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某探Forever

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・)ジサクジエンガ オオクリシマース!
ここで全く空気を読まずに終了ドラマ。スレのリク以上にネタに走りそしてエロが無くなった。
※木兆→鷹前提ですのでご注意下さい※

「杭単、ちょっといいか」木兆ちゃんがホームスに入って来た。「…これだ」
可愛らしいクッキーの入った透明な袋。「うわぁ!美味しそう!いただきます」
皆一斉に声をあげ手をのばす、…が。
「ちょっと待って下さい!木兆ちゃんこれみんな私のですよねそうですよね?」鷹野が木兆にウィンクした。
「あぁそうだ…特別製だからな、味わって食えよ?」木兆も鷹野にウィンク。
他の皆はブーブーと、二人の仲を冷やかした。
「うるさい!」木兆は怒鳴り、つかつかと出て行く、
「あ、待って下さい!」鷹野がその後をついて行く。
良介は眉をひそめ見ていたが、暫くして二人の後を尾行し始めた。

鷹野と木兆は小さな喫茶店にいた。木兆の前にはコーヒー、鷹野の前には超巨大パフェ。
良介は窓から覗いている。
「食べないんですか?」
「…いらん」
「美味しいですよ、はい、あーん!」
鷹野が普段は良介にやっているように、木兆にパフェを食べさせようとした。
「あ、あぁっ!」思わず良介が大声を上げる―と、謎の男にその口を押さえられ、もう何度目かの拉致監禁をされた。
「良介くん!」慌てて鷹野は立ち上がる、
「…どうした杭単、あいつの下手な尾行なら私も気が付いていた」
「良介くんがまたさらわれちゃった!」「何ィ!」
木兆も立ち上がる。鷹野は超巨大パフェに手を合わせた。
「途中ですが…残念です」
「泣くな!また奢ってやる!」
「すいません!」
そして鷹野は涙ながらに喫茶店を後にし木兆と二手に別れた。

「お久しぶりです、気分はどうですか?尾行の下手な探偵さん」
良介がうっすら目を開けると、暗い倉庫の中スラリとしたイケメン…「…有機、さん?」
有機―お好み焼き探しから始まったあの事件、毒を飲まされ辛うじて命をとりとめたはずの彼が―
「何で?回復を待って拘束したって木兆ちゃんから聞いたけど?つうか、改心したと…」
「…私もあの時は、ご飯の味を味わうのもいいな、と思ったんです」
塩じゃなく、ご飯の味を味わいませんか。それはあの時鷹野が言った言葉。
「じゃあ!」「でも、こんな私をどこで雇ってくれるんです?…考えていたら組織が私を助けに来てくれた。まだ私は見捨てられていない。そう思ったら、殺されかけたことなんてとっくに忘れていた」
「そんな…」良介は両手両足縛られている。一方の有機は片手にナイフ。
「知っていること、教えてもらおうか」有機が一歩、一歩と近づいてくる。
「ちょ、ちょ、待ってよ!そうだ有機さんホームスで働けばいいんだよ!」
「…君と、私と、鷹野聖夜が、一緒に?」有機の歩みがぴたりと止まる。
「だからそれ捨てて!つうか俺が何知ってるっていうの?俺はただ木兆ちゃんと鷹野さんがデートみたいな事してたから…」良介はキャンキャン喚く
「どうやら何も知らないらしいな」有機の言葉に良介は満面の笑みで頷く。
「君達と、一緒に…か、それが出来たらどんなにか楽しいでしょうね。でも…」キラリ、有機のナイフが光る。
「さぁ、王子様は来てくれるかな?お姫様」…有機はそう言うと皮肉に笑った。

鷹野は走った、むちゃくちゃ走った。最大の敵:商店街の食べ物の誘惑と戦い泣きながら走った。
商店街を抜けると道が別れている。
「どっちにいきましょう?」くんくんと、警察犬さながらに鼻を鳴らしてふとバスの椅子に座る、少女が近づいてきた。
「お兄ちゃん、はい、お水」可愛らしい水筒を手渡される
「あ、いただきます」丁寧に手を合わせ水を飲み干す、と…そのまま鷹野は倒れこんだ。
そして、水筒の少女がにっこりと黒づくめの男に近づいていき…鷹野もまた連れさらわれていった。

