ある日の荷史と叙雨
更新日: 2011-05-03 (火) 14:16:28
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|名作けんとうマンガの主人公と親友です。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 未熟者ゆえ、不備などあるかもしれませんが、
ご容赦ください。
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腹縞戦の後、血反吐を吐いて倒れた叙雨だが、弱りきった体で、激しい
トレ-ニングに打ち込んでいた。それは、自分自身を罰するかのような
鬼気迫る姿であった。
叙雨が心配でならない暖兵と荷史は、一日交替で仕事に出ることにし、
今日は、荷史が叙雨を見守る日であった。
自虐的なトレ-ニングが始まって数時間後、叙雨は突然倒れた。
荷史はあわてず、医者に言われたとおり、処方された薬を飲ませ、服を脱がせて
汗をぬぐい、清潔なパジャマに着替えさせた。
叙雨を抱きかかえ、布団に横たえようとした瞬間、叙雨の腕が、そのうつろな表情
からは、想像できない力強さで荷史の首に絡みついた。
「・・・じ、叙雨・・・!」驚きのあまり、思わず声をあげた荷史の耳に、叙雨は囁いた。
「・・・理木意志・・・。」荷史は優しく叙雨の腕を振りほどき、叙雨の目を見つめた。
薬のせいだろう、夢見心地の目に、涙を浮かべていた。
「・・・理木意志・・・。」叙雨は、再び荷史に抱きついた。
「わいは・・・、(・・・理木意志やない、荷史や・・・)。」
言葉は途中で遮られた。叙雨の唇が、荷史のそれをふさいだからだ。
荷史はゆっくりと目を閉じ、予期せぬ快感に身を任せ、体の力を抜いた。
そんな荷史に叙雨はこう囁いた。
「・・・理木意志、抱いてくれ・・・。」荷史の心を悲しみが覆った。
(「叙雨は薬のせいで、わいと理木意志はんを間違うとるだけなんや・・・。」)
叙雨が愛しているのは、自分ではない。
そんなことは、とっくに分かりきっていたことだ。
それでもいい。叙雨が幸せであれば、自分はそばにいるだけでよかったのだ。
だが、こんな形で、身替りとして求められるのは、なんと悲しいことだろう・・・。
その時、荷史の首筋を叙雨の涙がつたった。
そのはかない感触に、荷史は心を決めた。
「身替りでもなんでもかまへん。叙雨が今求めてるんは、肌のぬくもりや。
それを与えてやれるんはわいだけや。」
男との行為は荷史にとっては初めてだったし、叙雨の弱った体のことを考えて、
荷史は細心の注意を払って、叙雨を愛撫した。
全てが終わった後、叙雨の顔はほんのり上気し、生気が戻ったようであった。
まもなく、安心しきったのだろう。叙雨は荷史の隣で、眠りについた。
そのあどけない表情をみて、荷史は静かに泣いた。
(「わいはあんさんの幸せを心底願うとる。」)
荷史は叙雨に布団をかけてやりながら、そっとつぶやいた。
「わいは、一生叙雨を守る。絶対や。」
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| | □ STOP. | | お粗末さまでした・・・。
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