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義明日

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  高度義明日 ノレノレ受け
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  初めて小説書いたので、見苦しいかもだけど
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「つぅっ……」
突き飛ばされた身体が壁にぶつかり、ノレノレ-シュは呻いた。
目隠しをされ、両手を拘束された彼には、状況が全く分からない。
ただ、この異常な状況をどう乗り切るか、こんな目に遭う理由は何なのか、それだけを考える。
しかし、考えがまとまる暇もなく身体が壁に押しつけられる。
ノレノレ-シュは頬にコンクリートの冷たい感触を感じた。
ばたばたとした動きによってほこりが舞い上がったらしく、少しかび臭さの混じった臭いが鼻腔を抜けた。
普段使われていない倉庫かなにかだろうか?
薬で意識を奪われたノレノレ-シュには、自分がどこにいるのか見当も付かなかった。
ノレノレ-シュの意識を奪ってここへ連れてきたらしき男は一言も発さず、
ただノレノレ-シュを追い詰めることのみに専念しているようだった。
正体が分からない。ノレノレ-シュの姿でいる時に拉致されたから、こんな目に遭う理由も思い当たらない。
そして何より目隠しをされ、義明日を使うどころか男の顔、
これからの行動すらも予測できないことが、緊張と恐怖をよりいっそう増幅させる。
目隠しされて拘束されているというこの状況から、少なくとも今すぐに命を奪われる可能性が
少なそうだということだけは判断できたが、それ以上の予測が立たなかった。
どうにかしなければ……! 焦れば焦るほど、ノレノレ-シュの頭の中は真っ白になっていく。

ノレノレ-シュは何とかこの場から逃れようと身をよじり後ろに蹴りを繰り出した。
しかし、目隠しをされた状況でただ闇雲に蹴り出しても、男にダメージを与えるどころか掠りもしない。
逆に、男は片手でノレノレ-シュを壁に押しつけて、いとも容易くノレノレ-シュの身動きを封じてしまった。
ろくに抵抗もできない己の非力さをノレノレ-シュは呪ったが、この事態を切り抜ける手段は彼に残されてはいなかった。
男はノレノレ-シュの両腕を壁の上方に配置されたパイプに固定した。
ノレノレ-シュは男に無防備な背中をさらしたまま動かすことが出来なくなり、自由になるのは両足のみとなった。

「どういうつもりだ!」
ノレノレ-シュは、低くうなるような声で問う。しかし、男は一言も発することなく、なんの反応も見せなかった。
拘束されたノレノレ-シュの姿を、じっと見つめるだけだ。
その場を去った気配もないのに、何も喋らず、動く気配もない男の反応に、ノレノレ-シュは更に不安をかき立てられていく。

しばらく無音の時間が続き、ノレノレ-シュは不安に耐えきれずに男に話しかけた。
「おい! 何とか言ったらどうなんだ! 目的は何だ! 拘束したということは、何か条件があるんだろう。早く言え!」
ノレノレ-シュの言葉を聞いても、男は鼻で笑っただけだった。
そうして、ジャリっと砂を踏みしめ、ノレノレ-シュに近づいていく。
「ち、近づくな! 目的は何なんだ!」
ノレノレ-シュは何をされるか分からない恐怖でうわずった声を上げる。
そして、次の言葉を挙げる前に、ヒヤリ、とした感触がうなじに触れた。
「っ!」
ノレノレ-シュは何とか言葉を飲み込み、訳の分からない恐怖に耐えた。
冷たい指が首にからみつく。すぐに殺されることはないだろうと思っていたが、このまま首を絞められるのか、そんな考えが頭を過ぎる。
だが、触れる指は少なくとも縊り殺す意志はないようだった。
片方の手がうなじからのど元、顎をとらえ、もう片方の手が制服に手をかけてゆくに至り、
ようやくノレノレ-シュに男の目的が何であるのかを悟らせた。
「やめろっ!」
ノレノレ-シュは思わず身をよじり、先ほどと同じように蹴りを繰り出すが、やはり何にも掠ることはなかった。
何とか逃げる手だてはないのか、せめて連絡手段を…と思うが、両手を拘束されている時点で電話をかけることすらできない。
……スザク! こういうときこそ肉体派のお前の出番だろうが! そう思っても、そんなに都合良く現れるはずもない。

