愚羅ップラ 幼年主人公×組長
更新日: 2011-04-26 (火) 15:48:03
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )今回小さい主人公が攻めてます。本番はナシです
むりやり感動に持っていこうとしてますが、厳しいです・・・;
「花山さん・・・」
後ろから自分を蹴っていた男が宙を舞い、顔面を強打して失神した。
振り向くと後ろに花山が立っていた。
2mはあろうかという巨大な男は右頬から眉間にかけて大きな刀傷が走っており、
その迫力に恐れをなしたのか、刃牙を取り囲み暴行していた他の2人の若者は気絶した男を置いて脱兎のごとく逃げ去った。
寂しそうに笑う刃牙の肩に手を置いてしゃがみこみ、静かに微笑む。
右腕についた噛み跡に目を留めると、その視線に気づいたのか刃牙が疵跡をさする。
「ああ、これ?・・・噛まれちゃったんだ」
そう言って踵を返しすたすたと歩き出した刃牙に、花山も立ち上がって無言のまま付いていく。
「何かあったのか」
「ん・・・ちょっとね」
「話したいことがあるなら、聞いてやるよ」
ぴたりと足を止め、振り返ると「うち、来る?」と言って刃牙が笑った。
「・・・で、誰にやられたんだ?」
畳の上に腰をおろし、向かい合った格好で花山が訊ねる。
ぐっと唇を噛みしめて、刃牙は話し始めた。
「母さんをさ、抱きしめたら・・・噛みつかれたんだ」
「恋しくてさ、愛しくてさ、愛されたくってさ・・・抱きしめたら、がぶーって!
・・・・笑っちゃうよね。俺なんか、生まれて来なきゃよかったんだ・・・」
俯いてつぶやく刃牙の顔は、まるで捨てられた子犬のように寂しそうに見えた。
そんな刃牙を見つめて、花山がぽつりと呟く。
「うらやましいな、お前が」
「・・・うらやましいだぁ!?」
かっと怒りが込み上げてきて、刃牙は花山につかみかかる。
襟をつかみながら怒りで赤くなった刃牙を見つめ、言葉少なに花山が語り始める。
「おふくろが、逝った」
「えっ・・・」
「癌だ。まだぁ37だった。・・・それがこ~んなに痩せちまってよ!」
「・・・花山さん・・」
おどけたように話す花山に、なんともいえない悲しさが刃牙を包む。
「90歳だって言われてもおかしくねえくらいで・・・ずっと寝たきりで、
壊れそうなほどガリガリで、抱きしめてやることもできねぇ」
「・・・そう、だったんだ」
「おめえは幸せじゃねえだろうけど、俺から見たら、十分幸せだよ」
「・・・・・・」
向かい合って沈黙する刃牙の心に、花山に対する同情と物悲しい親近感が生まれた。
この人は自分なんかよりもっと辛いのだろう、けれど、それを少しも見せずに暖かい目で自分を見つめてくれている。
刃牙は自分の中にある、母に対するどうしようもない気持ちが少し和らいだ気がした。。
がさごそと何かを探る音がして、花山が尻ポケットから一升瓶を取り出した。
どうやって入れていたのか、でかい酒瓶を開けて2つグラスに注ぐと、一つを刃牙に差し出した。
「・・・・?」
「森伊蔵って焼酎だ。うめえぞ。一杯飲ってみな」
刃牙はグラスを受け取ると一口飲んだ。
初めて飲む酒の濃さに苦々しい顔を花山に向ける。
「にがい・・・」
「慣れてねえからな。いい酒だぞ」
花山の手には子供のおもちゃサイズの小ささしかないようなグラスにギリギリまで注いだ焼酎を一気飲みする。
「はぁ~・・うめえんだ、これが」
「いっつもこんなん飲んでんの?」
刃牙は一口で懲りたのか、ちびちびと舌で酒を舐めるだけだった。
「まあな、それに今日は飲みてぇ気分なんだ」
まっすぐ瞳を見つめられて何と答えていいかわからずに、刃牙は「うん・・・」と言ってグラスに視線を落とす。
2杯目の酒を注ぎながら、花山がふっと笑う。
ドアの真向かいに置いてある壁に平行に置かれたベッドが目に入る。
そこに移動し、背をもたれて軽くため息をつくと、脳裏に亡くなった母のことが思い出される。
元気だった頃の面影よりも、ベッドの上で日に日に痩せ細っていく母親の儚い笑顔だけが色濃く残っている。
