Nightmare
更新日: 2011-05-03 (火) 14:24:36
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| 某昭和の大スターとその周りの人達の話
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ベース×スターだけどヤッテルノハ一人
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ エチ有りだぞゴラァ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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「…っ……ぁぁ…。」
聞こえてくる。
「は…く…っ。」
濡れた吐息。
その声を、姿を、男は固唾を呑んで見つめていた。
男の目の前で、自分を慰める彼を。
初めは他愛もない会話をしていた筈なのだ。
彼の所有するマンションの一室、そのベッドの中で、睦ましい想いを分かち
合っていたのに、
「…やっぱり、好きやと思っている奴とこうしているのは、嬉しいもんやな。」
裸の彼の胸に頭をのせて、
幸せそうに笑っていた彼。
その顔を見て、彼の髪を優しく撫でていた。
いとおしいと思った、男も、心から。
「…ならずっと、ここでこうしておればええ。」
だからこそ、出てきた言葉は、とても切なかった。
それは、決して適わぬ事実だということが。
彼は何も言わずに、ただ微笑んだ。
男の気持ちが、何よりも嬉しいとばかりに。
彼の指が、
よく手入れされたきれいな指が、
濡れた陰茎に絡まる、
「は…ぁっ……ぃ…ぃ…。」
そのまま両手で何度も扱きあげる。
上気した頬、潤んだ瞳。
切なげな息を吐き出すにふさわしい、官能的な唇。
それは半開きに震え。
彼は行為に没頭している。
男の存在も気にならないほどに。
夜のベッドの中で、
傍らで寄り添う彼の身体を眺める。
胸に、腹に、腰に、
うっすらと影を残す情交の跡。
節くれだった指でその一つをなぞった。
彼は何も言わずに、男を見つめている。
「…辛いか?」
思わず出てしまった言葉。
彼は笑って、首を横に振った。
「お前がおるなら、平気や。」
お前と、こうしていられるなら。
彼の紛れもない、心からの想いだった。
いつからだろう、
男の心の中に、一つの影か生まれてきたのは。
彼とこうして、
幸せなはずなのに、
自分は、
何故満たされない。
何故満足出来ない、
彼を抱いただけでは。
屹立した陰茎の先端から、しとどに先走りの液が溢れ出る。
彼の指を、手を濡らし、伝って床に零れる。
「う…く…ぁ…。」
彼の手の動きが早くなる。
脈打つ陰茎を右手でこすり上げ、左手で先端を撫でる。
「あ…い…ぃ…!」
親指で尿道をなぞり上げ、身体がおおきく仰け反った。
震える足、
息づく腹、
上下する胸。
喉元が何度も動き、首を苦しげに横に振った。
快感に囚われた顔で、
鮮やかに色づく肌で。
この姿を、
お前は、
ほかのおとこたちにもみせているのか
苦しいのに、
辛いのに、
どうして、
俺は昂ぶっている。
涙が頬を伝った。
しばしの睦言の後、風呂場で軽く汗と汚れを流し、髪を拭きながらベッドに
戻ってきた。
彼にも入れと告げようと、
「お……。」
そこから言葉が続かなかった。
彼は枕に顔を埋めていた、
満足げな笑みを浮かべて、
右腕が、下腹辺りに置かれている。
それは緩やかに何度も動いていた。
微笑みの中に、淫靡な瞳が怪しく濡れていた。
かれは、ほんの戯れのつもりだったのだろう。
彼のいない合間に、彼の残り香を感じながら、
少しだけ、淫らな遊びに耽っていたかったのだろう。
最後までいきつくつもりではなかった、
そこまで本気に、右手は動いていなかった。
それでも、