まずは助けを呼ぶことが先決だとようやく思い至り、ノレノレ-シュは大声を上げようと息を吸った。
しかし、男は見計らったようにノレノレ-シュの背中を壁に押しつけ肺をつぶす。
「ぐっ……っ」
吸い込んだ息は、声に変わることなく吐き出される。
男は面倒だと言わんばかりの溜息をつくと、隙だらけの背中を更に壁に押しつけた。
ゴソゴソ、と服を探る音がする。男は何かを取り出すと、パチンと音を立てた。次の瞬間、金属の冷たい感触がうなじに触れる。
ノレノレ-シュはナイフだと悟り、身体を硬直させた。冷たい汗が額から伝う。
助けを呼ぼうとした喉は、息をすることさえも忘れたように凍り付いて動かない。
身動き出来ないノレノレ-シュを尻目に、ナイフは襟足につっこまれ、背中の真ん中から制服とシャツを容易に切り裂いた。
そして、男はそのままナイフの標的をベルト・ズボン・下着へと変え、次々に切り裂いていくと、用も済んだとばかりに遠くへ放り投げた。
ノレノレ-シュに奪われる可能性を考慮した上でのことだろう。どうやって奪えと言うのだ、とノレノレ-シュは自嘲した。
男のどこまでも冷静な態度に、ノレノレ-シュは言いようもない不安と焦りを強く感じる。
しかしこのまま手をこまねいていても、助かる見込みはほぼ無い。
自分に残された抵抗手段は、やはり助けを呼ぶことだけだと結論を出し、ノレノレ-シュは声を張り上げた。
「誰か! 助け、ぐぅっ……」
しかし、ノレノレ-シュは男の手にのど仏をつぶされそうになり、なけなしの抵抗はあっけなく潰された。
「ごほっ……けほっ……はぁはぁ……」
男はすぐに喉から手を離したが、あまりの苦しさに助けを求める声も挙げられなかった。
せめて鼻息も荒く行動してくれば反撃の隙が見つかるかもしれないのに、男はまるで機械のように冷静で、
的確にノレノレ-シュを追い詰める。
男はノレノレ-シュに欲情のカケラも感じさせず、手際よく、まるで子供を相手にするかのように容易に身ぐるみを剥いでいく。
少しずつ衣服が取り去られていくごとに、ノレノレ-シュは改めて絶望的な気分を味あわされた。
生まれたままの姿になると、少し肌寒い空気がノレノレ-シュの体温を奪っていく。
ノレノレ-シュは肌寒さと心細さと羞恥心から無意識に身体を縮こまらせ、身を震わせた。

そうしてまた、男は動きを止めた。
何をするでもなく、ただただじっとノレノレ-シュの肢体を見つめている。まなざしには確かに欲情の色が見て取れたが、
ノレノレ-シュにそれを見ることは叶わない。例え見えていたとしても、どうすることも出来なかっただろう。
その間、ノレノレ-シュは無言の圧力にさらされていた。
見えない。相手の出方が分からない。たったそれだけのことなのに、ノレノレ-シュは言葉さえも封じられていた。
まるで見えない触手が自分にまとわりついているようで、ノレノレ-シュは見えない目を更に硬くつむり、俯いて羞恥に耐えている。
その姿が、逆に男の欲情を誘っているとも知らず。

どのくらい時間が経っただろうか。実際は5分と経っていないのかもしれないが、
いずれにしろ丸裸で立たされているノレノレ-シュには拷問のように感じられたその時間が、
音もなく触れてくる指先によって断ち切られた。
「ひっ。あ……や、やめろっ。いやだっ……!」
指先は繊細にうなじから背中をたどり、もう片方の手は胸にのばされる。
更に耳朶に生暖かい感触がしたかと思うと、耳の中を舐られ、ノレノレ-シュは感じたことのない感覚にパニックを起こした。
「ぅあぁっ……くぅ……」
背筋からゾクゾクと駆け上がってくる何かに、とっさに声が出てしまう。
未だ誰とも身体を合わせたことのないノレノレ-シュにとって、与えられる感覚はどれも刺激が強すぎて、
ノレノレ-シュは唇を噛んでただ耐えるしかなかった。
『男なんだから別にやられたからって減るもんじゃなし、ちょっと我慢していれば済むだけの話だ』そう思いこんで、
こうなったからにはせめて声を上げることだけはすまい、と心に誓う。
だが、巧みに這う指はノレノレ-シュの性感を煽り、食いしばった歯の隙間から堪えきれない声が漏れてしまう。
目隠しをされているために心構えも出来ず、施される愛撫にただただ翻弄されるしかない。
そう、レイプされているはずなのに、指先はまるで愛しい誰かを愛撫するかのような手つきで、ノレノレ-シュを煽るのだ。
いっそ力ずくでさっさと済ませてくれればいいものを、ゆっくりと時間をかけてこちらの情欲を煽ってくるためにノレノレ-シュはそれにいちいち反応してしまう。
ノレノレ-シュは負けたような気分に陥り、唇を噛みしめた。

ぷつり、と唇が切れ、赤い雫が俯いた顔から床へ雫となって落ちる。
男はその時になってノレノレ-シュの様子に気づき、顔を自分の方へ向けさせ、唇をぺろりと舐めた。
ノレノレ-シュの肩が思わず震える。しかし、その一瞬後にはノレノレ-シュは男の舌をかみ切ってやろうと口を開いた。
だが逆に顎をとらえられ、口を閉じることも出来ないまま口内を嬲られることになっては反撃の意味がない。
「んぅ……あぁ……はぁ……」
くちゅくちゅとぬれた音が倉庫に響く。しかし、ノレノレ-シュはそれを意識できる状態にはなかった。
上顎を擦られ舌を絡められ歯列をなぞられると、ファーストキスさえ初めてのノレノレ-シュには抵抗することすら出来なくなった。
意識の奥でスザクの顔がちらつく。
助けて欲しいと願っているその無意識下のあらわれか、もはやノレノレ-シュが縋れるのは、
自分をいつも助けてくれていたスザクのみとなっていた。
キスの間も男の手は休むことなく動き回り、耳やうなじなど、ノレノレ-シュの思ってもみなかった場所から快感を拾ってゆく。
ただし、決してノレノレ-シュの雄にふれることはしない。
もどかしいほどゆっくりと丹念に快感を煽っていく指に、ノレノレ-シュの方が焦れてしまう。
ノレノレ-シュが自分でするときには、直接的な刺激のみだ。
それに比べて回りくどく外堀を埋めていく男の行為に、ノレノレ-シュは自分で気づかないうちに腰をくねらせ快感を拾おうとし始める。
「……くくっ」
その時、男がノレノレ-シュの耳元で喉を鳴らした。
びくっと身体を竦ませたノレノレ-シュは我に返ると、絶望的な気持ちになった。
なんだこれは……。自分はこんな犯罪者相手に欲情しているというのか……!
ノレノレ-シュは自分の身体が、まるで自分ものではないような感覚に囚われた。
ただいいように扱われているだけだというのに、ノレノレ-シュの身体は本人の意志とは裏腹の反応を示す。
膝から力が抜け、男の支えと腕の力のみでぶら下がった状態になった。
その時、男の指が下に降りてくると、初めてノレノレ-シュ自身に触れた。
「ああああっ!」
ただ指先で鈴口をグリグリと刺激されただけなのに、知らずはち切れんばかりになっていたノレノレ-シュのそれは
あっけなく男の手に白濁を吐き出してしまう。

