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アメリカザリガニノキカイノカラダ OZMA×キム

生。某ゲーム誌の某AD。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 なんでもありだ。

 警官のコスプレで派出所の前を素通りしたり、木の枝一本で完璧な釣りをしたり、芸人がモンスターの足元で肉を焦がしたり、ヒップホッパーの大事な大事なデータ小鳥と交換したり、ピンロや電マだって平気で出したりもできた。

 なんでもありだ。

 だったら、俺の腕の中にこの人がいてもいいじゃない。

「離せ、おい。離せって、オズ…、うう…」

 声もうまく出せないくらい力も感情も込めてるんだから、いいって事にしておきましょうよ。
 ちっちゃいね。ちょうどいい。格闘技ファンのくせに俺に抵抗できない、己の低身長を恨め。そして俺に惚れろよ。

 ずるずると密着したまま屈んで、額を先に押し付けて固定してから唇を近づけていった。相手が気をつけをした状態で抱きしめておいて正解。
 現状からの逃避のつもりか目を閉じるしかなくなったこの人の表情はとても魅力的で、俺が早漏ならば今すぐにでも目の前の黒縁メガネにぶっかけてやりたいほどでした。
 しかし段階を踏まなくてはなりません。まずはAから。

「…お前ら、なにしてんねんな」

 唇を合わせんとしたまさに直前、扉が開くと同時に現れた甲高い声のジャージ男を、狩りのとき以外で邪魔くさいと思ったのはこれが初めてであります。邪魔ってレベルじゃねーぞ、どうか私に発砲許可を。

 その日甲高いジャージ男の相方はちょっと遅刻した。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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