Top/36-557

王様のレストラン ギャルソン×オーナー

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  某Kingのレストランから、ギャルンソ×オーナー
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  最終回後でラブラブ。エロ有り。
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 殆どオリジナルだぞ!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

守本レ才ヴォイスでどうぞ。

近頃ではグルメ雑誌等で都内のフレンチレストランを紹介する特集を組めば
隠れた名店として名前が上がりだした『ベル工切符』。
個性豊かな面々が働くこのレストランのパトロンを勤めるのは
『腹田六郎』という20台半ばの青年だ。
このパトロンの人柄を、店の従業員に尋ねれば
『極度のお人よし』
『鈍感(特に色恋沙汰)』
この二つしか挙がらないような、見た目は平凡な男だった。

しかし、この質問に対して一人だけもう一つ別の答えを返した従業員がいた。
それはこの店のギャルソンを勤める『仙石剛』という
先代オーナーの頃からこの店に携わっている男であった。
彼は、フレンチレストランを経営していく上で何も知識を持っていない
六郎を時に優しく、時に厳しく指導したいわば先生であった。

そんな彼だけが答えた、パトロンの性格。
それは・・・・・・

「すいません仙石さん、こんな時間にまでつき合わせちゃって」
「とんでもない、オーナー。こうしてフレンチレストランのオーナーとして必要な
知識を身につけたいという事であれば、私も喜んでお付き合いさせていただきますよ」
「ありがとうございます」

仙石の言葉に六郎ははにかみながら礼を言った。
二人は店の奥にある事務室の中で、勉強会を開いていたのだ。
それが今終わり、身に着けていた制服から私服へ着替えようとロッカーの前で
二人は並んでいた。

サラリーマンから、フレンチレストランのオーナーとなり
山あり谷ありでどうにかそこそこ名の知れたレストランにまで
押し上げる事はできたものの、まだまだ六郎の知識は
仙石に比べれば乏しいモノだった。
接客をする事は殆ど無いだけで、極まれに店の最高責任者として
客前に立つこともあるのだ。
そうなった時、せめて恥をかかない程度の知識を身につけておきたいと思うのは
オーナーとしての自覚が六郎に芽生えている証拠だろう。

オーナーの先生役を自他共に認める仙石が、協力を惜しむわけも無く
六郎の申し出に頬を綻ばせ「素晴らしい」の一つ返事で引き受けたのは言うまでも無い。

深夜、誰もいない店の中の更に奥。事務所は静まり返り、二人が着替える時に立てる
衣擦れの音が普段よりやけに大きく聞こえる。
六郎がクタクタになったYシャツを脱ぎハンガーにかけている時
ベストを脱いだだけの仙石の手が、六郎の素肌に伸びた。

「うわぁっ!?」
「オーナー、少し汗ばんでいらっしゃるようですね」
「せ、仙石さん?」

笑いを含んだ仙石の声。
タンクトップをまだ身に着けているものの、殆ど無防備に近い状態になった
六郎の上半身を仙石はある明確な意思を持って指先でなぞって行く。

仙石と六郎がそういった関係になって暫く経っている。
身体を重ねた回数も仙石の年齢を考えれば決して少なくは無い。
こういった事にトコトン鈍い六郎でも、何度も繰り返されてきた『予兆』に気づき、
既に鼓動を早め、顔を赤らめていた。

「こんな、トコで?」
「こんなトコでも、決して初めてではないでしょう?」
「でもっ・・・ん」
「オーナーが真剣にお勉強されてる姿が可愛らしくて、我慢できなくなりました」
「っ!?」

あっという間に仙石に背後を取られた六郎は、耳元と項に吹きかけられる
暖かい吐息と甘い声に身体を振るわせた。
最後の砦だったタンクトップもたくし上げあれ、胸の突起を弄られると身体の力が抜けていく。
六郎が快楽に弱いという事を身をもって知っている仙石は
既に六郎が自分の手の中に落ちている事を悟った。

「ソファの上でよろしいですか?六郎さん」
「・・うん」

二人きりの、恋人同士の時間しか仙石は六郎の名を呼ばない。
仙石の言葉の意味に気づき、顔を真っ赤に染めた六郎は、
コクリと小さく頷いた。

さっきまで二人で勉強会と称して向かい合っていた
デスクのサイドに鎮座する、年代モノのソファ。
そのソファの上にタンクトップとグレーの靴下だけという
なんとも言えない格好にされてしまった六郎がそのソファの上に乗り
更に仙石が覆いかぶされば、ソファが悲鳴を上げる。