「…ほら、王子様のおでましだ、お姫様」倉庫に有機の声が響く、鷹野は縛られて良介と再会した。
「良介くん!」「…鷹野さん!なんで来るの?」
「大切な人を助けようとするのは当然です」
良介はムッとなって言った「…よく言うよ、木兆ちゃんのこと好きなくせに」「…はい?」
「べたべたしちゃってさ、いつだったかは手を取って見つめ合ってたくせに」 指輪の時のことだ。
「あれ?…良介くん、もしかして妬いているんですか?」ぴくり、鷹野の眉が動く。
「別にぃ、デート邪魔して悪かったね!」なおも口を尖らす良介に「あんなのいつも良介くんとやっていることじゃないですか」とつい鷹野の口も荒くなる。
「いつも、誰とでもするんだ。最低!」傍で聞いていた有機が小さく「ほう…」と一言
「俺だけじゃないんだ、何だ、鷹野さん、そういう男なんだ」良介は完全にすねてしまい悪態をついた
「好きな人としか、しませんよ?私はね、ホームスのみんな、湊署のみんなが、大好きです」
「答えになってないよ!じゃあ鷹野さん俺と木兆ちゃん同じ時間に約束してたらどっち行く?」「それは…」
「同じピンチならどっち助ける?同…」しゃくり上げる良介に、「そんな場合ですか」冷静に答えられ、良介は完全にそっぽを向いてしまった。
「…あとでゆっくり、ね」鷹野が優しく囁く。有機はそれをみてニヤニヤ。「面白い…」「は?」
「王子様の目の前でお姫様を汚す魔王になろうか、と思いまして」すっ、有機の手が良介の細い腰に伸びる、鷹野は庇おうと必死に体を良介の前に…。

「あぁ嫌だ死ぬのはパフェが食べたいカツ丼が食べたいベーグルでもいい!」鷹野がいきなり子供のように駄々をこねだす。
当然有機は鷹野にナイフを突き付けた。
「下手なことをしたら殺す」ナイフが鷹野のシャツを引き裂く、
「もっともその前に少し楽しませてもらうが、な」
「…良介くんには何もしないって約束してくれるんなら、いいですよ」「鷹野さん!」良介は涙目だ。
「…目を閉じて下さい。良介くんには、見られたくないんです」
「麗しき師弟愛か、それとも…」有機の手が鷹野の服にかかる…。

次の瞬間、鷹野は有機に思いきり頭突きを食らわし、有機のナイフを口で奪った。
男二人が慌てて鷹野に詰め寄る…しかし良介もその時必死に鷹野の縄を口で…解けた!「杭単、とう!」「え、ちょ、鷹野さん、俺も!俺も!」自分のも解いてほしくてじたばたする良介を尻目に鷹野のスイッチが入ってしまった。
鷹野は箸で戦う、良介も仕方なく縛られたまま頭突きと体当たりで戦った。そしてなんとか有機を捕らえ…ようやく鷹野が良介の縄をナイフで切る。
ふと倉庫を見回せば木兆が持って来たのと同じクッキー、しかし、鷹野は食べようとしない。
「そんな!鷹野さんが食べないなんて!」この異様な光景に良介はすぐさま携帯で木兆を呼んだ。

「あのクッキー、ドラック入りだったんだ…」全てが終わり、鷹野、良介、木兆の三人は波止場にいた。
「全く、食べ物を何だと思ってるんでしょうね」
首謀者は捕まった、有機はもう大丈夫…けれど。
笑い合う鷹野と木兆を、良介は正視できない。
ちぇっ、思わずでた舌打ちに木兆が気付いた「何だ乃田、妬いているのか?」
「まさかぁ」良介は鷹野に背を向けた「付き合っちゃいなよ、お似合いだよ?」
「…下らん!帰る!」木兆が怒って立ち去っていく
「ほら鷹野さん、追わないと」「…はい?」ボーッ、汽笛が鳴る。
「木兆ちゃん素直じゃないから、言えないけれど…きっと鷹野さんのこと好きなんだよ」
去りゆく木兆の影が次第にが小さくなっていく
「ほら早く」良介が軽く鷹野の背中を押す、再び汽笛。
「良介くん、私はね…」鷹野が振り返りまっすぐ良介の顔を見ると、大きな汽笛に言葉が遮られ…二人の影が近付くと、船に隠れて見えなくなった。

□STOP ピッ ◇⊂(・∀・)ジサクジエンガ オオクリシマシタ!
木兆ちゃん当て馬にしてゴメンよ…(´;ω;`)誰か上手い人エロ書けたら頼む
携帯から長文スマン


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