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相対性理論

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  擬人化
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  時間×空間←重力
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 嘘科学マンセー
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 最近時間はいらだっている。
 悩んでいるのかもしれない。
 なんだかその姿は、ひどく馬鹿みたいで呆れるしかない。
 何自分のペース崩してるんだよ、本当にらしくない。

 そもそも時間ってやつは異常なまでに几帳面で細かい。
 杓子定規っていうのかな? 根本的に融通は利かない奴で、
「俺が法則だ、俺は普遍だ、すべての基準たり得るんだ」とか自慢げに言ってたんだよ。
 まあ、自負するだけあって本当に正確な奴だよ。
 律儀っていうの?
 ずっとずぅーーと、ペースを乱さないで時を刻んでる。
 本当にずっとだよ。
 たぶん発生した瞬間からずっと、ひたすら変わらずにね。
 まあ、最初っていつなんだよって言われるとよくわかんないんだけど、
とりあえずやつが存在し始めたと自覚してから思い出せる限りずっと、
時間は自分のペースを崩さないでいた。
 悠久に時を刻み続けて、永遠にそのままでいるだろう。

 だから時間は全ての基準になった。
 ほら、何か考える時でも基準がいるじゃん。それ。
 時間は何もかもに対して等しく、損ねることなく平等に影響を与えていた。
 本人もその辺りの自負は当然持っていて、なんていうのかな、
長い間にその信頼をさ当然という気持ちと、信頼に答えつづけるぞっていう二つに
凝り固まってかたくなになっちゃったんだと思う。
 まあ、結果としてますます融通が利かない自分本位な奴になってっちゃったんだけど。
 それでもさ、まあ、責任感が行き過ぎた意固地さってのは、悪くないよね。
 信念て言い換えてもいいと思うけど。
 いや、本当そういう価値観くらい俺だって持っているんだけども、
だからといって俺が時間みたいに几帳面に自己管理するってのは無理。
 その辺りは性質の違いってのを理解してほしいなーっなんて言ってみたりしてね。
 時折は衝突っていうか、距離を持ちたくなるようなこともあったんだけど、
でも唯一の相手だってのは変わらないから、なんとなく二人でバランスとってやってきていた。

 あ、俺? うん、俺は空間。
 そこに有る事をどんな時にも求められているわけだけど、時間に比べりゃ
ちゃらんぽらんなんだよね。
 いや、俺もね、一応なんていうの、そこに在るって
意味合いにおいては基準になりえるんだけど、そもそも空間、カラの間なわけで、
なんていうか、微妙に信憑性に欠ける所はある。
 束縛されるとかごめんだし、
把握されるのなんてまっぴらごめん、自由にだらだらあり続けたい。
 だってさ、俺ってば無限ってのが身上なワケ。
 まあ、時間だって最初と終わりがいつって言われたら困ると思うんだけど
俺の場合は存在その物がとりとめない。
 空間ってどこからどこまでありますかって言われても答えられやしない。
 時間の場合はさ、今ってのが大切で、でもそれって移ろいゆく瞬間でしかなくて
時という流れを刻み続ける事が存在意義なんだけど、
俺ってばどこからそこまで有りますって言えても、じゃあそこってどこなのよとか言われたって
自分でもうまく説明出来ない。
 そういう所適当だって言われても、どうしようもないじゃん? 物の性質はさ。
 まあそれでも俺達は結構仲良くやっていたんだよね。
 俺が全てを含んでいて、時間が全てを超過していて、
それで世界はバランスを取っているだって思っていたの。

 でも違ったんだよね。
 新しく現れたのは重力っていうの。
 こいつがさ、実はすごく俺に近い存在で。
 近いっていうとちょっと違うかな。とりとめなさは俺以上。
 寧ろ俺に影響を与えることで存在を主張するっていうのか、本人だけだと超無力。
 でもさ、こいつと居るとなんと俺が、いろいろな形を持っていってしまうんだ。
 もう、俺こいつに全部委ねていいんだーって、安心出来るっていうの?
そういう感じの包容力持ってるんだよね。
 確かにちょっと強引だけどそこに居ろよって固定されるのとか新鮮な体験。
 自分で言うのもなんだけど、つい甘えちゃうっていうか。甘やかされているっていうか?
 俺、さっき、空間ってカラの間だって言ったじゃない?
 からっぽの場所、なんにもなくて何でも受け入れられるみたいなそういう認識されてると思う。
 それって違って、実はからっぽに見えるくらいなーんにもなく見えるんだけど、
実は俺の中には色々あるんだよね。
 自分ですらよくわかってなかったんだけど。
 そういうのを重力ってやつは色々まとめ上げてくれる、それが本当すごい、魔法みたいだよ。
 何もない俺に重力が影響を与えると星が生まれたりするんだ。
 星って分かる? すげぇ綺麗なの。光ってたりしてね。
 ううん、光ってないももあるんだけど、色とりどり、性質だっていろいろなそれらが、さ。
 そういうのがね、重力の手にかかるとくるくる回って色々な模様を作ってく。
俺の中に色々あったんだって発見は誇らしい気持ちになるじゃない? 
 だから俺すげぇ嬉しくて重力とばっかりいたわけ。
 あ、勿論時間はそれをずっと見てた。
 見てたというか、今まで通り俺の中を流れ続けてた。
 だって時間がなければ物事変化もしないのは自明の理。
 うん、だから俺が影響を受けていたのは重力ばっかりじゃなかったんだけど、
目に見える物って強烈に印象つける物だしさ。
 次は何が出来るだろう、そうしてどこまでやれちゃうだろうって、
すり寄るように重力とばっかり話してたんだよね。

 でさ、そんな俺に時間は言うんだよ。「だらしないヤツだ!」って。
自分の事も自分で出来ないのかとか。
 だからさ、俺、つい言っちゃったの。

「お前がいるように重力だって有るんだからいいじゃん力借りても。
第一お前だって無視できない癖に」ってさ。
 で、極めつけ「お前だって重力に影響される事あるのに、なんで俺ばっかり責めるんだよ!」ってね。

 時間はその時「俺は誰にも影響されたりはしない」って断言していたんだけどもね。
 確かに、普通はそう。
 だって時間は普遍ってのが身上なんだから当然そう言い張るよね。
 でも例外ってのがあって。
 これは重力が教えてくれたんだけど、特別重力が強い場所、
なんていうんだろう、重力だけが支配している様な状況があって
(これは俺も関与できない場所になるんだけど、
どう区別していいのかよくわからないけど、そういうのがあるらしい)
俺がその空間を支配出来ないように、時間もその場所ではうまく働かなくて歪められて狂っちゃうんだって。
 見たことないから嘘か本当かわからないだけども、
俺は時間にその存在を言っちゃったんだよね。
 どうやら実は時間はその事を知っていたみたいで。

 で、なんだか最近、ひどく時間がいらついている。

 あんなの売り言葉に買い言葉だし、まさかそんなに眼に見えて落ち込むとは思ってなかったから、
俺は驚いたのだけど。
 やっぱり時間にとって、時の流れが狂うっていうのがすごく嫌なんだね。
 正直俺も自分じゃない空間が存在するっていうのを聞いた時には、
ちょっと重力の事を嫌だなとかって思ったこともあって、
いやでも重力もその事については特別な場所だけだっていうから、
まあいいかなって思ったりして俺は割り切ったんだけど、
時間はそうできないんだな。
 自分を曲げるのが出来ないヤツだし。
 ああでもそろそろ俺の方が折れてやって、時間を慰めてやろうかなぁ。
 絶対苛立ちをぶつけても自分から甘えられないヤツだし、
なんかこのままだと本当につぶんとだめになっちゃうんじゃないかって、張りつめ方してるし。

 いくら重力が俺の事理解してくれたって、お前がいなけりゃ、
何もかも存在できないんだって、変化に気がつけるのも全部世界が流れていくお前の存在ゆえなんだって
ちょっとそう認めるのは悔しいけど言ってやろうと思う。
 それで少しは気持ちが楽になってくれるといいんだけどもな。 

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                     |  長すぎるって怒られたモナ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  途中で分母を変更したカラナ!
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色々スマンです。


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