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アベレージ 刈→安

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  アベレージのカリーヤ→アベ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  2人の出会いに萌えて書いてしまった…
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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初めて彼を見かけたのは駅のホーム。
その時の彼はなんだか浮かない顔をしていて、
まさか線路に飛び込むつもりなのではないかと赤の他人ながら心配してしまうほどだった。

その日から何故かあの表情が頭から離れず、朝駅で電車を待つ時は自然と彼の姿を探すようになっていた。
自分でも理由はわからなかった。
ただ、何が原因であんな表情をしているのか、それが知りたくて。
―できることなら、自分が彼の憂鬱を少しでも取り払ってあげたい
そんなことを思うようになっていた。

そして何日か経ち、いつものように朝のホームで電車を待ちながら
することもなく、明日から会社までの交通手段を自転車に変えようと思っていることについて考えていた。

―明日からもうここで電車を待つことはなくなる。
  …彼を見かけるのも今日で最後か………  

そう思うと急に心の奥から淋しいものが込み上げてきた。
この気持ちは一体何なのだろう。
と、ふと横を見るとそこには、眠たそうにあくびをしている彼が立っていた。
その瞬間、僕はほぼ無意識に隣の彼に声をかけていた。

『おはようございます』
『あっ、あのー…』

どなたでしたっけ?とでも聞きたそうに申し訳なさそうな表情で見上げてくる。
その表情に、胸が高鳴った。
準備もしていないのに、すらすらと言葉が出てくる。

『いつもこの時間このホームのこの位置でお会いしますねぇ、あなた。
 なんだかいつも虚ろな顔して今にも電車に飛び込みそうな顔してるから、
 一発で覚えちゃいましたよ。あーっはっはっはっはっ』
『はぁ…』

これが、彼と最初に交わした会話だった。
―もっと彼と話したい。もっと、彼の色んな表情が見たい。
そんな感情が沸々と沸いてきた。
これは…もしかして………

「……か……や…刈谷。おいってば!」
「………安部くん…?」

ふと気がつくとそこはコンビニの店内で。
目の前には心配そうな顔をした彼がいて、僕の顔の前で手を振っていた。

「大丈夫かお前、急にぼーっとしちゃってさあ」
「あぁ、ちょっと思い出しててねぇ。昔のことをさ」
「ふーん、何の想い出?」
「それはねぇ……君には教えられないよ~。あ~っはっはっはっはっ」
「なんだよそれ~」

ふてくされる彼を見て、心底いとおしいと思う。

「…安部くんってさぁ……ほんと、安部くんだよねぇ…」
「はあ?何意味不明なこと言ってんだよ」
「あっはっはっは、気にしなくてうぃ~んだよお。独り言だから、さ……」

―…今ここで自分の想いを正直に伝えたら、どんな反応をするだろうか。

 彼のことだからまずは困惑するだろう。そして、その次は…?

想像してみたら少し怖くなった。
もし彼がこの想いに気づいてしまったらその瞬間に、きっとこの関係は崩れる―
そうすれば、もう二度と会えなくなるかもしれない。
だから僕はこの気持ちを必死に抑えて、隠していかなければならない。
また明日も、この場所で彼に会うために――…

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 回想の台詞放送から抜粋してみたけれど
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) どっからどう見てもス○ーカーです本当にありがとうございましたorz
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