更に惨めな結果を突きつけられ、ノレノレ-シュの眦からは涙が溢れ出た。
こんな……こんなことがあっていいのか。夢ならどうかさめてくれ……、ノレノレ-シュはそう思わずにはいられなかった。
しかし、その震える肩、喉の奥で堪える嗚咽は、見るものによっては哀れみを誘うが、
この男にとってはノレノレ-シュの艶をさらに際だたせ、欲情させることにしかならなかった。

男はなかば放心したノレノレ-シュの片足を持ち上げると、ノレノレ-シュが無理な体勢になるのも構わず己の肩に乗せた。
「くぅっ……もう……やめろ…っ……」
捻られた身体が悲鳴を上げる。
しかし、男はそんな言葉に耳を貸すはずもなく、ノレノレ-シュが放ったものを奥へと塗り込めていく。
「うっ……気持ち悪い…やめてくれ……」
ぬめりに助けられて男の指が抽送し、ぬちぬちと音を立てる。
ノレノレ-シュは快感を感じるどころか、恐怖で竦んでしまっていた。
やがてノレノレ-シュに入れられている指が二本になり、入り口を広げるためにいやらしく動き回る。
その時、男の指が中のどこかを掠め、ノレノレ-シュは快感とも何とも言い難い感覚を感じ、一瞬身じろぎした。
男はそれを見逃すことなく感じ取り、指を更に増やしてノレノレ-シュの中を探った。
入れられた指がその箇所を押し上げ、刺激し、ノレノレ-シュは初めて味わう快感に震えた。
「……っ……っ」
これ以上惨めになりたくない。その一心でノレノレ-シュは声をかみ殺す。
しかし男はあざ笑うかのように、ノレノレ-シュのものを口に含み舌で嬲った。
初めて口内で刺激されたその感触に、ノレノレ-シュはなすすべもなく溺れてゆく。
「ひぁ…っ! あぁうっ! あ、あぁ、や、やめっ……っ」
後ろを刺激され、前を嬲られ、とうとう抑えきれなくなった声が堰を切って溢れ出ると、
ノレノレ-シュにはもう声を押さえることすらできなくなった。
「あっ、あぁあああっ! んっ……んんっ、く……っ」
二度目の射精を男の口内で迎えると、ノレノレ-シュはもう何度目か分からない絶望感に襲われた。

自分はどこまで堕ちるのだろう?
無理矢理されているだけなのに、レイプされているはずなのに、与えられるのは快感のみ。
そして自分はその快感にあらがうことも出来ず、ただ流されるだけ。ノレノレ-シュはその事実に打ちのめされる。
「クッ……」
そして、ノレノレ-シュが快楽にのまれた瞬間、男は嗤うのだ。『それみたことか』と嗤う男の声が聞こえた気がした。

男はまたノレノレ-シュの後ろを執拗に嬲り始めた。ノレノレ-シュはもはや抵抗する気力さえも失っていた。
男がリング状のものを取りだし、ノレノレ-シュ自身に嵌めても、無感動にまぶたの裏の暗闇を見つめていた。
それでも、男がジッパーを下げる音を耳にすると、我に返って身を固くした。
今更どう足掻いたって逃げられやしない。しかし、いくら自暴自棄になったと言っても恐怖心が無くなるわけではない。
ノレノレ-シュは未知の恐怖に身体を震わせ、硬直させた。
男のものをあてがわれた瞬間、ノレノレ-シュの体中の細胞が音を立てて竦み上がり、歯がカタカタと音を立てる。
男は萎えたノレノレ-シュのものをつかむと、性急にしごき始めた。
他人から与えられる快楽を知ったばかりのノレノレ-シュの身体は、また素直に反応してしまう。
そして、力の抜けた瞬間、男は後ろからノレノレ-シュを一気に貫いた。
「ぅあああぁっ……!」
ノレノレ-シュの放ったもので男自身をぬめらせていたのか、驚くほどスムーズに挿入された。痛みも全くない。
ノレノレ-シュは簡単に受け入れさせられた自分自身に驚きを隠せない。
あまりにもあっさりと男を飲み込んでしまう自分の身体を、もう捨ててしまいたい……。
目隠しは涙でじっとりと湿り、溢れ出た雫が頬を伝う。その涙が悔し涙なのか、
快感によるものなのか、ノレノレ-シュにももう分からなかった。
「んぁっ……っ……あぁああっ、も…もう、や…っ、……はぁっ、くう……っ」
ノレノレ-シュの口からは、嬌声がとどまることなく溢れ、口の端からは唾液が顎を伝って床に染みを作っていた。
繰り返される律動は確実にノレノレ-シュの性感をとらえ、ノレノレ-シュはあっという間に追い詰められた。
だが、男の手によって嵌められたリングがノレノレ-シュ自身を戒め、どんなにイきたくてもイけない。

今まで以上に屈辱的な時間がこれから始まるのだということを、ノレノレ-シュは悟らざるを得なかった。
男の動きが早まり、最奥を突いてノレノレ-シュを責め立てる。
「あぁっ、あぁん、ああっ…、も…許し……は…あああっ!」
しかしどんなに懇願しても、男は律動をやめるとはなく、ひたすらノレノレ-シュをえぐるように突き動かす。
「おっ、おね…お願い……あぅっ…だから、イか…イかせ……んんっ…てっ……外して、くれ…っ!」
ノレノレ-シュがどんなに言葉を尽くしても、男は我関せずと、ただひたすらに腰を動かす。
まるでノレノレ-シュの願いを聞いていなかったかのように、ノレノレ-シュの顔を後ろに向けさせ唇をむさぼる。
快感と苦痛と屈辱とがない交ぜになったノレノレ-シュは、もう抗うことなく舌を絡める。
「ん……は…っ、外して……あうっ、外し……お願い……もう、あぁぁぅ、苦し、あぁっ」
ノレノレ-シュの口から漏れるのは、嬌声と、懇願の言葉だけ。
それ以外の言葉を忘れてしまったかのように、ひたすら喘ぎ、懇願し続けた。
自ら腰を揺らし、蕩けた口調で懇願してくる様は、この上もなく淫靡だった。
絡める舌も、頬を伝う涙も、朱に染まる肌も、まるでこうなることが必然だったかのように美しく、
男を捕らえて放さない。
そして男が最奥に精を叩きつけると、ひときわ高い声を上げてノレノレ-シュが啼いた。
ノレノレ-シュはイかせてもらえない苦痛を感じながらも、やっとこの責め苦が終わったのか…と安堵した。

だが、男は息をつくと、再び動き始めた。
「まだ……する、気…なの、か……」
ノレノレ-シュは顔を歪ませ、思わず声に出していた。
イかせてもらえないノレノレ-シュは、やっと快楽の責め苦から解放されると思っていたのに、
また先ほどの混沌に逆戻りだ。
いい気なものだ、とむしろ怒りさえ感じる。
だが、イイところを責められれば、なし崩しに煽られ、また喘ぎが漏れる。
両手が痺れ、喉は渇き、それでも抑えきれない声が倉庫にこだまする。
「あぁっ…くっ……あぅっ」
男の手が容赦なくノレノレ-シュのものを扱く。ノレノレ-シュは快感にむせび泣きながら、また懇願するしかない。

