Top/36-213

葛藤

某デスメタルギャグマンガ

魔王×信者

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

今日も夜がやってくる。俺を最も苛ませる、夜。
「よし、今日こそは……」
フンと鼻息を出し気合いを入れ、いい加減年代物のビデオデッキにテープを差し込む。
するとそれは少し時代遅れな機会音を立てながら、自動的に青い画面を映し出す。
著作権がどうこうなんて言うつまらないページも早送りする余裕がないほど、
俺は画面を凝視しながら、「今日こそは…」などと呟いていた。

俺の悩み。
それは、夜、寝ている間に起こる。
俺をいま最も悩ませ、最も打ちのめすそれは、まるでストーカーのようにしつこく
しつこく俺を苛み、とにかく、精神衛生上、至極よくない。
何しろ、それが起こった次の日は、罪悪感で1日中のた打ち回るような思いを
しなくてはならないし、思わず自分で自分を殺したくなりたい衝動にも駆られて
しまうぐらいなのだから。

「今日こそは……絶対に…絶対に……」
―――しかしその残酷な現象は、ほぼ毎週のようにやってくる。
俺はフフンと咳払いして、大半の人が早送りするであろう冒頭部分を、いまだ
真剣に凝視していた。ただし凝視しているだけ。
画面には女子高生が映っているが、俺の頭には何も入ってこなかった。
「今日こそは、ク/ラ/ウ/ザーさんで、…む、むすむす、むせ………なんかしないよ
うに………………」
気合いで呟いたつもりなのに、“ク/ラ/ウ/ザーさんで夢精”なんて自分で言葉を
放った瞬間、頭に着火したかと思うぐらい、顔がブワアッと赤くなる。
“ク/ラ/ウ/ザーさん”を意識した途端、画面に漸く写りだした下着姿の女性なんか、
本当にどうでもよくなってしまうから半ばパニックになりかけた。
またヤブ蛇になってしまいそうなことに混乱しながら、すかさず残っていた理性
を総動員して、「いかんいかん」と両頬をバッチンとはたき、ぶるぶるぶると
勢いよく首を振り、目をカッと見開き、画面の女性に集中する。
『ふぅ………あア………ッん、』
ブラウン管では、かん高い声を発しながら、女性がビクビクと肩を震わせていた。
彼女は男に乳首を舐め回されていて、それがたまらないのか、気持ち良さそうに
上半身をくねらせている。
「しゅ、集中……!」
もう下はパンツだけだし、ティッシュだって側にある。準備万端、いつでも発射OKだ。
『ああ………あア………ん』
女性は先ほどよりいっそう腰をくねらせている。
男優の指が女性の体内にズブズブと侵入していく。
いま流行りの薄消しというやつで、女性器の形が丸分かりだ。殆ど違法に近い。
「くう、汚いマ●コだな……、ク/ラ/ウ/ザーさんにやつざ……っじゃないじゃない!」
またもや変な方向に思考が飛んでしまいそうになったことに慌てて、首を縦に降ったり横に降ったり。

「ダメだダメだ、今はこいつだけに集中するんだ…… ほら、お前の好きな人妻モノ
じゃないかっ、余計なことを考えるな!」
女は益々喘ぎだし、先ほどより一層腰やら上半身をくねくねビクビクと動かしている。
ええと、集中しろ、とにかく集中だ。うん、手マンの後は…このまま挿入だ、うんうん、
ほら見ろ入るぞ。
ん?なんだ貧相なチ●ポだな …ク/ラ/ウ/ザーさんのに比べればなめこサイズじゃねえか。
ク/ラ/ウ/ザーさんならもっと超魔界級のデスペニスで女を裂く勢いで犯すんだぜ………
じゃない、じゃない!、っAVに集中……集中、ほらバックでパンパンやってるぞ、
なんだ情けない腰使いだな、ク/ラ/ウ/ザーさんならもっと、俺みたいなゴツい男ですら
簡単に組伏せて、俺を後ろから強引に突いて……あ、ヤバいイきそう…後ろから能天まで
突き抜けるようなぶっといデスペニスで俺の体をかき回して……俺が気絶しても超絶倫に
犯し続け…………

「うわああああああっっ」
我に返って絶叫した。いかんっ、また危うくク/ラ/ウ/ザーさんをオカズに抜いてしまうとこだった……!
なんということだ!なんと恐れ多いことを!
俺は半ば自分に絶望しつつ、頭を抱えた。
柔らかい体を駆使して、ガンガンと頭を畳に叩きつける。
画面では、アンアンパンパン元気に宜しくやっている。
しかしもう性欲は一気に萎えた。それどころじゃない。
危うく俺は大罪を犯すところだったのだから…!

ク/ラ/ウ/ザーさんをオカズにするという大罪を……!!

結局、抜かないままオナニーを終えたのだった。
そしてそのまま意気消沈して眠り、案の定。

一週間出さないでいた為に、危惧していたことが起こるのだった。
「あ……あん………ク/ラ/ウ/ザーさん………」
妄想の続きを夢で見てしまい、夢精。
次の日、また俺は罪悪感で死にたい気分いっぱいに一日を過ごさなければならなくなるのだった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

すごい緊張しすぎて2と3を間違えてしまいました。。
本当にすいません・・・


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP