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|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

元ネタはあるようなないような。

「…逃げないんですね。」
つきあうと言ったろう。冗談だとでも思ったか。
「いや…でも、珍しい、と言うより初めてじゃないですか?こんな…」
そうだったかなと気を巡らせかけるがすぐにどうでもよくなって止めた。
それにしてもくどい。気が乗らないならやめればいい。
「それこそ御冗談を。こんな事、滅多に無いでしょうから。…では、じっくりとお付き合い願いましょうか。」
回された腕に力がこもり更にキツく抱き締められ、寄せた耳に軽く歯が立てられる。
持ちかけてきたのは退屈していた向こうだった。

いつもなら“ふざけるな”と突き放す所を何故だか今日は“いいだろう、付き合おう”と返してしまった。
あの時の顔。
間抜け面。
応じられてあんなに驚く位なら返事など待たずいつも通り強引に持ち込めばいいだろうに。
なぜあんな事を言ったのか、自分にだってよくわからない。

強いて挙げるなら退屈していたのはこちらも同じだったから、か。
退屈しのぎに読んでいた本を取り上げられ、する事がなくなってしまったから。
そう、これは暇潰し。
だから、触れられた所から広がる熱の回りががいつもより早かろうが、自分のものと思えないような声が口をつこうが、それは退屈しきっていたからこそのこと。
近くにある顔がいつもより愉しそうに見えるのも、その目に映る自分の姿が認めたくないほど乱れていたのも、全て。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

あんまり暑いと考え事までが面倒になりますね。


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