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ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ レオナルド←ラファエロ←ミケランジェロ

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

現在放送中の未成年突然変異忍者亀達。青←赤←橙です。

「ラ/フ、あの…本当に、すまなかった」
先生が『我が家』と名付けた、居心地の良い俺達の家に戻ってきてからも、俺はまだあの時の自分の行動が許せずにいた。
「気にするこたねぇよ」
ラ/フがいつものひねくれたような顔で笑う。
「誰だってああなっちまう時はある。んなこた俺が一番わかってるからな」
そう言って、さっきみたいに俺の肩を叩く。その手の暖かさに大分心が落ち着いたが、そんなことで罪の重さが軽くなった気がした自分に更に嫌気がさした。

「…頼みが…あるんだ」
「あ?」
「殴ってほしいんだ…俺を」
俺のこの唐突な申し出を、ラ/フは笑って返す。
「知ってるかレ/オ様、世間じゃそういうのどナントカって言うんだぜ」
「…真剣なんだ」
俺は大事な自分の兄弟を、下手をすれば殺すところだった。そんな俺を、誰かに殴ってほしい。先生ならきっと、俺が納得するような言葉をかけてくれるだろう。
そして俺はきっと、その言葉で納得したような気分になるだろう。でもそれが俺は嫌だった。
そんなことじゃなくて、誰かに殴ってほしい。
自分が危うく傷つけるところだった彼から、痛みを与えてほしい。

しばらくの沈黙の後、ラ/フが口を開いた。
「んじゃ、お言葉に甘えさせていただくが…目ェ瞑れよ?」
俺は目を瞑る。歯をくいしばる。

拳が頬に当たる感触。口の中に広がる錆びた血の味。俺は甲羅をしたたかに壁にぶつけた。へたり込んだ俺を、彼は見下ろす。
「手加減したんじゃ気がすまねぇだろ?」
「ああ・・・ありがとう」
待ち望んだ痛みを味わいながら、俺は見下ろす彼に向かって笑いかけた。
「これからも、俺が間違ってたら、俺はお前に止めてほしい。
どんな未来になっても、ずっと」

「・・・レ/オ、もっかい目ぇ瞑れ」
「え?」
「黙ってろって」

弱気なことを言った俺に、もう一発喰らわすつもりなのかと目を瞑った。
次の瞬間感じたのは、俺の唇に重なる唇の・・・

「・・・やめっ!」
俺は慌てて、重なってきたラ/フの体を跳ね除けた。
「・・・お前が妙なこと言うからだろ」
加減が効かず、思いっきり突き飛ばされたラ/フが体を起こす。
「悪かったな、忘れろよ」

そう言って、俺の部屋からラ/フが出て行った。
一人になった俺は、反射的に唇に手を当てる。
「・・・なに考えてるんだあいつは・・・」

「ラ/ファエロ!レ/オちゃんの部屋でなにしてたわけ?ずいぶんでかい音がしてたけど?もしかして襲っちゃった!?ドアも閉めずにだいたーん!」
レオの部屋から出てきた兄をミ/ケランジェロがからかう。
「っせーな!それよりお前足はいいのかよ?」
「んー、ラ/フがなでなでしてくれたらすぐに治るって」
「ふざけんな、お前はベッドで寝とけって」
そう言ってラ/ファエロはミ/ケランジェロの左足首をポンと叩いて自室に戻って行った。

「痛ってー!・・・おいら別にふざけてないんだけどね」
ミ/ケランジェロがその場に座りこむ。
「・・・足じゃなくて、こっちのが痛いや・・・」
その手が押さえているのは自分の胸のあたりだった。
「多分チューは、おいらの方がして欲しかったのにな・・・」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・; )イジョウ、ジサクジエンデシタ


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