Top/32-417

オリジナル、エルフ×ダークエルフとエルフのハーフその3

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     | 三回目です。感想ありがとうございますT-T
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 今回はちょっと短いですよ
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「大丈夫か」
「はあっ…」
ゆっくり体を動かすと、手を貸そうとするクィンの手をとり、つぶやいた。
「ごめんね、クィン。こんな事につき合わせて…」
それに対してクィンは何も答えなかった。
ずっと前から望んでいたことだと知ったら、なんていうだろうか?
「クィン…?」
じっと覗き込んでくる。
ダークエルフの特徴である赤い瞳は、クィンには禍々しさより美しさを感じる。
そ、と、スペルの頬に手を寄せる。
その手に、スペルは自分の手を重ねた。
「私は、ケイが戻ってきて欲しいと思う」
弟の話。スペルは誰よりケイを大事にしている。最後の血のつながった家族として、大事にするのは当然のことだ。
だが、それよりも先に、クィンには嫉妬さえ覚える。
「だが、それと同じくらい、お前のことも大事だ。お前に嫌われたくない。ごめん…今更こんなことお願いしておいて…」
あくまでスペルにとっては、クィンに頼んでセックスをしていると思っているようだ。
うつむく彼を上に向かせると、口付けを交わした。少し、抵抗したスペルだったが、それを力で封じ込めた。
「んっ…」
背を抱いて。
そのまま寝かせて。
舌を絡ませて、頬をなめて。
離れてはまたくっついて、舌を絡めとる。
潤んだ瞳が、クィンを見上げる。
その表情に、どきんとした。

「なあ」
「ん…」
「また、してもいいか?」
にぱっと笑って、スペルの胸の突起に吸い付く。
「ふ…」
その言葉に、サーっと血が下がって行くのを感じたスペルは、拳に力を込めて、思いっきり。
「ふざっけるな!!!!!!!」
ゴゴン
と、すさまじい音がして、クィンは上から叩かれて寝台に激突し、でかいたんこぶを作って気絶した。

「…ィン…クィン…?」
「…」
声が聞こえる。
ああ、そうだ。スペルとようやく結ばれたんだっけ。
なのになんでこんなに頭が痛いんだろう。
ずきずきと痛む額と後頭部の両方をさすりながら、声のするほうを向いた。
「ってぇー…」
「ごめん、ごめん!つい、とはいえ、私はなんてことを…」
困り果てた様子のスペルは、気がつけばバスローブを着ていた。
クィンの上にもバスローブと毛布がかけられている。クィンが気絶している間に着たのだろう。
スペルがクィンのたんこぶの上に手をかざすと、微力ながら温かい光が現れた。
少しだが、痛みが引いて行く。
「俺、なんでこんな怪我してるんだ?」
「えっ!あ、いや、その…」
どうやら怪我した前後のことを覚えていないらしい。
どう言い訳しようか悩んだが、ここはいわないでおくことにした。
「…ごめん…」
「?」
でも、謝ることだけは忘れない。

ふと、締め切った窓の間から光が漏れているのに気づいた。
窓を開ければ、朝日が降り注ぐ。
「朝…?いつの間に」
「!そうだ、ケイのこときかないと…」
スペルは立ち上がったと同時に床に座り込んだ。
もう一度立とうとベッドにしがみつくが、腰が痛くて立ち上がれない。
その様子を見ていたクィンが、スペルを抱き上げてベッドに寝かせた。
また抱かれるのかと々怯えるスペルに、クィンは言った。
「少し休んでろ、俺が言ってくる」
バスローブの前紐を結び、部屋を出て行った。

「…」
「昨夜はお楽しみだったようじゃの、ほっほっほ」
けらけらと笑う老婆の声が耳に障る。クィンは、もって来た軟膏を老婆に渡す。
それを受け取ると、老婆は、クィンの顔を見ようとはせず、水晶球をじっと眺めていた。
水晶球には老婆の顔が映っているが、老婆には何かが見えているようだった。
「それで見てたのか」
「まさか、声がここまで聞こえてきたんじゃよ」
こんなことスペルが聞いたら赤面するだろう。
 それに、あの声だってあの艶姿だって、何もかも自分のものだ。こんなセクハラ老婆に見られたくない。
正直にクィンはそう思った。
強い独占欲が心のうちに渦巻いていることに、彼は苦笑した。
「さて、お前さんたちが探している魂と死神じゃが…」
「!わかったのか」
老婆の顔つきが変わった。
冷やかしでもないそのまじめな顔は、水晶球をじっと眺めていた。
「谷…じゃな、ここからずっと西の、谷。人間は入ることの許されない谷。じゃが、エルフのお前さんなら入ることができるじゃろ。ここは次元が狂っておる。運がよければ死神の住む次元に入れる。そこに魂は死神とともにおる」

随分と遠い上に、次元が狂っているとは。
しかし、次元が狂った世界に入り込んで大丈夫なのだろうか?
「…そうか」
「死神が一時消滅すれば、時限は元に戻るじゃろ。一時的にじゃ。永遠に消滅させることは、できん。死神は何度でも再生するものだからな」
再生する。今の仲間たちは、盗賊であるユウも含めて、半分が人間だ。
ということは、ここに来たとき同様、自分たちで行くしかない。
二人きりで死神をどうにかできるものなのか?
クィンは悩んだ。
 エルフの血の入ったものを雇って連れて行くか、自分たちだけで行くか。
そうだ、同業者の友人が多いユウに聞けば、良い盗賊を教えてもらえるかもしれない。
とりあえず老婆に礼を言うと、その場から立ち去ろうとした。
「こりゃ待たんかい」
と、老婆に引き止められた。
「?なんだ?」
「これをやろう。またあのエルフを抱くことができるようになったら、役に立つはずだからの、ほっほっほ」
と、投げ渡してきたのは、先ほど老婆に返した軟膏だった。
もらうか否かで心の中の悪魔と天使が戦っていたが、悪魔が勝ったようだ。
素直に受け取ると、スペルの元へ向かった。

 ____________ この後の展開がエロが少ないので、
 | __________  |                投稿しようか迷ってます。
 | |                | |                
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) どうもでした。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP