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DoCoMo2.0 エース→キーパー→マジシャン

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         | |      /  , |           (・∀・; )、 < 何処もスレ83のネタ貰ったァー!
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「名前どうしよう」
ハトがホロロンホロロンとのどを鳴らす。
大きくて指が長くて細くて惚れ惚れするような手のひらに抱かれて、ホロロンホロロロロン。
「餌とかなに食うんだ? あとでメー……電話しよ」
「飼うなんて無理っすよ、ほら、帰巣本能ってやつでさ、帰っちゃうって」
「マジで? なんか持たせようかな、やっぱ手紙? 俺的には写真とかが……」
「なんのすか」
「俺のがいいかな?」
「ハハッ、ぜってーつき帰されるっすね、そんなのね」
ハトが俺を見る。うそつき、と言わんばかりの顔で。ホロロンホロロンとのど。
「どうせならオールヌードだな、俺の肉体美を認めてもらおう」
「恥かくのは先輩っすよ」
にやっと笑った。わき目も振らず熱心にハトを見つめていた瞳が、初めて俺を見る。
鋭いナイフのような瞳は、さっきまで誰かの面影を探していたせいで、すっかりとろけていた。
ホロロンホロロンとハト。ドキドキドキドキと俺。
「いーや、きっと期待して待ってるに違いないね」
「そこまで言うなら、ほらっ、写メで送りゃいいじゃないっすか、その方が確実でしょ」
「ああ~そっか、今度送ろ」
しまった。恥ずかしがると思ってたのに。
ホロロンホロロンとハト。このヘタクソって言ってる? それとも、賭けが外れて残念だったな?
「……麻野さん、めちゃめちゃハト出してさ、びびったよな」
大事そうに抱かれたハト。ホロロン、ホロロン、ホロロン。
「麻野さん、あれ全部飼ってたのかな……毎日えさやって、頭なでてさ、一緒に寝て」
ホロロン、ホロロン、ホロロン。
「……おめーはいいよなぁ」
ホロロン、ホロロン、ホロロロロン。
わざわざ、ハトなんて飼わなくていい。そんな大事そうに抱えなくてもいい。
ハトにオールヌードをくくり付けるどころか、写メで送ったりなんか、しなくていい。
そして、そんな風に切なく呟いたりも、しなくていい。
「俺ならさせないのに」
「ああ? あっ」
呟きはハトと一緒に闇夜の空に消えていった。

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