手に触れたシーツの冷たい感触が嫌だった。
温かい肉の感触が欲しくて、とっさに刃牙の腕に触れる。
未だ1杯目のグラスに手間取っている刃牙がそれに気付き、「なに?」と言いながら花山の傍に来る。
ベッドにあぐらを掻いて両手でグラスを持ち一気に飲み干すと、喉を押さえておおげさに苦しむフリをする。
何回かその動作を繰り返し、ベッドでごろごろ転がっていると急に止まって、にっと花山に笑いかける。
「見てほら、歯形薄くなってる。ずっと揉んでたからかなぁ」
そう言って歯跡のついた部分の肉をつまみ上げてみせる。
赤くほてった頬と身体は、とても温かそうに見えた。
「・・・おふくろさんの事、考えてたの」
「ん?まあな・・・冷てえな」
「え?」
「このシーツ。おふくろが寝てたベッドによく似てる」
「そっか。・・・最期は、家で?」
「そのほうが良いって言ってたからな。薬品臭ぇ病院が嫌だったのかもな」
「花山さんも、おふくろさんの事愛してたんだね。」
「ああ・・・。もう一杯、いくか?」
刃牙の返事を待たずにグラスを取り上げて酒を注ぎ、問答無用に差し出した。
「ぐいっといけ、ぐいっと。もう一本あるぞ。これも上手え日本酒だからな」
「どうやって持ってきたの、それ」
「細かいことは気にすんな」
刃牙は手渡された酒を半分だけ飲み干すと、ふうっと大きなため息をついた。
「アイツを倒したら、母さんも、いつか俺を愛してくれるかな・・・」
遠い目で空を見ながら誰にともなく刃牙がつぶやく。
「俺、あの人に抱きしめられた記憶がないんだ。小さい頃はあったかもしれないけど、
俺が物心ついた頃にはあの人はいつも親父だけを見てた。あの人が俺を見てくれるのは、
俺が親父の相手にふさわしくなるように修行してる時だけ。・・全部、親父のためなんだ。
・・・花山さん、母親に抱きしめられるってどんな感じかな?愛されてる感じって、どんくらい気持ちいいのかな」
苦しそうに母親に想いを馳せて感傷的な気持ちになる刃牙の脚に、温かいものが触れた。
見ると、花山が刃牙の脚に手を置きこちらを見ていた。
「あったけえよ、母親のぬくもりてのは。俺はもう抱くこともできねえけど、この身体にしっかりと残ってる。
お前もいつかわかるさ。お前のおふくろさんはまだ生きてるんだから」
「うん・・そうだと、いいな」
「俺の胸でよけりゃ貸してやるぜ」
「はは。ありがと。うん、嬉しいけどいいや。だって花山さん身体硬いもん」
笑って花山の手をパシパシ叩くが、手はそこに置かれたまま動かなかった。
置かれた手に力が入り、太ももをぐっと掴まれる。
「花山さん?」
「身体が冷てえんだ。シーツも、ベッドも、全部冷てえ・・・」
「寒いの?布団いる?」
下に敷いていた布団を渡そうと立ち上がりかけるが、手が置かれたままなので動くことができない。
少し様子のおかしい花山が気になり、肩を叩いて呼ぶ。
「花山さん、どしたの、眠い?もう寝る?」
俯いた花山の頬を叩いて「お~い」と呼びかける。
すると、その手をぐっと掴まれて引き寄せられる。
「ぅわっ」
不意に引っ張られ、危うくベッドから転げ落ちそうになる。
両手で握られた腕に力が込められたので、握撃をくらうのかと驚いて腕を引き離そうとする。
「ちょ、ちょっと待って花山さん!ストップ!ストップ!」
慌てた刃牙の予想に反して腕から手が離され、今度は身体全体で抱きしめられる。
「え・・・?」
「おふくろの身体が、冷てえんだ。冷たくて、嫌なんだよ」
そう言って、益々強く刃牙の身体を抱きしめる。
花山に引っ張られてベッドからずり落ちそうな体勢になっていた刃牙は、さらに引き寄せられて完全に床に落ちた。
ちょうど刃牙の頭が花山の胸に当たる位置で、押し付けられた耳に心臓の鼓動が聞こえる。
顔を上げると表情のない顔で花山もこっちを見ていた。
普段から無表情な花山だが、今は少し悲しそうに見えた。
「温かいもんに触れてないと、こっちまで凍りそうになるんだ。・・・お前の身体は温かいな」
ぬくもりを確かめるようにもう一度強く抱きしめ、刃牙の首筋に顔をうずめる。
