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司令官×諜報員

映画版
赤いトレーラー×黄色いスポーツカー

映画・小説共にネタバレあり
擬人化無し

黄色い子が可愛すぎて禿げた勢いでやった
マジスマン

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「どうした、浮かない様子だが」
 背後から聞こえた声にバン/ブルが振り向く。
「ああ、コン/ボイ司令官、別になんでもないです」
サイバ/トロンたちは、かつてメガト/ロンが低温で保存されていたダムの奥を基地として提供されていた。
普段彼らは、各々選んだ人間達の側で目立たぬように潜伏していたが、時折こうやって基地を訪れては、
彼らなりの時間を過ごしていた。

 時折旧式の機械が立てる音以外に静まり返った基地の中で、コン/ボイはしばらく思案気に彼を見下ろしていた。
かつての戦争で、彼はメガト/ロンの捕虜となり激しい尋問の末に声を失った。
そして先の地球での戦いでは人間にとらわれ、抵抗も出来ぬままに激しく痛めつけられた。
いくら彼が勇敢な諜報員とは言え、今でも時折その記憶に悩まされていることにみな気づいていた。

 コン/ボイは小柄なバン/ブルの肩に手を置くと言った。
「セラピープログラムがライブラリに入っている。お前がふさぎ込んでたら使えとラチ/ェットが言っていたものだ。」
 そういってメインコンピューターのコンソールを身振りで指し示した。
「ホントに、オイラは大丈夫だから!」
 彼は弱みを見せまいと更に反論しかけたが、仲間達の気持ちを思うとそう意固地になる訳にはいかない。
 バン/ブルはしぶしぶラチ/ェットのプログラムを自分の内部ライブラリに移すと起動させた。

 プログラムが動き始めたのを確認したバン/ブルが不思議そうに自分の体を見下ろす。
「なんだろ、普通のセラピープログラムとはちが・・・うわっ?!」
と、突然彼の体から力が抜けたようによろめき、コン/ボイが慌てて抱きとめる。
「大丈夫か?!」
「なんか・・・変だ・・・体の中が・・・」バン/ブルが戸惑った声を出した。
 彼が急いで自らの内部の状態をデータベースと照合した結果、驚くことにそれはまるでこの星の生物
・・・とりわけ人間達が生殖行動を行う際に見せる生体反応ととても似通っているという結論にたどり着いた。
確かに人間達と過ごす間に行為が生殖以外の場合にも使われることは知っていたが、彼にはラチ/ェットの
意図がわからなかった。

 戦争で負った心の傷や肉体的感覚を抑制して治癒させるプログラムは珍しいものではない。
 おそらくこれもそれの一種なのは間違いないが、このような反応を起こさせるものは彼らには珍しい。
しかし説明を求めようにもラチ/ェットのチャンネルは遮断されて反応がなかった。
「ラチ/ェットの奴には後でしっかり説明をしてもらおう」
コン/ボイがうめく様に言ったが、バン/ブルはすっかりうろたえていた。

「どうしよう・・・これ、止められないよっ」
足の力が抜けて倒れそうになるのをコン/ボイの腕にしがみついて防ぐ。そんな彼を支えようとまわされた
コン/ボイの手に彼の体が跳ねた。
「あ・・・・!」
 思わず声が漏れた。そんな反応をした自分が恥かしくて思わずコン/ボイから顔を背ける。
「これを鎮めるのは少々時間が掛かりそうだな、バン/ブル。苦しいかもしれないが少し我慢しろ」
 コン/ボイの手がバン/ブルの体をそっと撫でる。知識の豊富な彼とてこのような経験は初めてだろう。
だが、彼の気質を反映した手は優しい。その手にゆっくりと背を撫でられると、データでしか存在を知らなかった
皮膚感覚というものまで感じられる気がした。

「ぅん・・・ッ」
 背を中心にじわ、と広がる未知の感覚に怯えながらも、コン/ボイの気遣わしげな様子に安心を覚えていた。
ここはコン/ボイに任せてしまえばいいのだろう、と心にきめる。
コン/ボイは小柄な彼を抱きとめたまま近くの椅子に腰を下ろすとそのまま愛撫を再開した。
「んんっ・・」
 反応の強い場所を繰り返し撫でられてバン/ブルがもがく。
感覚に翻弄されて無防備になった彼は、いつもよりもずっと小さく見える、そんなことを思いながら
彼の体を探っては攻め立てる。

「あぁ・・・そこ・・・やッ・・・!」
「ここは嫌か?」
 なすすべも無く震えるバン/ブルにコン/ボイが問う。
「ちが・・・駄目じゃな・・・・ぃ」
 コン/ボイが尚もその場所を愛撫すると、彼にとってはどう表現したらよいのかすらわからない強烈な感覚が
湧き上がり、そして突如爆発した。
「ひぁ・・・あぁあーー!」
 コン/ボイの腕の中で、彼は耐え切れずに絶叫した・・・。

数日後、ようやく連絡が取れるようになったラチ/ェットにコン/ボイが何を言ったのか誰も教えてくれなかったが
基地のコンピューターの記録にを元に改良されたそのプログラムが、再びコン/ボイの手に渡ったことも彼には知る由もなかった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
 
 キイロカワイスギ・・・


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