタをしっかりとやれる芸人になりたいと、思ってきた。
しかし小さい事務所に所属していて、先輩もいない俺達が
ネタを見せられる場が、限られているのも事実だ。

芸能人としては一年目の俺たちは、
それこそ名前だけでも覚えてもらわなければならない。
その為に、しなきゃならない事は山ほどある。
リアクションが嫌だとか、カラオケが苦手だとか、言っている場合ではない。

M1で優勝する前までは
自分達のネタを見てもらいたい
テレビに出たい、と何でもしてきた。
不本意だが、前の事務所の命令で、裸になる仕事もしてきた。
その仕事の後、熱をだした伊達を見て、
俺は奴の見えない所で少し泣いた。
そして、その後二人で話し合い、事務所を移る決意をしたんだった。

Mー1で優勝した日の事、
一緒に戦った芸人仲間達の為にも、
これからも真面目にネタをやっていこうと社長に言いに行った事。

色々な思いが溢れてくる。
涙が頬を伝い、止まらなくなくなっていた。

「トミー」
風呂の外から優しい相方の声がする。
慌てて涙を拭う。
「あのな俺、お前の真面目な所、嫌いじゃないから。
でもさ、まぁ…。
今は、俺達にできる事を、やっていこうよ。
長くやってりゃ、納得いかない事もあるけど、
二人でずっと、やっていきたいからさ。
俺は今、そう思ってるけど。どうよ、トミー」
ゆっくりと優しく言葉を選ぶ伊達。
普段は名字で呼ぶくせに、
こういう時は、高校時代のあだ名で呼んでくる。
俺が伊達に、そう呼ばれるのが好きなのも、知っているのだ。
顔を見せるとと泣いているのがばれそうで、
俺は短く、返事をした。

「おうよ。…ちょっと何いってるか、分かんないけどな。」
「なんで、何いってっか
分かんねーんだよ!」

  □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

番号メチャクチャでごめんなさい。

201ー>>207と順に読んでください。
以後気を付けます。
この後、
伊達の買ってきたタブで、お肌つるつるになった富が
伊達とイチャつくのは当たり前ですが
その部分は、各々の頭の中で補完してくださいね。
ありがとうございました。


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