母親を失った悲しみが身体じゅうから伝わってきて、息苦しくもあったが刃牙はそのままおとなしく抱かれていた。
抱きしめられるっていいな、と思う。強くなるために戦いを経験していくうちに、
他人に対して防衛線を張っていたのだろう。それがだんだんと薄れていく。
この人も自分には気を許してくれているんだと思うと安心する。
「花山さん・・・」
背中に回されていた花山の手がゆっくりと腰の辺りに滑り下りてくる。
ふわっと身体が浮いたかと思うと、ベッドに押し倒された。
上から覆いかぶさってきた花山に押し潰されて「ぐえっ」と潰れたカエルのような声が出る。
そのままグイグイ身体を押し付けられて、硬いベッドと筋肉に挟まれた身体がぎしぎしと痛む。
「いてっ!痛いって花山さん!腕、潰れるって」
「潰れろ。つうか潰してやる」
「何やってんの!プロレスごっこかよ、もう。あはは、いたいって」
激しくじゃれあう2人に、ベッドがミシミシと嫌な音を立てる。
腰をくすぐられて笑い転げる刃牙のヒザが不自然な異物に当たって、違和感を感じた刃牙が不思議そうな顔をして止まる。
顔の間に手を置いてヒザ立ちになった花山が動きを止めて刃牙を見下ろす。
「ふん・・・情けねえなぁ。こんな時でも体は正直なもんだ」
そう言って刃牙の手を取ると自分の股間にあてがう。硬い感触が手に伝わり、花山のソコが勃起しているのがわかった。
驚いて固まっている刃牙の顔に皮肉な笑顔を見せて股間から手を離す。
母親の死に面しても気丈に振舞っていたが、温かいぬくもりに触れておかしくなってしまったのだろうか。
組の女を抱いて辛さを精液とともに吐き出していたけれど、心は満足しきれていなかったのだろうか。情けない。
起き上がって、花山はまた溜め息をつく。
「・・・こんな時だからじゃない?」
俯いて聞いていた刃牙がぽつりと吐いた。
「こんな時だから、体が求めるんじゃないかな。俺の知り合いが言ってたけど、
悲しい時は悲しみを十分に受けて、気持ちいいときは素直に気持ちよくなればいいって」
自分にも同じような経験があった刃牙は、つらさを紛らわす快感を求める花山の気持ちがよくわかる。
寂しくて辛いから、母も自分に噛み付いてきたのだろうか。愛されたくて抱きしめて拒絶された時の悲しさは、とても痛い。
「花山さん、おいでよ。・・俺としよ」
2~3秒の間があってから、驚いて花山が振り向くと刃牙がにっこり笑って手を差し伸べた。
「俺でいいんだったら、しようよ」
花山の太い腕を掴んで引き寄せると、ベルトに手を掛けて素早く外していく。
急な展開に慌ててその手をぐっと掴んで花山が拒否の意を表すと、刃牙が顔を上げてじっと瞳を見つめる。
「いや?」
「そうじゃなくて・・・お前、何考えてんだ」
「大丈夫だよ、俺、やったことあるし」
「は?」
「・・気持ちいいことするとさ、その瞬間だけでも嫌なこと忘れられるじゃん。だから今は色んなこと忘れて、気持ちよくなろ」
澄んだ大きな瞳に見つめられて、戸惑う花山の手を払うと刃牙は行為を続ける。
刃牙はズボンのチャックを下ろして中から半勃ちのモノを取り出すと丹念に舐めはじめた。
「んっ・・・」
陰茎を軽く擦りながら舌で割れ目をなぞられる動きにピクピクとそれが反応して、硬度を増していく。
慣れた手つきでしごく刃牙に驚きを覚えつつも湧き上がる快感に流されて、花山は荒い息を吐く。
時折上目遣いで顔を覗き見られると、妙に恥ずかしくなる。
誰に仕込まれたのか知らないが、ピンポイントでいい部分を突いてくる舌技に下半身がどくどくと脈打ち、奥から汁が大量に溢れ出してくる。
「ん・・ふうう・・う・。お前、誰としたんだ、こんな事・・」
「へ?あ・・ひひはひお、おひはん・・・」
しゃぶりながら答えるので何を言ってるのかよくわからないが、どこぞのホモ親父にでもやられたのだろう。
アゴを持ち上げて口を離してやると、開いた口の端から涎と先走りが混じった唾液が垂れ落ちる。
「あ、安藤さんに・・・教えてもらった。・・・親父の、知り合いのひと・・」
「そいつに、やられたのか?」