「あぁ……も、う、やめ…、助け……うぁっ、あぁっ…っ、スザ…クっ……」
ノレノレ-シュは脳裏を掠めるスザクの姿に、無意識に助けを求めていた。助けて欲しい。
この悪夢から救い出して欲しい。
その声に、男は急に動きを止めた。他の者の名を口にしたことに怒りを感じたのだろうか?
ノレノレ-シュはこれ以上酷くされるのではないかと怯えた。
だが、男はやがて何事もなかったかのように再び動き始めた。それも、前以上に激しく。
「あっ、あう、あぅっ…はぁうっ……も、無理……ひっ、あっ、あぁっ!……」
何度も突かれ、前をしごかれ、鈴口をえぐられ、痛みと激しすぎる快楽の中で、
ノレノレ-シュは悲鳴じみた声と助けを求める声しか発することしかできなかった。
意識が闇へ沈んでいくその瞬間も、ノレノレ-シュは頬を濡らして啼いていた。

苦しい……。

目を開けようとして開くことが出来なかったノレノレ-シュは、自分の置かれている状況を思い出した。
……夢なら良かったのに。あんな悪夢でも、それが現実でなければ忘れられる。
だが、ノレノレ-シュの身体は相変わらず快楽の責め苦にあっていた。体勢だけが、先ほどとは違っていたが。
気を失っている間に、横たえられていたらしい。両手の拘束は未だ解かれてはいなかったが、
両手にかかる体重の負担が減っただけでも多少マシになったように感じられた。
股や尻に感じる濡れた感触と先刻以上にジュブジュブと聞こえる水音に、
ノレノレ-シュは自分が気を失っている間も男は構わず犯し続けていたのか…と、男の自分への執着が怖くなった。
男はノレノレ-シュが意識を取り戻したことに気づき、また愛撫を始めた。
耳に舌を入れられ、前をしごかれる。それだけで、ノレノレ-シュは音を上げた。
無理矢理つながされた身体は疲弊しきり、突き上げられ愛撫を施されれば、
かすかに残っていた思考能力もすべて吹き飛んでゆく。
「も…イかせて……、あうっ」
何度目だろうか、ノレノレ-シュは喘ぎの中、掠れた声で懇願した。
男の手がノレノレ-シュのモノに触れ、ゴム状のリングを外した。

「あああああああああぁっ!」
解放されたノレノレ-シュは、身体を震わせ今まではき出せなかったもの全てを出すかのように、
ひたすら吐精し続けた。
すさまじい快感に、ノレノレ-シュはぐったりと身体を弛緩させた。
男の手がノレノレ-シュの腹に放たれた精液をすくい取ったかと思うと、
男は自身をノレノレ-シュから引き抜き、ノレノレ-シュの口へ精を放った。
とっさのことに反応が遅れ、吐き出そうとしたときには口と鼻を手で塞がれていた。
男の手にすくい取られた己の精液と男のそれが、口の中いっぱいにたまる。
飲み込めということか…と、新たに屈辱を感じたが、それも今更だ。
反抗する体力すら削り取られたノレノレ-シュは、それを飲み込むしかなかった。
渇いた喉には、それすらも潤いになったのか、喉の引き攣れが、少し収まった気がした。
何という皮肉だろう、とノレノレ-シュの目には、また涙が溢れた。

やがて男が身を離すと、ノレノレ-シュの耳に衣服を整える音が聞こえてきた。
やっと解放される……。起き上がる気力すらわかなかったが、
それでも解放されると思えば力を奮い立たす気にもなりそうだった。
そのノレノレ-シュの耳に、シャッター音と電子音が耳に響いた。
何かの機材を片付ける音、携帯端末を打つ音、その後に耳に飛び込んできた
「送信が完了しました」というガイダンス音声……。
これで終わりではないのだ、と男は告げているのだ。

「は、はははははっ。あははははははははは……」

ノレノレ-シュは、渇いた笑いを上げることしかできなかった。
そんなノレノレ-シュの姿を、その男──狂木朱雀だけが見つめていた。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ お目汚しスマソ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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