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仮面ライダー電王 今人とリョウちゃん

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
イ反面ライダーモノ。今人とリョウちゃんでほのぼの。

「うおー!!うまいうまい、マジうまいっ!!プリーーーーンッ!!」
「ちょっと先輩静かに食べてよね」
「ウラタロスも甘いもの好きなの?」
「これはなかなかおいしいね。ボクの口にも合うよ」
旗の立った大きめなプリン。生クリームでデコレーションされたそのぷるぷるのプリンに嬉しそうにスプーンを運ぶモモタロスとウラタロス。そんな二人の様子に腕を組んで眺めつつ、キンタロスが首をぽきり、と鳴らしつつ呟いた。
「そんなうまいか?これ。よぉわからんなぁ」
「あれ?キンタロスは甘いものは苦手?」
その呟きを聞き取り、良太郎が少し心配そうにコーヒーお願いしようか?と問いかける。
「いやぁ、そーゆーワケやないけど。腹減ってるからなぁ、もっとちゃんとしたモン食いたいわ」
おおきに、と応えるキンタロス。イマジンで、表情の変化など見えないはずなのに笑っているように感じられる不思議な声だった。
「そっか、じゃああとでチャーハンお願いしようか」
「ちゃーはん?なんかわからんけど、おおきに。」
良太郎の提案に、ご機嫌そうにキンタロスが答える。
「おい、赤いのと青いの。オレのでよかったら二人で食わんか?…ちょっと端っこ食っちまったけど」
お互いがお互いの最後の一すくい分のプリンを争奪しようと見詰め合っている。そんな二人にキンタロスが自らの皿を差し出した。少しだけ、スプーンを差し入れてしまったプリンの皿を。
「マジ!?キンタロス、ウラにはいいからオレによこせ!!」
「ちょっと先輩、ソレはずるいでしょう?ボクにもくれるっていってるじゃないですか!」
そういいながら、キンタロスのほうを振り向く二人。ほぼまったく同時に、くるりと勢いよく。
「なんや、ケンカばっかりしてそうやけど、仲良しさんなんやなぁ」
二人の息の合った動きに大らかに笑っているように見えるキンタロス。
「なっ…!んなわけねぇだろクマ!」
「心外ですね、どう見たらそう感じるのかボクにはわからない」
「そないなことゆーても、こんなとこまで同じやし。ほれ」
キンタロスが大きくて長い両腕をモモタロスとウラタロスに向かって伸ばす。
『え?』
同時に二人の間抜けな声が響いた。くすくすと笑っている良太郎。

「同じとこ、クリームついてるで」
いいながら、二人の口の端から拭った、両指先についたクリームをぺろりと舐めるキンタロス。ああ、甘くて悪ぅないわ、と呟く。
「ばっ…カメ!真似すんじゃねーぞ!!」
「先輩こそやめてください!」
キンタロスに口元を撫でられ恥ずかしくなったのか、モモタロスもウラタロスも、自らの最後のプリンが乗った皿を抱えこみ、随分と離れた席に座りこんでしまった。
「はは、キンタロスは二人の扱い、うまそうだね」
一部始終を見ていた良太郎が、キンタロスを見上げてにっこりと笑った。
「ん?扱い?」
よぉわからんわ、といい、ふと思い出したようにほぼ手つかずのプリンを見つめて続けた。
「そうや良太郎、コレ食うか?あいつらいらんみたいやし」
そっぽを向いたまま最後の一口を口に放りこんだ二人から良太郎に視線を移しキンタロスがいう。
「え?あ、あの、ボクは…」
「こぉら良太郎てめぇ!それはオレのだ!」
もうお腹一杯だから、そういって断ろうとした良太郎の言葉をさえぎりモモタロスが叫ぶ。
「だから先輩、それは先輩だけのじゃないっていってるじゃないですか!」
もちろんウラタロスも黙ってはいない。
「何や、ケンカせぇへんでも仲良う半分にしたらええのに」
「ちょっと二人とも、ケンカは止めてよ。ボクの分もあげるから…!!」
呆れたように皿を二人の中間点のテーブルに置くキンタロス、眉を寄せ自らのプリンを彼のプリンの隣に置き、ケンカをいさめようとする良太郎。
「マジかよっ!?キンタロスのも良太郎のもオレがいただきだぜ!!」
「何いってるんですか!ここは平等に半分にするべきでしょう!」
「ははぁ、赤いのと青いのはほんま仲ええなぁ」
「本当にね、仲が良すぎてちょっと困っちゃうくらいなんだよ」

キィン、と音をたて行儀悪くスプーンをぶつけ牽制し合う二人を見ながら、キンタロスと良太郎は顔を見合わせて楽しそうに笑った。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

なんか個人的に全員受けっぽい感じがするので仲良くプリン食ってるといいと思いました。全員超萌。数字っぽさが薄くてスマヌ。


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