「ん?・・まあ、いいじゃんそんな事。ほら、力抜いて、俺にまかせてよ」
赤くなった顔を背けて、恥ずかしそうに刃牙は答える。
掴んだ根元をしごきながら、再びソレを口に含む。ゆっくりと吸い上げては舌で尿道をくじる。
滑らかなストロークがだんだんとリズムを上げて、否が応にも身体を昂ぶらせる。
刃牙の言うように、よけいな事を考えずに目をつぶって意識をそこに集中する。
陰茎を舐めるじゅぶじゅぶという音と刃牙と自分の声が混ざって、視覚がない分よけいイヤらしく響く。
「うっ・・ふうぅん・・・は、あ・・刃牙・・」
「出すとき、言ってね。・・・もうイキそう?」
熱い右手が腰から胸へ這いあがり、片手で器用にシャツのボタンを外していく。
外見に似合わず薄い色の乳首を爪で引っ掻くと花山の身体が軽く痙攣する。
興奮が高まり、少しの刺激でも反応する花山が面白くて、刃牙はペニスをしごきながら身体じゅうに手を這わせる。
内ももを撫で上げながら尻に近づき、玉の中を転がすように揉んでから、
垂れた先走りを指ですくいその下の窄みを円を描くようにくりくりと刺激する。
「おい・・・」
「花山さん、ここ、使ったことある?指入れるとすごい気持ちいいんだよ・・・」
第一関節までずぷっと人差し指を突き入れると、付け根までスムーズに挿入し
有無を言わさず中を掻き混ぜる。
急に尻の中を圧迫されて、ぐ、と喉の奥からうめき声が漏れる。
熱に浮かされた顔で興奮状態の刃牙は、うわずった声で「どう?」と聞きながら遠慮なしにピストンを繰り返す。
左手に握られたペニスがどくどくと脈打ち、絶頂が近いことを知らせる。
「うあっ・・ぐっ、ふっ、ぅんっ!」
「いい?花山さん、いい?出る?出ちゃうの?いいよ、出して」
外と内からの激しい擦り上げに、刃牙を睨みながらも声が出るのを止められなかった。
最後にぐりっと尻の奥を強く突かれた衝撃で花山は大きくのけぞりながら咆哮し、
尿道から白い液を吐き出した。
ベッドの上でぐったりと横になった花山の顔をのぞきこんで、刃牙がにっと笑う。
「気持ちよかった?花山さんすげえ声出すんだもん。俺ちょっとびっくりしちゃったよ」
自分では意識していなかったが、かなり喘ぎ声が出ていたらしい。
酒を飲んでいたとはいえ、刃牙の前で醜態をさらした自分に情けなくなり、頭を抱えて小さく唸る。
身体を見ると、はだけた胸やシャツに白い飛沫が点々と付いていた。
勢い余って体じゅうに飛び散ったのか、よく見ると、刃牙の顔や手にも振りかかっていた。
手を伸ばしてアゴにかかった精液を拭い取ってやると、気がついた刃牙がティッシュを取りにベッドを降りた。
「あんま飛ばないようにちんちん押さえたんだけどさ、急にイっちゃうから・・いっぱいかかっちゃったよ」
そう言って紙を2,3枚抜き取り、花山に渡す。
「ねえ、花山さん。どうだった?俺の指技」
ズボンの間からペニスだけを出した間抜けな格好の花山の上にまたがって、耳元に顔を寄せて刃牙が感想を求める。
射精を終えて冷静になった花山とは対照的に、刃牙はまだ興奮状態にあるようで、
顔を見上げる瞳に艶っぽい色が含まれていた。
「・・・そういう事、聞くな」
頭をぽんぽんと軽く叩いて撫でてやりながら、迫った刃牙の顔を見下ろして諭す。
出しっぱなしのペニスを仕舞いたかったが、刃牙が邪魔で身動きが取れないので諦めた。
こいつなりに何か考えがあったのか、それとも単に性欲が湧き上がっただけなのかは知らないが、
まあいいか、と穏やかな気持ちで花山は刃牙の頭を撫でる。
「ありがとな」
そう言うと刃牙はにっと笑って花山に抱きついてきた。
「次、俺の番。ね?」
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・;)色々すんませんでした・・。
設定説明忘れてましたが、主人公ん家で二人で晩酌したときです。
また酒の力を借りてしまいました。木こりのおっちゃんからの流れも
微妙に含んでます。さようなら。
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