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タイーガ オヤカタ様×隻眼軍師

先週放映分に萌えまくってしまった……
リバでも読んでいただけるようにしたつもりです。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

灯心の頼りないあかりの元、カンスケはその背を荒波のごとく弾ませていた。
なめし革を思わせる肌、そこへ縦横に走る古傷。
けして見目のよい、手触りもよい代物ではないはずが、若き主君は醜き傷跡の一つ一つ残らず
愛おしゅうてならぬと口づけてくださった。
もう幾度、その若さに翻弄され精をほとばしらせたか。
もう幾度、まばゆいばかりの情の熱さに焦がれ死にますると口走ったか。
「お許しくだされ、もうそれがしは精魂尽き果ててございまする」
「ならぬ、ならぬぞカンスケ」
昼間とは異なる、睦言めいた口ぶり。カンスケはそれだけで背中の産毛がぞわりと逆立ってしまった。
うなじにほつれた毛をかきあげられ、手を重ねられ、指を絡められた。
誘いの手管と、わからぬカンスケではなかった。
「お屋形様……お許しくだされ、ご勘弁くださりませ」
「何を申すか」
若き主君は闊達に笑い飛ばした。
「わしは未だ、カンスケの奥義を知り尽くしてはおらぬぞ」
低められた囁きと供に、主君の躰が背におおいかぶさってきた。
太股の裏に押しつけられた、炎の如く熱く逸った陽物。
「夜明けはまだまだ先ぞ。さあカンスケ……」
主君に無精髭の残る顎先を舐められ、カンスケは武骨な目元を染めた。

「誠に造作をかける」
明け方まで事を励み、カンスケの足腰は役立たずになっていた。
若き主君の手配りで迎えを差し向けて貰わねば、カンスケは屋形に帰参することすら覚束なかっただろう。
しかし、先代よりタケダ家に仕えるイタガキは迎えに馬でもなく輿でもなく、大八車を用意したのだった。
カンスケは指一本も動かせぬ疲労を抱えたまま、大八車に大の字になっていた。
ゴロゴロと石を踏みしめる大八車は乗り心地も悪いが、それ以上に道行く者の好奇の目にさらされる。
これでは生き恥だ。そもそも躰中にちらされた跡が袖口や襟元からちらちら見え隠れするのも気恥ずかしい。
ばーーーーか、とののしりたいのはこちらだとカンスケは心中で毒づきたくもなる。
「しかしだな。おぬしも不惑を越えておるだろう。
もう若うはないのだから、ほどほどにせぬか。ほどほどに!」
「は」
なにもかもが、このイタガキにはお見通しらしい。
それ以上に、若き主君との夜もどうやら認められたらしい。
その面はゆさに、カンスケは小さく頬をかいた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
元ネタ提供くださった方々に感謝。
さて次回はどんな萌えが待っておるかのう!武者震いが(ry


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