その姿を見て、
平然としていられる訳がなかった。
足早に彼の元に近づく。
気づいた彼が、羞恥で慌てて彼に背を向ける、
「何…してたんや?」
わざと優しく、問いかけた。
彼の背中を、撫でながら。
彼は答えられなかった。
恥ずかしさと情けなさで、身体が震える。
「俺じゃ…満足出来へんかったか?」
彼が慌てて振り向く。
「違う…!」
そこで初めて、
泣き出しそうな男の表情を見た。
「俺が…おかしいんや…。」
彼の顔が、哀しみで歪んだ。
「どうしようもない淫乱な…俺が…。」
理性ではどんなに否定しても、
抱かれることに慣れきった身体は、
常に快楽を求めて、
愛するものと共にいても、
自らの欲望に耽ってしまう。
ほしい
ほしい
もっと
もっと
繰り返される
身体からの叫び。
「幸せなんや。」
彼の頬にも涙が伝った。
「お前に抱かれて、幸せなんや、すごい満足してるんや。」
哀しみに震える声が、男に向かって訴える。
「なのに、なのに…。」
顔を両手で覆って蹲る。
「俺は、こんなことしてしまう…!」
微かな嗚咽が聞こえる。
小さく丸まった彼の身体が、何度も震えていた。
青い匂いが、漂ってくる。
彼の絶頂が近いのか、
濡れそぼる先端が、白く濁っていた。
「もう……い…く……いく…!」
両手で勢い良く擦りあげながら、絶叫に近い声を漏らした。
体中が桜色に染まる。
閉じていた瞼が、微かに開かれた。
男を見る。
哀しげに、
切なげに、
…うれしげに。
「…見せてや、俺に。」
哀しみにくれる彼に、彼は優しく語りかけた。
絶望の言葉を。
「一人でするのは…寂しいやろ?辛いやろ?」
男は笑っていた、
涙を流しながら。
「それ位なら…俺の前で見せてくれ。」
それは心からの彼への言葉、
「淫乱なお前の姿を…。」
彼を哀しませるだけの。
顔をあげた彼の表情は、哀しみに涙をながしながら、
どこか、
悦んでいるようにも見えた。
ベッドにひざ立ちになって、彼と向かい合う、
その右手が手がもう一度、下腹部にのびた。
「……見ててや、俺を。」
熱を帯びた声で言う。
男は何も言わずに、頷いた。
「あ……あぁ……っ……!」
彼の身体が、大きく何度も震える。
何度も扱きあげた陰茎の先端から、白い液が何度も飛び散った。
勢い良く吹き出たそれが、男の右手にかかる。
「あ…。」
すまなそうな彼の声が漏れる。
それでも、彼の手の動きはとまらなかった、
最後の一滴まで搾り取ろうと。
最後の残滓がたれ落ちるまで、彼の両手は動き続けた、
名残惜しげに。
快楽の余韻で曇った瞳が、男の姿を写し出す。
男は右手の指を口に運んでいた。
彼の精液に舌で舐めとる。
「嫌や…ろ?」
小さな声で、彼は問いかけた。
男は首を横に振った。
「……お前の味、堪能させてもらったわ。」
舌で、口で、彼の精液を全て拭い取り、嚥下する。
青苦い味が、彼の痴態と合わさって、
それはとても、苦しく、
しかし濃厚な、
甘い味がした。
この味を、自分は知ったのだ。
彼は、自分だけのものではない、
だけど、少しずつ、
自分と彼は近づいているのかもしれない。
それは例え間違った行為だとしても。
俯く彼の頭をかき抱き、己の腹に抱き寄せた。
「俺は……お前のもんや。」
優しく何度も、髪を梳る。
「好きにしてくれていい……。」
男の言葉に、彼は何度も頷いた。
涙を流しながら。
「ほんまに…お前は泣き虫やな。」
こんな時でも、兄のように自分をいたわる男の優しさが、
とても嬉しく、
とても切なく、
とても辛かった。
流れ続ける涙は、男の腹を暖かく濡らしていた。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 相変わらずマンネリネタでスマソ
| | | | ピッ (・∀・; )
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