「んっ、仙石さ、」
「六郎さん・・・六郎さん」

仙石から与えられる快楽に、六郎は身体を震わせ、目じりには生理的な涙浮かべる。
六郎の身体を貪る仙石も熱に浮かされたように、六郎を呼んだ。
仙石は六郎との年齢差を考え、前戯にかなりの時間をかけてくる。
まだ一度も仙石は一度も吐精していないが、
六郎は既に仙石の手によって3度も吐精させられていた。
先ほどから仙石に解されている秘部に早く仙石自身を突き入れてほしいと
六郎は身体を疼かせ、無意識に仙石の身体を抱き寄せる。

「仙石さん、も、我慢できませんよぉ・・・」
「ふふ、六郎さん・・・私もあなたの悩ましい姿を見ていたら、我慢の限界ですよ」

汗が滲む六郎のこめかみに仙石は唇を優しく落とす。
そんな気障な仕草も、六郎はうっとりと受け入れた。
こめかみへのキスが合図のように、仙石は前を寛げ硬くなった自身を六郎の身体に挿入していく。

「あぁ・・・せ、んごくさん、はぁっ」
「六郎さん」

六郎の中に全てが納まると暫く二人は身体を動かさず、
一つになれた事への喜びを味わっていた。
そのまま仙石は、六郎の額、瞼、鼻先、頬、唇の順番に
自分の唇を落としていく。
唇にたどり着いた時は、そのままねっとりと舌を絡めた。

それから唇が離れると、仙石は身体を動かしだす。
最初はゆっくりと、それから段々と身体の動きが早くなっていく。
それに比例するように、六郎の口から漏れる嬌声の間隔も
短いものへとなっていった。

「ひっ、ぁ・・・あああっ、せんごくさん、せんごくさん!!!」
「っ・・・六郎さん、っふ・・・素敵だ」
「せんご、くさぁ、あっぁ」

二人から漏れる切羽詰ったようなため息と嬌声。
そしてソファがきしむ音。
繋がった場所から漏れる水音。

「も、僕・・・っ」
「私もですよ・・・っは・・・あぁ、六郎さん」

先に達したのは、仙石だった。
六郎の中に溜め込んでいた精を吐き出した。
熱い迸りを感じた六郎は、その感覚に身体を震わせながら
4度目の吐精を果たしたのだった。

二人は繋がったまま呼吸を整える。
仙石は六郎の肩口に顔を埋めながら。
六郎は涙でぼやける視界に謎のシミを持つ天井をうつしながら。

「素晴らしかったですよ、六郎さん」
「ぼくも・・・気持ちよかったです、仙石さん」

素晴らしい、それは仙石から貰える最大級の賛辞。
自分との行為に仙石が心から満足してくれたのだと思うと
六郎の心はこの時最高に満たされるのだ。

「仙石さん、大好きです」

六郎の無邪気な笑顔と共にやってくるのは仙石にとって
コレ以上無いくらいの殺し文句。
仙石は困った表情を浮かべて、「あなたという人は・・・」と
幸せそうなため息をついた。

『極度のお人よし』
『鈍感(特に色恋沙汰)』

従業員に尋ねれば、この二つしか挙がらないオーナーの人柄。
けれど、仙石だけはもう一つ別の答えを持っていた。

『誰よりも純粋に人を愛せる』

それは仙石だけが知っている、六郎の性格であり、
仙石が花開かせた六郎の魅力。
それに溺れたのも、また仙石自身。
しかし、それは決して悪くは無い。

年甲斐も無いと言われても、色恋沙汰に年齢は無いのだ。
鈍感な六郎はそういった概念にとらわれる事も少なく
ただ仙石という人間を愛しているのだ。
仙石もまた六郎を愛しているのだから、求め合う事は自然な事だ。

「私も、お慕い申しております。六郎さん」
仙石は六郎以外に見せた事が無い、蕩けた笑顔を浮かべる。

そして六郎の左手をとり薬指に、まるで騎士が主へするように、
恭しく唇を落したのだった。

そんな二人の間から生まれてくる甘い空気が店に蔓延し、
従業員達が「いい加減にしろ」とからかい半分、やっかみ半分の叫びを上げるのは、
また別のお話・・・。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |           
 | | □ STOP.       | |               深夜のテンションで書き上げた。
 | |                | |           ∧_∧ 後悔はしていない。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) でも、最後のオチは反省している。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP