ホーム > 33-446

夢のまた夢、後編

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  某昭和の大スターとその周辺の人達の話の続き
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ベース×スター、エチありです。
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧投下早杉だゴラァ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そこへ、
「せっかくやから、俺とやっとかへんか?」
衝撃の台詞が投げかけられて、男は彼の身体を引き剥がした。
「な、な、な、何言っとるんや!お、お前は!」
余りのショックに、思わず言葉がどもる。
「じょ、冗談にも、程っつーもんが!」
「冗談じゃないよ。」
真剣な彼の表情に、言葉が止まる。
「・・・俺な。」
一瞬のためらいの後、彼は言葉を続けた。
「色んな男に犯られてきたけど」
羞恥で顔が赤くなる。
「ちゃんと女みたいに優しく抱かれたこと、一度もないんだよね。」
俯きながら、彼に訴える。
「だからな」
小さくなる声で、
「せっかくなら、好意持った奴に、そういうの捧げてみたいなと思うて。」
耳まで赤くしながら、男への精一杯の想いを伝えた。
悔いを残したくないから。
「・・・お前がそういうの好きだとは思えんから、無理強いはせんけど。」
自嘲気味に、笑ってみせる。
羞恥を隠す為に。
「そんな・・・。」

抱きしめていた彼の身体に目をやる。

生々しい情交の跡、
痛々しい手首の傷、
一体彼は、これまでどんな仕打ちを受けてきたのだろうか。
その上で、皆の前で笑っていたのだろうか。
「やっぱり、無理だろ・・・?」
言い終わる前に、彼の身体をもう一度抱きしめる。

「優しくしてやるわ・・・どんな女よりも。」
彼の身体を、ベッドに押し倒す。
互いの顔を、見合わせた。
「お前の初めての相手になるんやからな・・・光栄や。」
額に唇が落とされる。
喜びの涙が、彼の目尻から零れた。
その涙も、唇でぬぐわれる。
たどる様に触れた彼の唇を何度もついばむと、深く合わせた。
熱い口内を舌でかき回し、彼の舌を優しく吸い上げる。
彼の両手が男の首に回った。
互いの舌を何度も絡ませながら、名残惜しげに唇を離す。
濡れた唇に上気した頬が、艶やかに彼を彩っていた。
男の鼓動が跳ね上がる。

忘れていた、
この男は、
全ての人を狂わす魔性と呼ばれていたことを。

貪るように、首筋から胸元まで唇を這わした。
陵辱の跡を上塗りするように吸い上げる。

「・・・あ・・・。」
吐息交じりの声が彼から漏れた。
右手を下方へと忍ばせる。
熱を帯びて半ば勃ち上がっている彼の雄に、指先が触れた。
ためらいがちに、優しく右手で包み込む。
「あ・・・大丈・・・夫・・・か・・・?」
熱を帯びた声で、気遣われる。
答えの代わりに、右手で何度か扱きあげる。
「ああ・・・。」
満足気な声と共に、右手の質量が増していく。
仰け反った喉元に、何度も口付けを落とした。
「お前も・・・欲しい。」
彼の手が、男のジーンズを脱がしにかかる。
そういえば自分がまだ服を着ていたことに気付いて、慌ててシャツをたくし
上げた。
乱暴にシャツとジーンズをベッドの下に投げ落とす。
彼の手が脱ぎとった下着を投げ捨てた。
互いの裸の体温を感じるように、密着させる。
下腹部に互いの昇まりを感じて、思わず彼の腰が動いた。
予期せぬ快感に男が呻き声をあげる。
悪戯っぽい笑い声が彼の唇から漏れた。
「こうすると・・・結構気持ちいいやろ?」
「お前な・・・。」
抗議の言葉を出そうとして、ふと思いつく。
今まで彼は、こんな風に抱かれることに楽しむ事さえ、許されなかったので
はないかと。

強く胸が痛む。
「どうした・・・?」
彼の問いかけを塞ぐように、強く唇を合わせる。
自分から強く腰を押し付け、互いの雄を擦り合わせる。
「や・・・あ・・・。」
唇を離して、彼が悶える。
その声が聞きたくて、更に動きを早めた。
「あ・・・いい・・・。」
満足気な声が漏れる。
快感に閉じた瞼についばむ様な口付けをした。

湿った水音が、互いの腹から聞こえてきた。
先走りが、互いの雄を濡らしている。
彼が眉間にしわを寄せて喘いでいる。
限界が近いのか。
「・・・一度出すか・・・?」
耳元で囁く。
彼は何度も頷いた。
「出来たら・・・お前の・・・手で・・・・・・・お願い。」
「分かった。」
身体を離して、彼の側に横たわる。
屹立した彼の雄に右手を絡める。
先端から根本までくるみこむように何度も扱きあげた。
「・・・・・も・・・・・出・・・・・。」
泣きそうな顔で喘がれる。
一気に右手の速度を速めた。

「・・・・・・あ・・・ぁっ!」
白濁した液が彼の先端から何度か飛び散る。
彼の腹を、胸を白く彩った。
彼が満足気に、荒い息を付く。
「すごい・・・よかった・・・。」
屈託なく囁かれる。
その笑顔に口付けを落とすと、男は彼にのしかかった。
こちらも限界が近い。
「入れても・・・ええか?」
男の言葉に、彼は笑顔で頷く。
「先に少し慣らして・・・いきなりは裂けるから。」
少しの戸惑いの後、
「自分で・・・慣らそうか?」
心配げな問いかけに、男は首を横に振った。
大丈夫だと。
安堵した表情で、彼は男の右手を掴む、
先程放った自分の残滓を、彼の指に塗りこめる。
「ごめんな・・・。」
と謝りながら。

その指を、彼の奥へと導く。
後孔にたどり着くと、男は彼の手を放した。
「もう分かるから・・・。」
人差し指の腹で、彼の後孔に液を塗りこむようにぐるりと回す。
びくんと魚のように彼の背が跳ねた。
最初に人差し指だけ、彼の中に埋め込む。

思いのほかの熱さに、動きが止まった。
「もっと入れて・・・。」
唇を震わせながら、彼が訴える。
労わりつつも、中指と薬指を潜り込ませる。
「は・・・あ・・・っ。」
痛みよりも快感を感じるのか、彼の腰が揺らめいた。
ためらいがちに、指の抜き差しを繰り返す。
萎えていた彼の雄が、再び熱を持ち始めた。
「もう・・・もう・・・。」
右手を掴まれ、首を振られる。
「欲しいか?」
「欲しい・・・。」
濡れた目で訴えかけられた。
彼の膝を大きく開き、その中に身体を潜り込ませる。
大よその要領は女と同じ筈だから。
そう思いながら、自分の雄を彼の後孔へと持っていく。
先端で孔を軽く押してみて、感触を確かめる。
「や・・・。」
彼が腕で顔を覆う。
何度か軽く孔をつついた後、意を決した様に深く腰を進めた。
「ぁ・・・・・ああああっ!」
彼の喉がわななく。
女とは違う入り口のきつさに、男は顔をしかめて呻いた。
中は泥のように熱い。
彼の呼吸と共に、中も収縮を繰り返す。
「辛いか・・・?」
男の問いかけに彼は首を振って答えた。

「平気や・・・それに・・・。」
彼の目尻から涙が零れる。
「何でやろ・・・何か・・・ものすごい嬉しい。」
この男と身体を繋げて。
まるで本当に処女を捧げた女のようだ。

「・・・そうか。」
優しい表情で男は答えた。
ゆるやかに腰を動かしてみる。
「あ・・・。」
内部をかき回す異物に、戸惑いながらも背筋が震える。

もっと、
もっと、

「もっと強く・・・。」
自分から腰を押し付ける。
猛った雄が男の腹に当たった。
それに合わせて、腰の動きが激しくなる。
まるで待ちかねたかのように。
「あ・・・あ・・・い・・・い!」
内臓がひしゃげるような衝撃が快感に変わる。
男のものをもっと感じたいと自然に孔が男のものを締め付ける。
中で男の雄の質量がぐんと増したのを感じて、身体を大きく仰け反らせた。
「いい・・・いい・・・すごい・・・!」
「お前も・・・すごい・・・ぞ・・・。」

苦しげな男の息遣いが聞こえる。
限界が近いのか。
「どうする・・・外に出すか・・・?」
男の気遣いに、彼は首を横に振った。
ここまで来て、そんな気遣いはいらない。
最後までこの男を感じていたい。
「中で・・・いいから・・・欲しい・・・。」
男の首に両腕を回した。
うなづいた男は、叩きつけるように腰を突き動かす。
「あ・・・!あ・・・!」
切れ切れな悲鳴が漏れ出る。
2、3度大きく腰をうねらせて、男は彼の中に精液を吐き出した。
中に男の熱さが広がっていく。
その快感に、彼も再び精を放った。
密着した男の腹に、彼の精液がかかる。

ずるりと彼の孔から男のものを引き抜いた後、脱力したように男は彼の身体
に覆いかぶさった。
彼の荒い息遣いが、耳元で聞こえる。
「こう言うたら怒るかもしれんけど・・・。」
男が呼吸を整えながら、彼に向かって囁いた。
「すごいよかったわ、お前。」
男の言葉に、彼は照れながら笑った。
「俺も・・・よかった。」

初めてだった。
気持ちを伝えながら、
身体を繋げるのは。
こんなにも気持ちよく、
こんなにも暖かい。
そう知りえたから。

彼の横に、男は仰向けに横たわった。
互いの中に、満たされたような安堵感が広がっている。

不思議なものだ、
つい先ほどまで、
憎しみさえ抱いていたというのに。

そういえば、
ふと思い出して、彼は男の方に顔を向けた。
「お前のさっきの気持ちって、何やったんや?」
彼の問いかけに、男は苦笑いで答えた。
「現金なやっちゃなぁ・・・お前は。」
よっこらしょと声を出しながら男は身を起こす。
しばらく床に視線を落として、探し物を見つけると、ベッドから降りた。
ひしゃげた包みを、彼に差し出す。
「・・・改めて。」

今度は素直に受け取った。
包みをほどき、蓋を開ける。

「え・・・?」
そこには、真珠で彩られたイヤリングが一対あった。
「壊れてないやろうな?」
男が覗き込む。
一つを拾い上げて、無事を確認すると、満足気に微笑んだ。
「これ・・・お前が・・・?」
「そうや。」
信じられないような顔で男を見つめる。
彼が装飾具を付けるのを、快しと思ってないと感じていたのに。
「こっち向いてみ」
男の方に向き直った彼の左耳に、イヤリングを付け、嬉しそうに微笑んだ。
「よう、似合っとる・・・。」

艶やかな黒髪に、白い真珠のイヤリングが映えて、あでやかに彼を飾った。
「・・・何か送るなら、お前がこれから身につけるもんがええと思ってな。」
男は照れくさそうに後ろ髪をかいた。

彼が俯く。
「・・・おおきに・・・。」
長い睫に涙をためながら。
「ほんまに・・・おおきに・・・。」

大事にしよう。
そしてこれから、事あるごとに身に着けよう。

彼が残した。
自分への想いを。
唄と共に込めよう。
そう思いながら、彼は涙を流した。

男はただ、彼を見て微笑んでいた。

電話の音が、二人の静寂を打ち破った。
慌てて彼が受話器をとる。
「はい・・・ええ・・・そうです。はい・・・わかりました。」
事務的な会話の後、受話器を置いた。
「どうした?」
男が問いかける。
「社長が来てるらしい。」
ため息混じりに、彼が答えた。
「この部屋まで来るってさ。」
「・・・そっか・・・。」

気が付けば夜が明けようとしている。
男は床の服を拾い上げると、素早く身に付け始めた。
「社長が来る前に、俺、行くわ。」
「・・・そうだな。」
社長が彼の行為を熟知しているからといって、この男と下衆な勘ぐりはされ
たくない。
自分はこの状態では外に出られないから、どうしようもない。
名残惜しい余韻を残しつつも、彼はドア近くまで彼を送った。

「・・・次のライブは、来てくれるんやろ?」
「ああ。ゲストだけどな。」
寂しげに答える男に、彼は笑って返した。
「・・・又、いつでも会えるよな。」
「・・・ああ・・・。」
笑いあって。
最後に、一つ軽いキスをかわして。
男はドアから去っていった。
名残惜しげに、そこから立ち去れずにいると、
「俺だ」
いつもの低い声が、ドアから聞こえた。

無言でドアノブを回す。
入ってきた影が、鞄を彼に渡した。
「着替えだ。」
「・・・ありがとうございます。」
事務的に礼を述べると、鞄から衣服を取り出す。
着替え終わると、この男に問いかけた。
「周りに人は?」
「居ない、この時間だ、今なら誰にも気付かれずに帰れるだろう。」
「そうですか・・・。」

水を差された形だが、これでよかったのかもしれない。
改めて社長に感謝しつつ、
「それでは、失礼します。」
と部屋を出る前に。

「待て。」
と声をかけられる。
「何か・・・?」
訝しげに社長に向き直った。
「お前、その左耳、どうした。」
「え・・・?」
改めて耳に触れて愕然とする。
イヤリングを付けたままだった。
うかつだった、と心の中で舌打ちする。
「あいつから貰ったのか?」
「・・・はい。」
今更弁解したところでどうしようもない。
素直に白状した。
心で男に詫びながら。
「粋なことするな、あいつも。」
社長の声に、珍しく感情の色が入る。
「とりあえず、外しておけ、目立つことはするな。」
「はい・・・。」
耳から取り外して、ジーンズの左ポケットに入れた。
感触をいとおしむかのように左手で探りながら。

「・・・いい顔になったな。」
社長の声に、彼は顔をあげた。
「一人前の大人の顔になった。」
意図が読めずに言葉が返せない彼に、話しかける。

「・・・以前のお前は、どんなに抱かれても、男の間を振り回される小娘でしか
なかった。」
「・・・はあ。」
心外な言葉に、曖昧な相槌をうつ。
「好きな男に抱かれて、女ってのは一人前になるんだが・・・。」
彼を見詰めながら、少しだけ笑みを漏らした。
「お前も、その口か?」
「な・・・!」

唖然とする彼をそのままに、社長はホテルを後にした。
「お前もさっさと帰れよ。」
チェックアウトは済ましてあるから、と続けられて、消えていく人影。
その影に後から思い切り蹴りを入れている彼の姿があった。

朝焼けの光が、外を包み込もうとしている。
ある初夏の朝、それぞれの路に向かって、歩く人影。
その横顔には、一様に笑みが浮かんでいた。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧これで終わりです。長々と失礼
 | |                | |     ピッ   (・∀・  )しました。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP