深夜の話
更新日: 2011-05-03 (火) 14:18:03
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| 生 某番組 パーマ×とんち+運送
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| パーマが変態っぽい
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ それでもよろしい方のみどうぞ。
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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草木も眠る丑三つ時、やっと仕事が終わった。
事務所で荷物をまとめてさっさと帰宅しようと事務所の電気を消して
出口へと向かったとき、ある一室から光が漏れていた。
まだ誰か居るのか、と不思議に思ったが
思えば明後日には事務所の看板番組の収録があるのだ。
その収録の為に、誰かがロケハンでもしているのだろう。
番組のスタッフとは全員関わりがあるため、少しくらいは顔を出していくか
と思い、そのドアの前に立った。
その時、思いもよらぬ声が、自分の耳に入ってきた。
「…あ!…や、ちょっと…待って下さい…っ!」
「待たん、いつまで待たせる気だ。」
「はあっ!…あ、もうヤバイ…!!」
おいおいおいおいおいおい。
全身から嫌な汗が吹き出た。
声からして中に居るのは裏河と猪上だろう。
二人で一体何をしているのだ、しかも男女ならまだしも男同士で。
いや、男女でも困るのだが。
ここは黙ってスルーして帰るのが正解だろう。
しかし、このままにして悶々と過ごすのも後味が悪いし
二人にこれから自然に接する事が出来るかどうかも分からなくなってしまう。
ここは漢・とうじま、突入しかない!
「そろそろ行くぞ、時間がなか。」
「…ちょっと…待…あああああっ…!」
猪上の甲高い声が響いた瞬間、俺は突入した。
「何してるんだあああああああああああああっ!!」
その時、見えた光景は予想とはかけ離れたものだったと言うか。
自分のほんのりピンク色だった頭の中を整理したほうがいいのかもしれないと思った。
「な、何ですか!?」
猪上がビックリしてこちらを見た。
裏河は特に驚く様子でもなくこちらをゆっくりと向いた。
見えた光景はテレビにゲーム機、そして二人分のコントローラー。と並んで座っている猪上と裏河。
そしてテレビ画面には次の収録時に使うソフトであろうゲーム画面。
二人で対戦をしていたのか画面には『1P・WIN』と言う文字が映っている。
「え…あ…アハハハハハ、いや、なんでも…。
蔓丘じゃないんだ?今回のサポートは。」
苦笑いを浮かべつつ微妙に不自然だが話題をすり替える。
「蔓丘は風邪で休みがちなので、今回のサポートは俺と猪上がする事になりました。」
そう言いつつ、裏河が立ち上がり近づいてきた。
「へえ、そう、ならいいんだ、それなら…じゃ、お疲れ様。」
とりあえず二人がそういう関係ではなかった事に安堵し
そういう妄想を繰り広げてしまった自分の頭の中を少しばかり怨みつつ
扉を閉めようとした時、裏河が扉を押さえてきた。
「な…?何?」
微妙に笑っている裏河は半ば強引に俺の頭を引き寄せて耳打ちをした。
「アイツは、もっとイイ声で啼きますから。」
「は!?」
「じゃ、お疲れ様です。」
そう言って扉は閉められた、しかも鍵を閉める音まで聞こえた。
「……。」
俺は無言で頭を抱えた。
そういう関係だったのか、とかそういうのとか。
鍵を閉めたって事はこれからそういうのをする予定なのかとか。
アイツってのは多分猪上のことだろうなとか。
って言うか考えを読まれていたのかとか。
ぐるぐるぐるぐる頭の中を巡って
今日はどうにも眠れそうにないな、と思いつつ俺は事務所を後にした。
「…はー、また負けた。」
そう言って自分はがっくりと肩を落とした。
落ち込んでいるととうじまさんと何やら話をし終えた彼が戻ってきた。
「もう一回します?」
そう聞くと、彼は首を振って、その後時自分にキスをした。
突然の事だったので、コントローラーを床に落とす。
その拍子にゲーム機がバグってしまい、画面には壊れたドット絵が表示された。
それを特に気にする様子もなく、自分と彼は行為に溺れた。
「あ、はっ…うら、か…さん…!もう…ッ!」
「…猪上っ…!」
いつからこんな関係になったのか、分からない
元々は自分も彼も女の子が好きだったはずなのに。
切欠はほんの些細な事だったのだ。
コントローラーを床に落とすくらいの些細な事から。
自分も彼も、バグって、どうかしてしまったのだ。
ただ、それだけのこと。
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| | □ STOP. | |
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| | | | ピッ (・∀・ )
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お粗末様でした、この二人が好きすぎてしょうがないorz
ごめんなさい。
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